宮本内科クリニックのせせらぎ

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講演会を終えて・・・

2008年06月25日 | 地域情報
去る6月21日(土)、講師に『シスター渡辺和子先生』をお呼びし、菊池聖母幼稚園の創立50周年記念の公開講演会が行われました。

大雨という悪天候の中、たくさんの方に来ていただき、これまで準備に携わってきた私たち役員一同、心から嬉しく感激しました。

本当にひどい土砂降りの雨でしたが、ちょうど開場の時間頃は、雨も少し小降りになり、天からの恵みのような気がしました。
ただ、遠方から楽しみにされていたのに、この雨で来ることができなかった方もたくさんいらっしゃったようで、その方たちには、本当に残念なことでした。

この講演会は、50年間という長きにわたり支えてくださった地域のすべての方々への感謝の贈り物として、園長先生が、何年も前から心に温めてきたものです。
今年度に入り、この講演会に向けて本格的に準備をし始めてからというもの、何度も何度も話し合い、打ち合わせに行き、幼稚園のシスター、先生方、役員一同、心を合わせて準備を進めてきました。

当日はお天気がよくなかったとはいえ、予定通り、素晴らしい講師の先生の心温まるお話を、たくさんの方々に聴いていただけたことに、心より感謝しています。

当日、私は光栄なことに、シスター渡辺和子先生のお迎えから控え室でのお時間など、係としてご一緒させていただきました。
初めてお会いする上に、有名な方とあって、とても緊張しながらお迎えにあがったのですが、そのお優しい雰囲気で、す~っと緊張が解けていきました。

柔らかい物腰と優しい口調で、時には冗談をおっしゃったり、お話をしていると温かい気持ちになっていくような、そういう素敵なお人柄でした。

ご講話も、わかりやすく、人として大切なことを、そして私たち子育て中の親へのメッセージをたくさん散りばめられた素晴らしいお話でした。

その中で、ひとつ印象に残ったお話を紹介したいと思います。

『恵みの呼吸』

天のお父さま
どんな不幸を吸っても
吐く息は感謝でありますように
すべては恵みの呼吸ですから


これは、シスター渡辺和子先生がご苦労をされている時、あるプロテスタントの牧師さまがくださった一枚の色紙に書かれていた詩なのだそうです。

不幸というばい菌がいっぱい入った空気を吸っても、すぐに愚痴を言ったりして吐き出さないで欲しい。ましてや増幅して他人まで不幸にしてしまわないようにしてほしい。その不幸や苦しみに感謝できる人になって欲しいという願いがこめられているというお話をしてくださいました。

これを実行するのは、本当に難しいことだと思いますが、いつかそういう人間になれるように、この言葉を忘れずに生きていきたいと思います