伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

中学校創立30周年式典で伝えたかったメッセージ

2011-10-15 12:41:45 | 日記
今日は我が子も通った中学校の創立30周年記念の式典があった。
ご招待いただき、市議会議員代表で祝辞を述べさせていただいた。
今のような状況だからこそ、生徒の皆さんにメッセージを伝えたいと、祝辞を用意した。

抜粋を紹介させていただきます。

 井野中学校創立三十周年、おめでとうございます。
 一期一会という言葉があります。これは「一生に一度の出会いを大切にしなさい」という戒めの言葉だそうです。創立三十周年というこの喜ばしい日を皆さんとともに祝う事ができたことは、一生に一度の幸運な巡り合わせと、うれしく思っています。

 私の子どもも二十一期の卒業生です。
中学校に入ると、生徒の皆さんが入学式や卒業式の式典を進行している姿に驚いたものでした。
それは、先生方が生徒の皆さんの自主性を育む事を目標の第一にしていると目の当たりにしたからでした。
もちろん全員合唱の「 大地讃頌」にも感激しました。

 現在は「宇宙連詩」に取り組んでいると伺いました。
宇宙連詩から宇宙が身近な物となり、大きな視点から物事を考える、スケールの大きさは、さすが井野中と、発表を楽しみにしています。

 3月、震災そして原発事故が起こりました。
大勢の人たちが、住み慣れた土地から離れ、放射能汚染に農業や産業は大きな打撃を受け、そして、学校生活まで奪いました。
今まで良しとされていたことが、そうではなかったという事が、事故が起こって初めて知った人も大勢います。
どうか皆さんは、自分で考え、行動する人間になってください。
ほかから言われたからと信じるのではなく、いろいろな角度から物事を考える人になってください。
これからの日本は、みなさんが創っていきます。
一緒に、この難局を乗り切っていきましょう。
あなた方が成長して一緒に力を合わせる日を待っています。よろしくお願いします。

 保護者の皆様、地域の皆様。この記念すべき創立三十周年を迎えるにあたり、PTAの方々が記念事業の実行委員会を立ち上げ、長い時間をかけ準備をされてきたとのこと伺いました。
井野中は家庭・地域・学校で連携して生徒たちの成長を支援していくという開かれた学校です。
皆さまのご理解のもと、支えられ、見守られながら、子どもたちが健やかに育ちますよう願って止みません。

 3月11日の震災、そして福島原発事故と思いもかけないことが起こりました。
残年ながら原発事故はまだ終息のめどが立っていません。
 子どもたちの未来に責任がある私たちは、心を引き締め、何が大切か、何をすべきかを考えていかなければなりません。
具体的には、子どもたちの被ばく防止を最優先に取り組むことです。
残念ながら佐倉市の中でも、ここ臼井、ユーカリが丘、宮ノ台地区は、比較的放射線の値が高い地域です。
佐倉市は年間被ばく量を一㍉シーベルトに抑えるよう、0.223マイクロシーベルトという基準値を設けて、それ以上の所は除染をすることとして、まずは16カ所を予定しています。青菅小学校、北志津児童センターも入っています。
 給食の食材も簡易測定器2台用意して、測定体制を整える予定です。これからは、子どもたちの内部被ばくを極力抑えていくことが重要な課題です。

 どうかご家庭でもこの原発問題、放射能の被害を受けないためにはどうすればいいか、次世代を担う子どもたちと一緒に考えていただきたいと思います。
 
 学校と家庭、そして地域社会が一体となって、子どもたちを温かく見守っていきたいと思います。
力を合わせてまいりましょう。よろしくお願いいたします。

 井野中のますますの発展と子どもたちの健やかな成長をお祈りして、ごあいさつにかえさせていただきます。
本日はおめでとうございます。


 創立記念式典実行委員長の挨拶でも、震災を超え、今だからこそ、テーマを「感謝」とし、「今の変わらない生活に感謝したい」と述べられていら。
 式典の参加者が同じことを考え、生徒たちが「宇宙連詩」の制作に取り組みながら今の生活を見直し、未来に目を向けている、成長の頼もしさに感動した。
 
また式典の冒頭、卒業生が書いた「感謝」の書について、紹介があった。
小学校時代から書道を続けられた特別支援学級に通っていたダウン症のMさんに、今年の夏テーマをお願いして、Mさんがお母様と一緒に書きあげたという経過に、のっけから感激。

 つい、学校や保育園の行事に行くと、感動してしまい、ウルウルとするのが困る。


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