
本棚の整理をしていたオットが、「こ初々ちゃ~ん、いいもの出てきたよ~。」と言って持ってきたのがこの「ピーターラビットブック全9冊」。まだ独身のころに「これはいつか必ず必要になるに違いない」と確信して買っていたそうな。そしてその確信は今このとき現実のものとなり、こ初々さんはこのピーターラビットの絵本がことのほか大好きなんです。「箱入り」というのもミソで、「箱をあける」というのが俄ブームであるということもあり、箱をあけて出してはしまってという一連の動作も楽しんでいます。しかしそれは別としても、毎日「これ読んで」と何回も読まされる(あまりにも何度も読めと要求されるので、こちらとしては「読まされる」というのが実感として近い・・・)ばかりでなく、しょっちゅう「自分で」声に出して読んでいます。よくよく聞いていると、「あるところに・・・いました。」「ピーターラビットが・・・しました。」「これは・・・と思いました。」なんていうふうに、まるで文章を読んでいるかのよう。しかしもちろん一文がフルで読まれることはなく、「・・・」と抜けるんですよねぇ。きっと文章の始めと終わりが強調されて聞こえているのでしょうね。
とにかくこ初々さんは絵本が大好き。一人目の子どもですから、「子どもはみんなこんなものなのかな」と思っていたのですが、どうもそういうわけでもないようで、こ初々さんの絵本大好き度はダントツみたいなのです。オットが「一日に何冊(何回)読むか数えてみたい」と言っていましたが、とても数えられるような回数ではなく、ヘタしたら一日に50回くらい読まされている(ごめんよ)かもしれません。買い物へ行っても「ご本みたい」と行って本屋に駆け出していき、ハハが雑誌を立ち読みしている間ずっと一人で楽しそうに絵本を読んでいます。この絵本好きはこの子の個性なのか、それとも本好きの両親から知らず知らずに影響を受けてしまっているのか・・出来れば前者であって欲しい、と願ってしまうのは私だけでしょうか。

長新太の「ブタヤマさん」シリーズもおそろしく好き。「ブタヤマさんたら、ブタヤマさん」なんてどうという話でもないのですが、こ初々さんに限らず小さい従兄弟たちもみんな熱心に聞いてくれますね。何が子どもをそれほど惹きつけるのかは分かりませんが、これは故河合隼雄先生も大好きな絵本のひとつだそうです。しかしキャベツくんが出てくるシリーズなんて、「あのね、おなかがへったんだ。キャベツ、おまえを食べる!」とブタヤマさんがお友達のキャベツくんにつかみかかったり、ブタが丸ごとトンカツにされてブタヤマさんとキャベツくんの前にやってきたりしてしまう、ものすごーくシュールな物語展開になっていて・・・絵本としてほとんど成立していないかのようなんですが、こ初々さんにはとっても人気。「おやすみなさいの前に読む限定3冊」の中に、かなりの頻度でくいこんでくる絵本たちです。
いやこう書いていると長新太をけなしているようですが、私もオットも彼の絵本が割と好きです。ちょっと文章が読みにくい(音読していると時々つらい)ところがあるのですが、でも読んでいると「うっそ~!」と思ったり「そうくるか!」と感心したり。一方音読していて心地いいのは、なんといっても谷川俊太郎さんの絵本と荒井良二さんの絵本。谷川さんの文章は「日本語として美しい」ばかりでなく、やっぱり声に出して読んでもスムーズなんですよねぇ。もうそれは本当に驚くくらい。そして一見荒井さんの文章は「文法が絶対おかしい」というところが多々ありますが(助詞がなかったりね)、声に出すとリズムがよくて気持ちのいい文章を書いておられます。これまた不思議なのですが、そういう文章が書けるって素敵だなと思います。

これは完全にハハの趣味で買ったのですが、こ初々さんも何故かお気に入りの一冊になりました。絹の糸がどのようにして出来るかというような教養絵本で、まだこ初々さんにはチンプンカンプンのはずなのですが、「かいこ読んで」とよく就寝前に持ってきます。少し前にブックオフで105円という破格で売られていたものを購入してきたのですが、このほかに「おこめ」「かんてん」もあっていずれもこ初々さんは好きなようです。不思議だなぁ~。
みなさんの子どもちゃんは、どんな絵本を読んでおられますか??