朗報！がん治療に対して有効な新しい方法は、理にかなっている。

[がん治療、ニキビのアクネ菌でがん細胞減少　三重大が成功]という喜ばしいニュースがありました。
この手のニュースでは、遺伝子発見とか、新しい抗ガン剤とか、癌を科学的に抑圧する研究が多いのですが、腫瘍に移植されたアクネ菌に対して、白血球が集まりがん細胞も貪食するというもので、この研究は自らの免疫を利用しての内容です。
減感作療法やワクチン的発想でもありますが、ある意味、自然治癒力を利用した方法なので、東洋医学に近い方法とも言えます。
ただ、ニキビのアクネ菌をそのまま人間に移植した場合のリスクという問題が予想されますので、そのへんが心配です。

実はこのリスクがないのが東洋医学の中でも灸治療となります。
腫瘍部分に対してお灸をし、軽い火傷を人工的に起こし、その火傷を修復するまでに血液が集まるということです。血液が集まるということは白血球も集まるということになります。
実際、血液中の白血球は灸をすることにより増えることは実験済みなので、その相乗効果もあると思われます。
さらにHSP（HeatShockprotein）の研究により、熱による免疫力の増強がわかってきましたし、ガン細胞は熱に弱いということで徐々に灸治療の整合性が証明されているわけです。
、養生の灸というのがあり、ツボに灸をして、免疫力をあげる方法がありますが、これはツボの効能だけでなく、火傷による相乗効果もあります。
この養生の灸の代表的なツボを参考までに記しておきます。
ツボの位置はネットで検索してわかりますが、これはあくまでも標準的というか平均的な位置なので、個人差は当然あります。
メディアで○○に効くツボ」とよく紹介されてますが、実感がない人がほとんどのはずです。
実際に効くツボは症状によって標準点よりずれていますので、これを見極めるのが鍼灸師の腕となります。
ですから以下のツボは参考程度にしておいてください。

百会.身柱.肝兪.脾兪.腎兪.次りょう.澤田流京門（志室穴）、中かん.気海.曲池.左陽池、足三里.澤田流太谿（照海穴）、風池.天枢（澤田流 太極療法より）