M*log

  

友人は恩人

2009-01-18 | ●M*log ・・・ 

「つらいよ・・・」

深夜、弱音を吐いた。

相手は、今回の一件で『友人』から『恩人』になった人。
間髪を容れずに、言ってくれた。
「今から会おう、会える?」


―彼女は数日前、私がいちばんつらかった日にも、夜な夜な
 そばにいてくれた。

泣いて泣いて、ろくに話すこともできなかった私を
アールグレイの湯気越しにじっと見つめて
嗚咽にまじって時々やっと聞き取れる程度の話にも
ていねいに頷いた。

すきをみてかけてくれる言葉の一つ一つに意味があって
言葉ひとつごとに、私の心は軽くなってゆく。
 
彼女はカウンセラーの資格をもっている。
けれど、その『素晴らしい資格』以上に、『人間として』素晴らしく
心から尊敬し、信頼できる存在。
しばらく海外に住んでいたけれど、少し前にこちらへ帰ってきた。
こんな友人をもつ私は、例え今現在どうであれ、幸せものに違いない。
 
もしも彼女がいなかったら・・・・・・。
そう思うとぞっとする自分がいる。


会おうといってくれたけれど、もう深夜だった。
今から・・・は、さすがに。

で、電話で話を聞いてもらった。

「なんかね、ご飯も食べられなくなっちゃったみたい・・・あはは」

「あははじゃないでしょう」

「ごめん」

「さては生キズ・・・やったね・・・自分でやったね?」

心もキズをし、血を流すんだってこと、彼女が教えてくれた。

見えないけど、今の私の心はどう考えても、大きなキズが口を開いて
どくどくと血が出ているらしい。


「また自分を責めて、傷口を『わざわざ』開いたんでしょ?」

「・・・」

「自分を大切にして、ってこの間言ったばかりでしょう」


彼女はあの日、私にいくつかの問題点を指摘してくれた。

自尊心が低いこと。自分を大切にしていない。

アイデンティティについて認識が希薄。

などなど・・・。

他にもたくさんあったが、ときどき英語で説明を受けたりしたので
うまく表現できない。

「別れは辛いものなの、絶対に。どんなに憎みあうような関係でも
 依存し合っていた存在が消えてしまうのは、誰しも心をえぐられる
 ような辛さがあるの。誰だってそうなの!」

「うん」

「それに、何も別れは、一方だけが悪いわけじゃないってのはわかるよね?」

「わかる」

「わかっててなぜ自分を責めるの? 自分で追い込むの?」

「・・・迷惑かけた、たくさん」

「自分を責めたら、何か変わる? 迷惑かけたこと。
 (たぶんまわりは、そこまで迷惑だなんて感じてないと思うけど?)」

「・・・」

「自分を大事にしてあげて、今は過保護くらいでいいと思うの」

「そうかなあ・・・」

「自分を大切にしないで、人を大切になんかできないよ」

「・・・・・・」


他にもたくさんの言葉をくれた。
それは、本当に、心にひびくものばかり。


       


長くなったので、続きは次回へ・・・

人間分岐点

2009-01-18 | ●M*log ・・・ 

お久しぶりです。

遅ればせながら、あけましておめでとうございます!(遅すぎ)
寒中お見舞い申し上げます。

今年もどうぞよろしくお願いします!


・・・さて、12月はとにかくいろいろなことがありました。


実は、12月中旬頃、彼とお別れしたのです。
(ブログにもたびたび登場していましたが・・・)
別々のみちを歩むことになりました。

今は前を向いて、気持ちも落ち着き、だいぶんもとの
私を取り戻してきたけれど、やっぱり2週間くらいは辛くて
泣いたり、落ち込んだり、ラジバンダリしてました。
(ラジバンダリって最近聞かないなー?)

11月くらいからけっこうモメて辛くて泣いたりしてたので
思えばその頃のほうが辛かったのかも・・・ですが。

やっぱりお別れの直後は、長年いっしょにいた、色んな感情が
存在が、思い出が、依存心が、情が・・・苦しめました。

そして・・・

まあ、ただの失恋ならまだよかったのかもしれないけれど・・・

職場や、周囲や、特に家族(両親)に結婚の話(報告?)を
してしまった後だったので、皆に迷惑がかかってしまったこと。
(まさかこんなことになるとは・・・)

『破談』ということになるのかな。

それから、周囲への釈明に追われ、それがとても辛かった・・・。


いちばん辛かったのが、12月下旬、職場で寿退社される方の
送別会があり・・・

なな、なんと、私は事前に幹事に決まってしまっていたのです・・・ぅぅ
(う~ん、まさかこんなことになるとは・・・で)

すごくどん底な気持ちを抱えつつも、何とか幹事はしっかり務めねば!
と、自分を鼓舞し、出来るだけテンションを上げました。

せっかくの寿お祝いムードを壊したくなかったので、その時までは
職場の人達に、別れた事実を隠していたわけで・・・。

その会で、次は私の『寿のお祝い』を誰が幹事するかという話題も
挙がってしまい・・・

ありがたいです、本当だったら嬉しくて絶対感動してたと思う。

が・・・

そのときの私・・・
『顔で笑って 心で泣いて』
という言葉がしっくりくる心境でした。

正直、きつかった・・・。
ちょっとその場から逃げ出したかったなあ・・・。

よっぽど、「実は私、別れちゃいましたーあはは」とか
口走りそうになったのを、ぐっとこらえました。


ま、私が悪いんですよね。

まだはっきり決まらないうちから、浮かれて
周囲に話してしまった事。軽率。


結果的に周囲にたくさん迷惑をかけてしまった。
そのことで、かなり自分を責めました。

責めすぎて、追い込んで、後に自分を陥れることに・・・。
これはまた別のお話です・・・。


 皆様、本当にご迷惑をおかけしました。
 そして、色々ありがとうございました。


勉強になったのは、こと『結婚』となると、恋愛中見えていなかった
シビアな問題が山積するということ。

二人だけの問題ではないんですよね。
そして・・・重要な、シビアな面での価値観の違いは致命的。


今は・・・これでよかったと思ってます!


これから、新たなみちを切り拓いていきます!
未知なる途を!



ちょっと暗い感じで新年の幕開けの更新になってしまったことを
お詫びします。

少し前まで、ブログ、やめちゃおうかと考えていました・・・。
でもあるきっかけでその考えは変わりました。

これからたくさん更新して、ブログを明るい空気に変えていきたいと
思います!

と、いいつつ、まだちょっとこの話題が続くかもね、うふ。(女々しい)



※ちなみに、彼が登場する記事・・・・・・悩みました。どうしよう・・・。
 でも、突然消すのも不自然だし、とりあえずそのまま残すことに
 しました。
 楽しかった思い出は、今も私にはかけがえのない素敵なものだから!
 とかいいつつ肖像権の侵害とかで訴えられたりして!?
 ま、万一訴えられたり(汗)気持ちが変わったらまた編集するかもです。