伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

「内部被曝通信」福島・浜通りから

2012-08-09 01:46:12 | 放射能問題
朝日新聞のアスパラクラブ医療サイトの記事
「内部被曝通信」から

「福島第一原発から23キロにある総合病院で働く血液内科医。
住民と共に内部被曝について考える」
と題して、南相馬市立総合病院非常勤医 坪倉医師が、貴重な現場の声を届けてくれている。

今回は、セシウム137,134合計の最高値と思える事例**********

 70歳代の男性がWBC検診を受診しました。
結果はセシウム134と137あわせて約20000Bq(!)/bodyという結果でした。
2012年7月時での検査にも関わらず、です。

奥様も一緒に受診されました。
結果は合計で約10000Bq/bodyという結果でした。
体重あたりに直しても、300Bq/kgとなります。

一言で言えば、強く汚染されているかもしれない(報告値が高い)食べ物を未検査で食べ続けている、ということになります。

同じことの繰り返しになりますが、非流通品で、検査をされていない食べ物は気をつけないといけないと思います。
よく食べるもの、好物、高い値が報告されているものは、特にです。

もちろん、今のところスーパーで出回っているものを選んでいるご家庭での内部被曝が増加傾向ではありませんし、地元の野菜を食べていても、検査をしっかり行った後のものばかりを摂取している方での増加傾向もありません。

抜粋おわり*****************************

これは極端な例かもしれないが、食べ物を気を付けないと、大なり小なり同様のことが言えるかもしれない。

ベラルーシのゴメリ医科大学設立者のバンダジェフスキー博士によると、
内部被曝20ベクレル/kgで心臓に影響が出ると言っている。
1/7のブログ 竹野内真理さん「放射性セシウム1回接種と長期接種による体内残存量の経時推移」

最後に、このブログのコメント欄に原発事故後の8月に墓掃除に行って、被曝した皮膚症状を写真で相談されている人がいるが、急性被曝の症状はその後、白内症、心臓、循環器など全身に及んでいる。

しかし、それでも、放射能の影響と診断する医療機関はないと訴えている。(必見)


「東電テレビ会議 映像公開」で分かったこと

2012-08-07 23:50:00 | 原発問題
 東京電力が福島第一原発事故のテレビ会議映像をやっと公開したが、公開に至る経緯もあまりにも高圧的。
いったい誰が事故を起こしたのか責任を感じているのか、はなはだ疑問と不信感に陥る。



8/3毎日新聞社説 抜粋から**********************

映像は、社員のプライバシーに配慮して、一部を加工したものだ。

 公開に当たり、東電は報道側にさまざまな条件を突きつけている。
公開映像の録音・録画を禁止した。
東電の事故調査報告書に記載されていない一般社員名の報道もしないよう求めた。
さらに報道側が映像を独自に入手した場合の報道も禁じた

 従わないメディアやフリージャーナリストは、視聴室からの退出を求めたり、今後の会見参加を拒否したりする可能性も示唆している。

 1、3、4号機で水素爆発が起き、一部原子炉建屋が吹き飛んだ。
2号機も冷却機能が失われ、1〜3号機で海水注入が行われた。
そんな中、15日早朝に当時の菅直人首相が東電本店を訪れ、「原発からの撤退はあり得ない」と叱責した。

国内のみならず、海外にも衝撃を与えた大事故だ。
混乱の中で、どう収束が図られたのか。
冷却機能が失われた原子炉の実態を現場はどこまで把握できていたのか。
検証は国際社会の要請でもあり、映像記録は欠かせない資料だ。

 東電には多額の公的資金が投入され、実質国有化された企業だ。
国民に対する高度の説明責任がある。
そうした立場を踏まえれば、制約なく映像を全面公開し、第三者の分析に委ねるのが本来の姿だ。
今回は報道向けだが、研究者や一般市民にも広げるべきだろう。
また、16日以降の映像も公開対象とすべきだ。

 それにしても、東電が公開に当たって当初示した案にはあきれる。
公開は6日からの5日間(計約30時間)で、各社1人に限るというのだ。
枝野幸男経済産業相の指示で来月7日まで延ばしたが、「全ての検証はお断り」と言わんばかりだ。

おわり**********************************

個人情報保護を盾に、事故の検証を妨害する東電の姿勢は、大変問題だ。

事故の対応一つとっても、素人の集団としか思えない。



「寺田本家」24代目当主・寺田優さん×「Dawn-Peaple」トーク&ライブ 「ていねいに暮らそう」

2012-08-05 09:19:01 | 日記
昨晩、佐倉市宮ノ台のNatural Studioでの 
「寺田本家」24代目当主・寺田優さん×「Dawn-Peaple」トーク&ライブ「ていねいに暮らそう」
におじゃました。



ひをりさんが「ついっぷる」で実況中継をしている。

なんだか周りはひをりさんと寺田本家のファンの方々の様子。
東京からの参加者も何人かいらしたようで、3時間かけて来た、という方も。
「ちょうど「発酵道」を読み終え、インターネットで検索したら、イベントを知り来た」とのこと。

以前Natural Studioであった「第4の革命」上映会でお会いした方も。

23代目の寺田啓佐さんは「発酵道」という本を書いていらっしゃる有名な方。
残念ながら4月に亡くなられた。
後を継いだ24代目寺田優さんのお話からは、発酵という自然の摂理を大事にして、自然に沿った酒造りをしている様子がうかがえた。
「仕事は楽しくなくちゃいけない。
昔は田植えは祭りだった。
みんな集まり、田植え歌を歌いながら行った一大イベント。
それが現代は機械化し大型化して、一人で広い田圃を孤独に田植えする。
寺田本家では、酒造りの時、歌を歌いながらします。
酒を造る微生物たちに話しかけながら、楽しさを伝えながら」
と聞くと、人間本来の力がわき出てくるライフスタイルが見えてくる。



まず、寺田本家さんからマイグルトをごちそうになる。
製品化するまで国税庁からなかなかOKが出なかったという苦労話も。
マイグルトはふたを開けて、そのまま置いておくと発酵が進んで酒になるからという理由らしい。
そういえば以前、純米酢工場の見学に行ったとき、酢に発酵させる前に酒を造るが、その原料の酒量を国税庁に報告すると聞いたことがある。

寺田聡美さん作の玄米酒粕酵母パンに酒粕ラタトゥイユ、ひをりさん作のちらし寿司。

デザートは、ひをりさん作で、りんごジュースあんみつ。

写真も撮らず、即おなかの中へ。

なんだか元気になってきた。



「Dawn-People」吉度くん(ギター)と小畑くん(バイオリン)のコンサート

想像をはるかに超えて、迫力のある体の隅々に響いてくるセッションだった。
感激して彼らのリリースしたCDを。

小畑くんが、皆さんと同じものをいただいた後の演奏は一体感が生まれる、と言っていた。
吉度くんのギターのチューニングは曲ごとに響きで合わせるとか。
とっても感覚的。
この言葉を聞いただけでも、彼らのつながりが分かるし、それが曲に表れているんだなあ。

ひをりさんが「まきさん。小畑君の声にゾッコン」と発信しているけど、同感!!




 

【拡散歓迎】8/6 9時締切「原子力規制委員会」のムチャクチャ人事に異議あり!反対署名

2012-08-04 00:55:45 | 原発問題
「原子力規制委員会」の委員5人中4人は確実に原子力ムラの住人ということで、反対の声が日々大きくなっている。
まだ間に合うということで、下記FoE JAPANから反対署名が回ってきた。

まだの人、声を届けたい人、まだ間に合います。
*************************************

反対署名は8月1日に20,429筆を中間提出。
当初は来週にも国会採決かと思われていた人事案ですが、市民や心ある国会議員たちの努力によって、民主党内の異論が公然化してきました。あと一押し、二押しです。


何が問題?
原子力規制委員会の人事

Q:原子力規制委員会って何?

A:原子力規制委員会は、現在の原子力安全・保安院および原子力安全委員会といった原子力安全行政を担ってきた機関がうまく機能しなかったことの反省を踏まえ、この二つの組織を一元化して設置される新組織で、9月から発足します。
国家行政組織法第3条に基づいて設置された行政委員会であり、5人の委員から構成されます。
この委員は、犯罪でも犯さない限り総理大臣でも罷免は出来ません。
今年6月に制定された原子力規制委員会設置法に基づき設置されます。
原発の安全基準や被ばく基準などを含む、原子力安全規制、核セキュリティ、核不拡散、放射線モニタリングなどを一元的に行います。
政府といえども、この委員会の決定は変えられません。
任期は、委員長は5年、2人の委員は2年、2人の委員は3年とされています。


参考)氏家雅仁さん(eシフト規制庁チーム)による発表資料はこちら(PDF)

Q:委員の資格は、どのようなもの? 法的観点からみた人事案の問題点とは?

A: 原子力規制委員会設置法の趣旨は、「利用と規制の分離」「原子力安全規制に対する国民の信頼を得る」「原子力ムラからの影響排除」というものです。
原子力規制委員会設置法第7条第7項では、「原子力に係る製錬、加工、貯蔵、再処理若しくは廃棄の事業を行う者・・・(=原子力事業者)」の役員・従業員は、委員長または委員に就任することができないと定めています。

日本原子力研究開発機構の幹部である更田氏、日本アイソトープ協会の中村氏を含む今回の人事案は、設置法違反になります(「脱原発弁護団全国連絡会」8月1日付声明参照)。40年にわたって原子力ムラの中心であった田中俊一氏も、法の趣旨に合致していません。
また、政府は、就任前直近3年間、原子力事業者およびその役員であった者を除くという文書を出していますが、田中俊一氏は、3月まで高度情報科学技術研究機構の会長を務め、現在顧問に就任しています。
同機構の昨年度の収入は7億1,221万円ですが、そのうち、日本原子力研究開発機構からの事業収入が5億2,089万円です。
(吉田 忠智議員事務所が確認)

高度情報機構は事実上JAEA(=原子力事業者)の関係法人であり、実質的に一体であり、「原子力事業者」と考えられます。
このため、田中俊一氏も欠格となります。

なお、田中氏は、原子力委員会の委員長代理を務めていた際に、原子力事業者との秘密会合に出席したことを認めています(※)。
このことの法的な検討も必要です。
※8月1日、衆議院議会運営委員会の審議参照。(田中俊一氏の所信聴取で、服部良一議員が確認。)


Q:この5人の委員候補はどんな人たち?

A:×田中俊一(たなか しゅんいち)氏:【原子力ムラ・不適格】(委員長候補)

(独)日本原子力研究開発機構 副理事長、原子力委員長代理、原子力学会会長を歴任。
長年にわたって「原子力ムラ」の中心で活動。
「原子力委員会」は国の原子力推進機関。
原子力事業者と秘密会合を重ねて原子力を推進するなど公正さに疑惑がもたれている。
副理事長であった「(独)日本原子力研究開発機構」は、政府の原発推進、核燃料サイクル推進の研究開発機関。
さらに、田中氏は、原子力損害賠償紛争審査会において、最後まで自主的避難者に対しての賠償方針に反対。
「100mSvというのは健康に大きな影響がないということ。
このあたりをどう今後住民に、折り合いをつけていただくかということが大変大事」(注)と発言。
注)2011年8月23日 第32回原子力委員会 議事録より


×更田豊志(ふけた とよし)氏:【原子力ムラ・不適格】(委員候補)

日本原子力研究開発機構の安全研究センター副センター長。
福島第一原発事故後も原発推進を前提とした「原発の継続的改善」を主張。
日本原子力研究開発機構は、「原子力ムラ」の当事者。
安全規制対象の「もんじゅ」を運営する日本原子力研究開発機構の現役幹部を登用することは、欠格要件に該当する。

×中村佳代子(なかむら かよこ)氏:【規制対象事業者・不適格】(委員候補)

中村氏の所属する(公益社団法人)日本アイソトープ協会は医療用放射性廃棄物処理工場を運営し、最終処分場の設置を計画中で、原子力安全規制の対象になる事業所である。
中村氏は、「低線量被曝では子供と大人で発がんリスクに差がなく、原発事故による住民の被曝線量も十分に低い」(読売新聞 2012年7月22日)と発言するなど、低線量被ばくリスクを軽視する立場である。

×大島賢三(おおしま けんぞう)氏:【外務官僚・不適格】(委員候補)

国連大使、JICA副理事長・顧問を歴任した外務官僚。
世界的な原子力推進を国際協力の名のもとに推進する国策を担ってきた立場である。
国会事故調の委員も務めたが、同氏が果たした役割については注意深く検証する必要がある。

※島崎邦彦氏については、評価を保留しています。

Q:私たちにできることは?

この人事には国会の同意が必要です。
このままでは、民・自・公の談合により、早ければ、8月6日の週に、あっという間に成立してしまう可能性があります。
とにかく、現在の人事に、国民が反対しているということを見せることが重要です! 

①署名を広めて下さい!
---------------------------------------------------
【超・緊急署名】~★大拡散希望!★
「原子力規制委員会」のムチャクチャ人事に異議あり!
「原子力ムラ」だらけの人事はもうたくさん。
これでは子どもたちは守れません!
★オンライン署名はこちらから
https://fs222.formasp.jp/k282/form2/

★こちら補助フォームです。
https://pro.form-mailer.jp/fms/d75df4fc31929

★紙の署名はこちらから
https://dl.dropbox.com/u/23151586/120729_jinji_shomei_1side.pdf

一次締め切り:7月30日(月)午前9時 二次締め切り:8月2日(木)午前9時
最終締切:8月6日(月)午前9時

GEのイメルトCEOインタビュー「原発はコスト高」

2012-08-01 22:12:12 | 原発問題

日経(7/31)によると***********

 米電機・金融大手ジェネラル・エレクトリック(GE)のジェフ・イメルト最高経営責任者(CEO)は30日付の英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、原子力発電が他のエネルギーと比較して相対的にコスト高になっていると指摘し「(経済的に)正当化するのが非常に難しい」と語った。

 発言の背景には、東日本大震災の影響で原発にかかわるコストの上昇が見込まれる一方、技術の進歩で地中深くの岩盤から採取される「シェールガス」の増産が進んで、天然ガスの価格が10年来の安値水準を続けていることがある。

 イメルト氏は「天然ガスが非常に安くなり、いずれかの時点で経済原則が効いていくる」と述べて、原発が原則的に見合わなくなる可能性を示唆。
世界の多くの国が(天然)ガスと、風力か太陽光の組み合わせに向かっている」と述べた。

GEは電機メーカーとして原子力発電の普及を担ってきた。
現在も日立製作所と組んで原子炉メーカー世界大手の一角を占めるが、原発事業はGE全体の売上高の1%にも満たないという。

おわり***************************

私たちのドイツ・デンマーク視察でも、再生可能エネルギーをいかに組み合わせられるかがこれからの課題と何度も聞いた。

これからは再生可能エネルギーの技術開発がカギ。
早く舵を切れ。
日本。

国内での実績がなければ、輸出競争を勝ち抜くのは難しいはず。