夏大会成績
2回戦 先発 7回 無失点 被安打2
4回戦 先発 7回 2失点 被安打8
5回戦 リリーフ 1 2/3回 10失点? 被安打7
まるで大富豪の都落ちや~
つまんないですね。はい。
通算大会成績
登板数8 (先発3 リリーフ5) 3勝 0敗
多くの人は0敗にかなりの疑問を覚えるでしょう。
試合の振り返りは他の3年がしてくれているので高3唯一の投手、トレチということでその立場から学んだこと伝えたいことを書きます。
まずは大会の反省と学んだこと
初戦は先制点をやらないこと、4回戦は負けている状態をつくらないことを意識した。大会で先発の一番の役割は常に勝っている、少なくとも同点以上で常にいられるようにすることだろう。
もちろんリリーフも同じことは言えるが、基本は劣勢の場面が多いだろう。その中での役割は味方が逆転するまで無失点で抑え続けることである。自分はそれが出来なかった訳だが、何が足りなかったかを考えるとリリーフするときに大切なのは肩の作り方とメンタル(集中力)の二つだろう。肩の作り方に関しては投げすぎないことが大事。時間が決まっている先発とは違い、投げようと思えばいくらでも投げられてしまう。ブルペンでの調子なんてものは球速はぐらいでしか影響しないのでフォームと球の掛かりの確認作業ぐらいに思う割り切りが必要。メンタルに関しては回の先頭打者は集中力をMAXにすることが大事。とくにピンチで出てきた回の次の回は集中力が落ちやすいので特に注意。
こんなところですかね。次の代でリリーフをする人がいるのかは分かりませんが、練習試合でリリーフの練習を出来ることは投手人数と試合数的にほぼないと思うので、この二つは覚えていて欲しいと思います。
いろいろ書いたがピッチャーで一番大切なのは切り替えと次のプレーへの集中です。エラーの後だろうが、三振の後だろうが、満塁ホームランの後だろうが次の打者を抑えなくてはいけないのは変わらない。だったら悲観的な振り返りは無駄でしかないので、過去は次に抑えるデータとのみ捉えてそれに対する感情は捨て、次に集中するのが一番得なんだと思います。
練習について
また主に投手についてですが、重要なことだと思うのは
・視覚と感覚との一致
・ブルペンの使い方
この二つ。
調子が崩れたときや制球が定まらない時は何かしらフォームがずれている。それを第三者的視線で捉えることが出来るようになると自己修正能力も人からのアドバイスを理解する力も格段に上がる。そのためには自分のフォームを撮影して見る作業を繰り返しすることであるが、かなり頻繁にすることをおすすめする。というのは、フォームというのは日々変わるので、視覚的フォームと感覚的フォームはすぐにずれる。だから自分の体がどう動いているのかを日々確認し、常に理解している状態にすべきであると思う。
ブルペンに関してはなにを向上させるためにやるのか目的をもってすることが重要。そしてただ投げるのではなく場面や打者などを設定して試合に近い状況で配球や狙うコースなど複雑化してやるのが一番大事だと思う。
怪我について
高1の腰痛に始まり、シンスプリント、肘の靭帯炎症、ハムの肉離れなど無傷状態がほぼなかった自分ですが、怪我を無くすのは難しくても減らすためにできることはあると思う。
特に思うことは2つ。ひとつは怪我の理由を考えること。ただ痛いだけでなく、なぜ怪我をしたのか、(フォームが悪いのか、準備に問題があったのかなど)怪我をする原因(腰痛だったら片側の筋肉だけが緊張してバランスが崩れているなど)を考えることで次怪我をしないための抑止力になると思う。
トレーニングについて
一年間トレチをやらせて貰っていろいろなこと教わったが、トレーニングがどうプレーに影響するのかを考えることが大事だと思う。そうすることで初めはあまり好きではなかった積極的に取り組めたし、トレーニングでプレーが向上したのを実感できればやりがいも感じられると思う。
あとWTについては回数をこなせている限りは毎回重さを2.5kgずつでも上げて、ダメだったら次また同じ重さでやる方がいいと思う。少なくとも怪我とかでない限り下げることはやめた方がいい。それぐらいしないと伸びないし、割とWTの回数は限られているので。
ここで3年間野球をやっていて一番響いた言葉を発表したいと思います。
ドゥルルルルルルルルルルル… ダン!
「過去の良い時を追い求めるな。それは選手の成長を止める。」です。
なんか響きませんか? 自分はこれを聞いたときすごく納得したのを覚えています。
いろいろ書いたがやっぱり一番は野球を楽しむこと、最後までやることだと思います。楽しい時間より苦しい時間、やめたくなることの方が多いかもしれないけど、そういう時こそヒット打ったことや三振を取ったことなどを思い出して努力を続けてください。過去に1,2がここまで活躍した代はなかなかないと思います。来年ベスト8以上に行くのを本当に楽しみにしています。
最後になりますが、最後まで安定感0で迷惑かけっぱなしだったのに使って下さった野村監督、ほぼ毎日練習を見て下さった大橋さん、トレーニングに関わらずいろいろな野球の知識を教えて下さった小池さん、私学戦の時はエース論、今年はストレートの重要性を教えて下さり、試合直前まで調整に付き合っていただいた芦田さん、私学戦から3年以上ピッチングやフィールディングなど様々なことを教えて下さった樋口さん、毎試合投球を見てアドバイスをして下さった田実さん、他にも駒宮さん、篠崎さん、岩本さん、中学の時にお世話になった北村さん、片山さん、その他にも練習や大会中応援に駆け付けて下さった多くのOB皆さん、顧問としてやそれ以外でもいろいろ支えて下さった高野橋先生、東先生、赤間先生、そして両親やその他の父兄の方々、他にも書き切れないぐらいの多くの人に支えられて夏大ベスト16という成績を残すことが出来たと思います。本当にありがとうございました。
90期 野球部 稲垣慧
2回戦 先発 7回 無失点 被安打2
4回戦 先発 7回 2失点 被安打8
5回戦 リリーフ 1 2/3回 10失点? 被安打7
まるで大富豪の都落ちや~
つまんないですね。はい。
通算大会成績
登板数8 (先発3 リリーフ5) 3勝 0敗
多くの人は0敗にかなりの疑問を覚えるでしょう。
試合の振り返りは他の3年がしてくれているので高3唯一の投手、トレチということでその立場から学んだこと伝えたいことを書きます。
まずは大会の反省と学んだこと
初戦は先制点をやらないこと、4回戦は負けている状態をつくらないことを意識した。大会で先発の一番の役割は常に勝っている、少なくとも同点以上で常にいられるようにすることだろう。
もちろんリリーフも同じことは言えるが、基本は劣勢の場面が多いだろう。その中での役割は味方が逆転するまで無失点で抑え続けることである。自分はそれが出来なかった訳だが、何が足りなかったかを考えるとリリーフするときに大切なのは肩の作り方とメンタル(集中力)の二つだろう。肩の作り方に関しては投げすぎないことが大事。時間が決まっている先発とは違い、投げようと思えばいくらでも投げられてしまう。ブルペンでの調子なんてものは球速はぐらいでしか影響しないのでフォームと球の掛かりの確認作業ぐらいに思う割り切りが必要。メンタルに関しては回の先頭打者は集中力をMAXにすることが大事。とくにピンチで出てきた回の次の回は集中力が落ちやすいので特に注意。
こんなところですかね。次の代でリリーフをする人がいるのかは分かりませんが、練習試合でリリーフの練習を出来ることは投手人数と試合数的にほぼないと思うので、この二つは覚えていて欲しいと思います。
いろいろ書いたがピッチャーで一番大切なのは切り替えと次のプレーへの集中です。エラーの後だろうが、三振の後だろうが、満塁ホームランの後だろうが次の打者を抑えなくてはいけないのは変わらない。だったら悲観的な振り返りは無駄でしかないので、過去は次に抑えるデータとのみ捉えてそれに対する感情は捨て、次に集中するのが一番得なんだと思います。
練習について
また主に投手についてですが、重要なことだと思うのは
・視覚と感覚との一致
・ブルペンの使い方
この二つ。
調子が崩れたときや制球が定まらない時は何かしらフォームがずれている。それを第三者的視線で捉えることが出来るようになると自己修正能力も人からのアドバイスを理解する力も格段に上がる。そのためには自分のフォームを撮影して見る作業を繰り返しすることであるが、かなり頻繁にすることをおすすめする。というのは、フォームというのは日々変わるので、視覚的フォームと感覚的フォームはすぐにずれる。だから自分の体がどう動いているのかを日々確認し、常に理解している状態にすべきであると思う。
ブルペンに関してはなにを向上させるためにやるのか目的をもってすることが重要。そしてただ投げるのではなく場面や打者などを設定して試合に近い状況で配球や狙うコースなど複雑化してやるのが一番大事だと思う。
怪我について
高1の腰痛に始まり、シンスプリント、肘の靭帯炎症、ハムの肉離れなど無傷状態がほぼなかった自分ですが、怪我を無くすのは難しくても減らすためにできることはあると思う。
特に思うことは2つ。ひとつは怪我の理由を考えること。ただ痛いだけでなく、なぜ怪我をしたのか、(フォームが悪いのか、準備に問題があったのかなど)怪我をする原因(腰痛だったら片側の筋肉だけが緊張してバランスが崩れているなど)を考えることで次怪我をしないための抑止力になると思う。
トレーニングについて
一年間トレチをやらせて貰っていろいろなこと教わったが、トレーニングがどうプレーに影響するのかを考えることが大事だと思う。そうすることで初めはあまり好きではなかった積極的に取り組めたし、トレーニングでプレーが向上したのを実感できればやりがいも感じられると思う。
あとWTについては回数をこなせている限りは毎回重さを2.5kgずつでも上げて、ダメだったら次また同じ重さでやる方がいいと思う。少なくとも怪我とかでない限り下げることはやめた方がいい。それぐらいしないと伸びないし、割とWTの回数は限られているので。
ここで3年間野球をやっていて一番響いた言葉を発表したいと思います。
ドゥルルルルルルルルルルル… ダン!
「過去の良い時を追い求めるな。それは選手の成長を止める。」です。
なんか響きませんか? 自分はこれを聞いたときすごく納得したのを覚えています。
いろいろ書いたがやっぱり一番は野球を楽しむこと、最後までやることだと思います。楽しい時間より苦しい時間、やめたくなることの方が多いかもしれないけど、そういう時こそヒット打ったことや三振を取ったことなどを思い出して努力を続けてください。過去に1,2がここまで活躍した代はなかなかないと思います。来年ベスト8以上に行くのを本当に楽しみにしています。
最後になりますが、最後まで安定感0で迷惑かけっぱなしだったのに使って下さった野村監督、ほぼ毎日練習を見て下さった大橋さん、トレーニングに関わらずいろいろな野球の知識を教えて下さった小池さん、私学戦の時はエース論、今年はストレートの重要性を教えて下さり、試合直前まで調整に付き合っていただいた芦田さん、私学戦から3年以上ピッチングやフィールディングなど様々なことを教えて下さった樋口さん、毎試合投球を見てアドバイスをして下さった田実さん、他にも駒宮さん、篠崎さん、岩本さん、中学の時にお世話になった北村さん、片山さん、その他にも練習や大会中応援に駆け付けて下さった多くのOB皆さん、顧問としてやそれ以外でもいろいろ支えて下さった高野橋先生、東先生、赤間先生、そして両親やその他の父兄の方々、他にも書き切れないぐらいの多くの人に支えられて夏大ベスト16という成績を残すことが出来たと思います。本当にありがとうございました。
90期 野球部 稲垣慧