映画「いのちの林檎」への感想をいただいた。
とてもうれしい感想だったので、この映画の藤澤監督、馬場プロデューサーへもお伝えした。
この方は職業柄、専門的な目でご覧になった感想をいただき、あらためてこの映画の素晴らしさに気がついた。
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先日は映画「いのちの林檎」見させて頂き、非常に打たれました。
よい映画を知る機会を与えて頂き、本当にありがとうございました。
その場で走り書きしてしまうより、もっと落ち着いて感想をお書きしたかったので、
アンケートお出しせずに帰って来てしまいかえってご迷惑かとは思いますが、お許し下さい。
私が心打たれたのは、被害の深刻さを初めて知らされた驚きにも増して、映像作品としての質の高さです。
どうしても職業柄ビジュアルから入っていくので、不謹慎にとられるかも知れませんが、早苗さんとお母さんの美しさ、容姿を含め、オーガニックなものしか身につけられない故の身の回りの品々の素朴さ。
余儀なくして向かったとはいえ、身を置く信州の自然の飾らない美しさ。
木村さんの人間味の滲み出る魅力、りんご園の美しさ、今の農法に辿り付くまでのエピソード。
また、本物のTV中継でも、あれほど真に痛みまで伝わってくる迫力のあるプロレスの実況映像は見たことがありません。
シンプルな編成のジャズのバックグラウンドもひとりひとりのひたむきさを裏打ちする様で胸に迫ってくるものでした。
作品全体が、タルコフスキーの「サクリファイス」の続編もかくやと思えるクォリティの高さがあります。
社会運動を核として問題提起を目的とし制作された映像にありがちな押し付けがましさはなく、事象をより俯瞰から捉えた視点が感じられ、そこに、制作に当たられた方々の「伝えよう」という強い決意がうかがえます。
ビデオカメラを回す時間もギリギリに制限された極限の状況で、根気づよく何年にも渡って一切そのクィリティを落とすこと無く撮影を続けられたことを思うと、それだけで深い感動を覚えます。
間違いなくこの映画は、こういった問題につきまとう偏見の壁を突き抜けることのできる存在です。
ドキュメンタリーフィルムとしては、マイケル・ムーアやアル・ゴアがなし得た域に達していると思います。
この映画が、もっと広く配給され、多くの人の目に触れる機会はないものでしょうか?
なにしろ問題そのものが多くのスポンサーになりうる企業、団体にとってまさに「不都合な真実」なだけに簡単なことではないでしょう。
映画上映に尽力される皆様、病気の存在の周知に尽力される皆様のさらなるご努力にエールをおくりつつ、非力ながら、映画と被害者の存在を出来るだけ多くの方々に知ってもらえる様な方法を探って参りたいと思います。
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「いのちの林檎」を理解してもらったばかりか、制作者の意図をくんでいただき、とてもうれしい。
専門的な視点からの感想で、私も「なるほど、そうなのか」とあらためて理解できたところがある。
私は今回の2回とその前に1回、この映画を観たけれど、何回観ても心に響いてくる。
プロレスの部分に関しては、強い自分にならねばとひたむきにプロレスに挑戦する入江 弟君。
彼の痛々しいまでの姿は、心の痛みをプロレスの映像であぶり出し、彼が挑戦し続ける限り、彼は心の安らぎを得られないだろうと思えてくる。
早苗さん道子さんも、あの映像をとる段階で、かなり体に影響があっただろうと推察できる。
それでも多くの人に知ってもらいたいと、カメラの前にいたはず。
彼女たちの素材としての美しさもあるけれど、それを映像にする段階での制作者の視点が映像に反映してくることがあらためて理解できた。
今回の上映会では170名の方に観ていただいた。
少しでも多くの方に知っていただき、できるだけ発症を防ぐ生活をしていただきたいとのメッセージをくみ取ってもらえたら、うれしい。
とてもうれしい感想だったので、この映画の藤澤監督、馬場プロデューサーへもお伝えした。
この方は職業柄、専門的な目でご覧になった感想をいただき、あらためてこの映画の素晴らしさに気がついた。
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先日は映画「いのちの林檎」見させて頂き、非常に打たれました。
よい映画を知る機会を与えて頂き、本当にありがとうございました。
その場で走り書きしてしまうより、もっと落ち着いて感想をお書きしたかったので、
アンケートお出しせずに帰って来てしまいかえってご迷惑かとは思いますが、お許し下さい。
私が心打たれたのは、被害の深刻さを初めて知らされた驚きにも増して、映像作品としての質の高さです。
どうしても職業柄ビジュアルから入っていくので、不謹慎にとられるかも知れませんが、早苗さんとお母さんの美しさ、容姿を含め、オーガニックなものしか身につけられない故の身の回りの品々の素朴さ。
余儀なくして向かったとはいえ、身を置く信州の自然の飾らない美しさ。
木村さんの人間味の滲み出る魅力、りんご園の美しさ、今の農法に辿り付くまでのエピソード。
また、本物のTV中継でも、あれほど真に痛みまで伝わってくる迫力のあるプロレスの実況映像は見たことがありません。
シンプルな編成のジャズのバックグラウンドもひとりひとりのひたむきさを裏打ちする様で胸に迫ってくるものでした。
作品全体が、タルコフスキーの「サクリファイス」の続編もかくやと思えるクォリティの高さがあります。
社会運動を核として問題提起を目的とし制作された映像にありがちな押し付けがましさはなく、事象をより俯瞰から捉えた視点が感じられ、そこに、制作に当たられた方々の「伝えよう」という強い決意がうかがえます。
ビデオカメラを回す時間もギリギリに制限された極限の状況で、根気づよく何年にも渡って一切そのクィリティを落とすこと無く撮影を続けられたことを思うと、それだけで深い感動を覚えます。
間違いなくこの映画は、こういった問題につきまとう偏見の壁を突き抜けることのできる存在です。
ドキュメンタリーフィルムとしては、マイケル・ムーアやアル・ゴアがなし得た域に達していると思います。
この映画が、もっと広く配給され、多くの人の目に触れる機会はないものでしょうか?
なにしろ問題そのものが多くのスポンサーになりうる企業、団体にとってまさに「不都合な真実」なだけに簡単なことではないでしょう。
映画上映に尽力される皆様、病気の存在の周知に尽力される皆様のさらなるご努力にエールをおくりつつ、非力ながら、映画と被害者の存在を出来るだけ多くの方々に知ってもらえる様な方法を探って参りたいと思います。
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「いのちの林檎」を理解してもらったばかりか、制作者の意図をくんでいただき、とてもうれしい。
専門的な視点からの感想で、私も「なるほど、そうなのか」とあらためて理解できたところがある。
私は今回の2回とその前に1回、この映画を観たけれど、何回観ても心に響いてくる。
プロレスの部分に関しては、強い自分にならねばとひたむきにプロレスに挑戦する入江 弟君。
彼の痛々しいまでの姿は、心の痛みをプロレスの映像であぶり出し、彼が挑戦し続ける限り、彼は心の安らぎを得られないだろうと思えてくる。
早苗さん道子さんも、あの映像をとる段階で、かなり体に影響があっただろうと推察できる。
それでも多くの人に知ってもらいたいと、カメラの前にいたはず。
彼女たちの素材としての美しさもあるけれど、それを映像にする段階での制作者の視点が映像に反映してくることがあらためて理解できた。
今回の上映会では170名の方に観ていただいた。
少しでも多くの方に知っていただき、できるだけ発症を防ぐ生活をしていただきたいとのメッセージをくみ取ってもらえたら、うれしい。