SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

うっかり…

2023-12-20 08:29:00 | 日記



「カルメン」は
フランスの作曲家
ジョルジュ・ビゼ―が
書いたオペラです。

兵士ホセが
ジプシ―のカルメンに恋し
結ばれたものの
気まぐれな彼女に捨てられ
嫉妬に狂ったホセが
カルメンを殺す物語。

初演後
カルメンの歌う
「ハバネラ」が
ビゼ―の
オリジナルではないと
訴えを起こされたのです。

ビゼ―は無断借用の
意識はなかったのですが
かつてお付き合いした
「元カノ」が歌っていた
歌とリズムが
いつまでも彼の脳裏に
残っていたようです。

ビゼ―が27歳の時
14歳年上の女優兼歌手と
逢瀬を重ねていましたが
彼女の持ち歌が
「アイ・チキ―タ」でした。
作者不詳の中南米民謡と
思い込んでいたビゼ―は
「ハバネラ」として
使用したのです。

初演直後に
気付いたビゼ―は
楽譜に借用であることを
明記していましたので
お咎め無しには
なりましたが
ビゼ―自身は
事の顛末を
見届けることは
ありませんでした。

彼は3ヶ月後の
6月3日には
この世の人では
なかったのです。