伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

第二次福島原発告訴〆切10/15 「両手に友達作戦で」目標1万人

2012-10-08 13:44:01 | 原発問題
10月6日、福島原発訴訟団・関東の説明会に出席。
亀戸で行われたが、100名近くの人たちが集まっていたようだった。
武藤類子さんから福島の現状が、安田行雄弁護士から訴訟後、検察は特捜体制で取り組んできたという状況が語られた。

福島県民1324人が6月11日福島第一原発発電所の事故責任を問う刑事告訴を行った。
対象は勝俣恒久東電会長、斑目春樹原子力安全委員会委員長、山下俊一福島県放射線健康リスク管理アドバイザー以下30名。

8月1日、福島地検が告訴状を受理して、現在捜査が始まっています。
詳細は福島原発訴訟団

そして第二次全国福島原発訴訟の運動が行っています(〆切が10/15)。
11月15日提訴予定だが、1万人目標までまだまだなので、10月末までに送ってほしいということでした。

「両手に友達作戦」で一人が2人の友達を。

告訴団への入会は、以下の①~③の3つの手続きが必要です。

詳細は福島原発告訴団・関東

① 会費(1口1000円以上)を納付する。
② 入会申込書と委任状、陳述書(任意)を書き、印かんを押す。(書類はHPからダウンロードできます)
③ 上記3点を事務局へ送付する。
以上ですべてです!

告訴人は、民事裁判の原告ではないので、実際の裁判手続きに関与したり、裁判所に赴くことはありません。
被告人を訴えるのは検察庁です。検察官が捜査し起訴するよう陳述書で働きかけ、起訴された後は公正な裁判がおこなわれるよう見守ってください。


具体的には健康被害もでていないし、と躊躇する声も聞こえますが、私たちも被害者です。
二度と原発事故を起こしてはならないし、原発ゼロへのロードマップを作らなければならないはずです。
きっちり責任を追及していかないと、事故等どこ吹く風と何もなかったかのような再稼働が始まり、新設も政権交代したらと狙っています。

陳述書はちょっとと躊躇する人、陳述書なしでもOKです。

以下告訴宣言********************
福島原発事故の責任をただす!告訴宣言

福島原発事故から1年を過ぎた今なお、事故は全く収束せず被害は拡大の一途をたどっています。
美しい自然と豊かな生命をたたえたふるさと、何ものにも代え難い共同体を失った私たちは、地域社会の分断という重荷を背負い、いつ終わるともしれない苦難の中にいます。


福島原発事故は、すでに日本の歴史上最大の企業犯罪となり、福島をはじめとする人々の生命・健康・財産に重大な被害を及ぼしました。
原発に近い浜通りでは、原発事故のため救出活動ができないまま津波で亡くなった人、病院や福祉施設から避難する途中で亡くなった人、農業が壊滅し、悲観してみずから命を絶った農民がいます。


このような事態を招いた責任は、「政・官・財・学・報」によって構成された腐敗と無責任の構造の中にあります。
とりわけ、原発の危険を訴える市民の声を黙殺し、安全対策を全くしないまま、未曾有の事故が起きてなお「想定外の津波」のせいにして責任を逃れようとする東京電力、形だけのおざなりな「安全」審査で電力会社の無責任体制に加担してきた政府、そして住民の苦悩にまともに向き合わずに健康被害を過小評価し、被害者の自己責任に転嫁しようと動いている学者たちの責任は重大です。
それにもかかわらず、政府も東京電力も、根拠なく「安全」を吹聴した学者たちも誰一人処罰されるどころか捜査すら始まる気配がありません。
日本が本当に法治国家かどうか、多くの人々が疑いを抱いています。


生命や財産、日常生活、そして「健康で文化的な最低限度の生活」さえ奪われた今、すべての人々がそれを奪った者への怒りを込めて、彼らの責任を追及し、その罪を認めさせなければなりません。
そのために、最も深刻な被害を受けている福島でまず私たちが立ち上がり、行動しなければなりません。
告訴団を結成した理由もここにあります。


私たちは、彼らに対する告訴を福島地検で行うことを決めました。
自分たちも放射能汚染の中で被曝を強要されながら存在しなければならない矛盾、逃れられない厳しい現実を背負う福島の検察官こそ、被害者のひとりとして、子どもを持つ親として、この事故に真摯に向き合うべきだと考えるからです。


私たちは、自分たちのためだけにこの闘いに踏み出すのではありません。
日本政府は、あらゆる戦争、あらゆる公害、あらゆる事故や企業犯罪で、ことごとく加害者・企業の側に立ち、最も苦しめられている被害者を切り捨てるための役割を果たしてきました。
私たちの目標は、政府が弱者を守らず切り捨てていくあり方そのものを根源から問うこと、住民を守らない政府や自治体は高い代償を支払わなければならないという前例を作り出すことにあります。
そのために私たちは、政府や企業の犯罪に苦しんでいるすべての人たちと連帯し、ともに闘っていきたいと思います。


この国に生きるひとりひとりが尊重され、大切にされる新しい価値観を若い人々や子どもたちに残せるように、手を取り合い、立ち向かっていきましょう。

2012.3.16
福島原発告訴団結成集会参加者一同

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