漫画家の小日向アユコ(本名・佐々岡鮎子)は30年ぶりに
高校時代を過ごした岡山県にやってきた。母校の女子高で講演会をするためだ。
講演会前々日、この機会にと高校の同級生たちが同窓会を開いてくれた。
そこでアユコは30年ぶりに親友の武美と再会する。武美は母校の教師になっていた。
アユコを招いたのも武美だという。
実は30年前、アユコと武美には忘れられない思い出があった。
1980年、岡山――。東京から引っ越してきたばかりの佐々岡鮎子は
クラスに友達がいない。心の支えは、かっこよくてギターもうまい大学生の彼、
ヒデホくんだった。ところが、二人を主人公に描いた恋愛マンガを、
クラスの秋本武美に見られてしまう。美人で勝気な武美に、
鮎子はいつもからかわれていたのだ。しかし、武美は物語の続きを読みたがって……。
かけがえのない友だちに会いたくなる、感動の物語。
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2014 9/4 読了
公開は来年2月。
足立梨花&優希美青ちゃんのW主演で映画化されるんですねー。
うっすら記憶にある岡山の街並みで繰り広げられる、アユコと武美の
甘酸っぱい青春物語。完璧過ぎる男・ヒデホはまさに少女マンガの
主人公そのもの!そりゃ憧れる気持ちはわかるけど、そんなヒデホと
アユコのそれこそ少女マンガな展開の恋の物語を信じ込み、
友達の彼でありながら恋してしまう武美の何と素直な事・・・
勝気で大人びた武美だけど、意外に純情なのねーと・・・
そんな武美に対して、本当の事を打ち明けられないアユコの気持ちも
わからんではないけど、早く真実を語れば良かったね。
そんな二人の30年ぶりの再会に喜んだのに、何でこんな悲しい展開…
と、ちょっとモヤモヤが残る結末でした。
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