11月26日(土) 豊中野点 in 庄内2日目 会場:幸町3丁目公園
引き続き、豊中野点 in 庄内の2日目の模様をレポートいたします!
雲一つない真っ青な空の下でスタートした野点2日目の会場は、隣接する三角屋根のお店「ビストロベン」が目印の幸町3丁目公園です。
スタッフさんとのまちあるきのときから野点と妄想屋台がぴったりはまりそう!と一押しだった会場。この日は朝からお天気に恵まれ、ぽかぽか陽気の中お客さんもゆったりと野点と妄想屋台を楽しんでくれたようです。
11時半ごろ、お茶碗の絵付けの受付が始まりました。写真は18種類の素焼のお茶碗が並んでいるところと、お客さまを待ち受けるスタッフさん。昨年絵付けをしたお茶碗と同じ形を選んだり、親子でお揃いにしたりとお客さんによって好みもさまざまです。
お茶碗が決まれば、野点スタッフに釉薬の特徴や絵付けのポイントについて説明を聞いて、さっそく絵付け開始!一色だけを使って絵付けをする人もいれば、色とりどりの釉薬を使って絵を描いたり名前を書いたりする人いて、十人十色の絵付けが面白い!
交通量の多い道路に面しているため、道行く人も足を止めていつもと違う街の風景に興味津々です。
【豊中プチ妄想屋台 2日目 】
1日目同様に、二日目も野点の隣に6つの妄想屋台が出展されました。個性的な妄想屋台を紹介したいと思います!
なんちゃって銭湯 そうぞうの湯
豊中市と包括協定を結ぶ大阪成蹊大学芸術学部 表現教育コースの学生さんが企画制作してくれた妄想屋台です。11月26日は「いいふろの日」にちなんで、想像(創造)銭湯を開いてくれました。
湯船、洗い場、サウナを通って奥まで進むと、お風呂の神様も出現して子どもたちは大はしゃぎ!!番台でもらった「そうぞうの湯オリジナル手ぬぐい」を片手に、お湯に見立てて落ち葉が溜められた湯船で混浴(想像の中で)しながらコミュニケーション!木札のカギの靴箱や、湯上りにはかかせないコーヒー牛乳まで出現する本格的な妄想銭湯屋台に絶賛の声続出でした。
番台さんの後ろには男湯、女湯へと誘う暖簾がかかっています。
細部まで再現された洗い場! そして落ち葉が敷き詰められた大きな湯船でおしゃべりできるのが銭湯のいいところ・・・
巨大な絵本と、リヤカーの屋根をデザインしてください屋台
樹々のミドリに映える巨大な絵本と、妄想次第でどんな屋台にもなれる「リヤカーの屋根を自由にデザインするお絵かき屋台」も登場!色鉛筆の豊富さに子どもたちが大喜び!!お姫様が住んでいる移動するお城や、恐いお化けが住んでいるお屋敷、たこ焼き屋さんなど自由な発想で屋台をデザインしていました!
ストーンアート 大理石に描こう屋台
毎年参加してくれている野点サポートスタッフさんが出展してくれたのは、タイル大の大理石にアクリル絵の具で自由に絵を描いてお持ち帰りできちゃう屋台。建築資材として使われている大理石を切り出す様子の写真の展示もあって興味深い!
集団似顔絵屋さん
モデルさんを囲んで複数の画家が同時に似顔絵を描く屋台。いろんなタッチの似顔絵が一斉に出来上がるということがウリ!ペンや色鉛筆で写実的なものもあれば、漫画のようなタッチのものもあって、描いてもらった方はきっと今日のいい記念になったことと思います。
チリモンをさがそ!図鑑で親もさがそ!
チリモンってご存知ですか?チリメンジャコの中に混ざっている小さなタコやエビなどのチリメンモンスターこと「チリモン」を探してみる屋台。思いがけないお魚の幼魚が見つかることもあるらしいです。風が吹いたらチリメンジャコと飛ばされるのでは!?と心配しましたが、参加者はみんなピンセットとルーペを手に真剣な表情でちっちゃなモンスター探しに夢中でした。
子どもお茶席「ともだち茶屋」
23日に続いて出展してくださった、子どもたちが亭主をつとめるお茶席屋台。野点で絵付けをしたマイ茶碗を持ち込んでもOK!成蹊大の学生さんたちも、お風呂屋さんの法被姿のまま、お茶席に遊びに来てくれたようですね。赤い毛氈の上に並んだお茶碗から、お気に入りを選んでもらってお茶を淹れてくれるスタイルがヒット!たくさんのお客さんに、お茶を飲んでほっこりできる空間を提供してくれました。
妄想ダンボール
こちらも両日ともに開催してくれたくるくる織物の屋台。23日に作った作品を持参してきてくれたリピーターさんも!!公園の遊具に上手に飾り付けをして遊び心いっぱいの妄想屋台に仕上がっていました。
こちらはお茶碗焼きに集中のじんじんさん・・・すらっとした長身に纏う真っ赤なドレスが青空に映えますね!!
窯詰め、窯出し、その合間にはお抹茶を点ててお茶席でお客さんにおもてなし。この日はじんじんさんの今年の野点ツアーの最終日ともあって、日暮れになってもお茶席にはお客さんが絶えませんでした。
すっかり日も落ちたころ、最後のお茶碗を磨き終え、お客さまにお渡しして今年の野点が終了しました。撤収が完了するまで、ひとつひとつ丁寧に作業をしてくださったスタッフの皆さんのおかげですべて無事故でおえることができました。本当にお疲れ様でした
そしてこの会場で野点を開催するにあたって、いろいろとお世話になった三角屋根のお店「ビストロベン」のマスターにも心より感謝申し上げます!!
「ずっと外にいたら寒いだろう」と淹れてくださったコーヒーのおいしかったこと!!ありがとうございました
素敵なマイ茶碗を手にしたマスターの笑顔がまぶしいです
最後にじんじんさんをはじめ、説明会、まちあるき、本番とご参加いただきましたスタッフのみなさんに心から感謝申し上げます。
ありがとうございました