豊中市ブログ「マチカネくんのとよなか草子」マチカネくんと魅力文化創造課職員が、豊中のさまざまな魅力を紹介していきます!

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きむらとしろうじんじん野点 in 曽根 萩の寺公園

2022年01月04日 | きむらとしろうじんじん野点レポート

11月28日(日)    

きむらとしろうじんじん野点 in 曽根 2日目は阪急曽根駅から北へ4分の萩の寺公園で開催しました!

ぐっと冷え込んだ秋晴れの朝、9時からサポートスタッフさんに集まっていただいて野点の準備が始まります。

  

窯を積んだリヤカーも、お客さんに絵付けをしてもらうお茶碗も、雨が降った時のためのテントも、野点に必要なものすべてが車からどんどん運び出されていきます。じんじんさんが野点を始めた20数年前から、変わらずずっと大事に使われてきた道具たち。

「前の現場のスタッフが丁寧に片づけてくれたから、今日、ここで無事に野点が開催できます。適当に扱わないで、わからなかったら、1人で解決せんと、詳しい人に聞いてくれたらええからね~。」とじんじんさん。

勝手知ったる人も、初めての人も交ざって作業してもらう。こうしてサポートスタッフさんに豊中野点にかかわってもらっていることに、あらためて感謝です!

 

何にもなかった公園はみるみるうちに野点の会場へと変貌を遂げて、朝早くからたくさんのお客さんに来場いただきました。

お茶碗を選んで、色を選んで、出来上がりをイメージして・・・思いおもいの絵付けをするお客さん。

釉薬が固まらないように混ぜたり、絵付けのポイントをお客さんに説明したり、スタッフさんも大忙し!

 

こちらは絵付けが終わって、窯入れを待つお客さんのお茶碗。

一度に窯に入るお茶碗には限りがあるので、焼き上がりを待つ間は曽根界隈をお散歩したり、豊中野点ならではの楽しみ方、妄想屋台集団JINJIN'sに参加したりしてもらいます。2日目も様々な屋台が出店していて盛り上がっていました!

 

~妄想屋台集団 JINJIN`s~

くるくる工房

             

木の枝に毛糸やリボンをくるくる巻き付けて、思いのままに工作する屋台。大人も子どもも夢中になっちゃう!材料は自分で選べるので小さいものから大きいものまで個性豊かな作品がたくさんできあがりました。

 

占いキツネ☆こんこんこん

  

昨年も人気だったタロット占いの屋台!キツネのお面とかわいらしい衣装がトレードマークのこの屋台は、始まる前から長蛇の列!?

みんな悩みや相談事、いっぱいあるのね~       

 

日本髪べんきょう処

 

連日出店してくださったお化髪(おばけがみ)こと日本髪を結ってくれる、または結い方を教われる屋台。

それに、着物のハギレでお針子体験できちゃう屋台。野点には、日本髪と着物がよく似あいますね!

 

ヘッドフォンの中身がKNSN~気になってしょうがない~

音楽好きの店主がヘッドフォンをつけてる道行く人に、「今、何聞いてるの?」と声をかけて音楽談義に花を咲かせる屋台。この日は、三線を弾いたり、音楽をスピーカーから流したりして子どもたちと戯れる屋台となっていました~ 

 

ブラコボリ

    

豊中市教育委員会の学芸員小堀さんが曽根の歴史と地形をご案内してくれる屋台。高低差が多い曽根ならではのお散歩は一周一時間半。参加者からは、「いやあ、知らないことばっかりで勉強になりました」「いつもの町が違って見えました」と大好評!

 

にがおえ としさん

  

いつもふらりと表れて会場にいる人の似顔絵をゲリラ的に書いてくれる似顔絵やさん。としさんの手にかかると、みんなピュアなこどもにもどったみたい!

 

まちゃみんち with Café boom 

頭にふっと浮かんだ言葉をかき集めて旗をつくる、「まちゃみんち」と、

普段はカフェとお店を切り盛りしているというcafe Boomさんのフリーマーケットも飛び入り初参加してくださいました。

 

                        

 

お昼間の野点も素敵ですが、日が落ちてからの窯出しも雰囲気を変えて楽しめます。

  

800~900度の窯から引っ張り出されたお茶碗は紅く燃えて、少し透き通ったように光ります。

窯出しのたびに「キレイ~!」と声があがってスタッフもじんじんさんもにんまり。時間に余裕のある方はゆっくり絵付けをして日暮れ後の窯出しを見てみるのもおすすめです!そこから、もう一度お茶碗を還元バケツに入れて燻して発色させ、最後のみがきの作業を終えたら完成です。

たっぷり塗った釉薬がお茶碗の肌を流れていって、最後に棘になっている場合は危ないので、スタッフが丁寧にやすりをかけて仕上げています。

出来上がったお茶碗を見ながら、「去年も同じ形で絵付けしたの。だからもう一つ欲しくなって今年も来ました」とおっしゃる方や、「鳥取ではお茶碗がなくなってしまってね、聞いたら豊中でもやるって教えてもらったから来ちゃいました」とおっしゃる方も。

じんじんさんの野点をきっかけに、初めて豊中に足を運んだという方は、これまでの8回でどれくらいいらっしゃるでしょう。お茶碗が売り切れで絵付けができなかったお客様には大変申し訳なかったですが、また次の野点を楽しみにしてもらえたら幸いです。ご来場いただいた皆さんありがとうございました!

さらに2日間の野点の現場を支えてくれるサポートスタッフのみなさんと、一緒に現場を盛り上げてくださる妄想屋台集団JINJIN'sのみなさんにも感謝をお伝えしたいと思います。ありがとうございました!!