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※症例は患者様の同医済み.

「リハビリなんかしてどうなるのか!」がん患者さんの想い

2012-09-09 09:15:38 | がんと免疫
癌の告知は、ちょっと前まで烙印でもおされたような絶望感だったと思いますが、最近では、その感覚が若干やんわりしてきたような感じがします。
それは医学の進歩で必死の病ではないことと、三人に一人がなりうる身近な病気だからではないでしょうか。
これだけ増えると、「ついになってしまったか!」という反応になるのかなと思います。
 とは言っても「まさか自分が!」と落胆する場合がほとんどのはずです。
 癌の患者さんの中には「リハビリなんかしてどうなるのか!」と言われる方がおられます。もちろん癌がリハビリで消えるわけないですが、免疫力アップや廃用障害の予防のためです。しかし「死」というゴールに向かって歩かされている患者さんにそのような理屈は意味のないものです。
身の置き場のない患者さんと、それに対応を考えるスタッフ。
がんばれという無責任な応援
リハビリの成果をほめる理学療法士
血圧や体温はよいことを強調する看護師
スタッフが配慮しながら話す言葉はどれも悪くとられます。

 医師の中村仁一の著書で、「大往生したけりゃ医療とかかわるな」には、「死ぬのは「がん」に限る。ただし、治療はせずに。」と書かれてます。がんは治療をしなければ痛まないと豪語されてます。実際に治療せずにかなりの患者さんを看取ったそうです。過去にもこのブログで"がん"のことをそのような視点から書いてますが、中村先生の本で確信を得ました。

そこで自分の親だったらどのように言うだろうかと考えました。
「治療なんかしてどうなるの?」と聞き返します。苦しい治療や検査をやめるように促し、
「仏産がいつ死ぬか教えてくれたんだから、ありがたいことよ。計画を立ててやりたいことやればいいよ」
そして最後にこう言います。
「一番の親不孝は親より先に死ぬことだと教えられたから、親孝行できて僕は幸せだ」...かな?


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