11月20日に始まった11月佐倉市議会も終盤に差し掛かりました。
今回は総合計画という市の重要な計画を審議する委員会もあったため、丸2週間休みなしできましたが、明日12月8日、急遽、低所得世帯へ7万円支給する「物価高騰対策臨時給付金」を年内に支給できるように、本会議が開催されます。
さて、議会質問から「校庭の釘問題」です。
今年4月、杉並区立の小学校で、校庭から突き出たくぎで転倒した児童が左脚に十数針を縫う裂傷を負いました。
この問題を受けて、杉並区では全ての区立小中学校、保育施設69カ所の一斉調査をしたところ、地中に埋まっていたくぎやペグ(くい)等が計1万5024点も見つかりました。
当初、目視で約3000点だったのが、金属探知機を使って再調査をしたところ約5倍に増えたそうです。
最多は1校で957もありました。
杉並区教育委員会は7月5日、校庭でくぎを使わないよう各校に通知しました。
地表に露出する部分が「逆U字」のペグは危険性が少ないとして認めるが、事前に数量を記録し、使用後に取り除くよう徹底させる。
毎月の施設点検の確認事項にも、校庭の「危険物の有無」を追記した、と報道されています。
文科省は5月と9月に「安全点検」を指示し、これを受けて県教育委員会も2度通知を出しています。
佐倉市では5月に安全点検の調査を各学校に依頼して、目視で危険物やブロック塀等の安全点検を行っていますが、毎月行っている安全点検の一環としてであり、都内の学校のような危機感は薄かったようです。
さくらネットに、8月、ある学校の学校開放管理指導員の方から相談が寄せられました。
学校開放管理指導員とは、土日の校庭開放日に利用者が安全に校庭を利用できるよう管理するのが役目です。
その土日勤務の時、校庭の地表から釘の頭が出ていたものを引き抜いたのが、50m走のコース内で305本も見つかったというものです。
杉並区のように一斉に金属探知機を使って、点検しないと地中に沢山釘が残っているのでは、と心配してのものでした。
特に危険なのは錆びた太い釘で、たくさん見つかっています。
その場所は保育園の運動会にも使われていて、園児たちが裸足でダンスを披露していたという事でした。それまでも、教頭先生や指導員の方が安全点検を行って危険物を取り除いてきたのですが、実は、その日も釘は見つかっていた、とのことでした。
指導員の方が、まだ地中にはたくさんの釘が残っているはずだからと、杉並区のように金属探知機で探すことを提案し、教育委員会も1台購入したということでした。
ところが、なんと、とんでもないものが見つかりました。
11月18日に発見されたものです。
強風が吹いた翌日、地面から目印のヒゲのようなものが飛び出していたため、
たどったらこのような逆U字ペグが長いロープにつながって出てきました。何に使われたのかは不明ですが、まだ錆びていない長い逆U字ペグが22本もついていました。
議会質問で、せっかくの金属探知機はどのように使われているのか、聞いたところ、なんとその学校でしか使っていないという答弁で、驚きました。
他の学校では、この釘問題はあまり問題視されていないようです。
杉並と同じ事故が起こったら、知らなかったでは済まないはず、と議会では声を大きくして、訴えました。
提案事項
〇 安全対策(マニュアル)を策定する。
釘の使用を禁止する。
行事が終わったらペグやグラウンドマークを撤去する。
毎月行う学校施設点検の際に、釘、ガラス等が無いか、ペグやグラウンドマーク等の状態の確 認を行う。
できるだけペグを使わずに校庭管理ができるような見直しを検討することで、地中にペグを残すことがないようにすべき。
〇 千葉県に、外部委託による除去費用や金属探知機の購入費などの予算的措置を要望する。
議場配布資料
今回は総合計画という市の重要な計画を審議する委員会もあったため、丸2週間休みなしできましたが、明日12月8日、急遽、低所得世帯へ7万円支給する「物価高騰対策臨時給付金」を年内に支給できるように、本会議が開催されます。
さて、議会質問から「校庭の釘問題」です。
今年4月、杉並区立の小学校で、校庭から突き出たくぎで転倒した児童が左脚に十数針を縫う裂傷を負いました。
この問題を受けて、杉並区では全ての区立小中学校、保育施設69カ所の一斉調査をしたところ、地中に埋まっていたくぎやペグ(くい)等が計1万5024点も見つかりました。
当初、目視で約3000点だったのが、金属探知機を使って再調査をしたところ約5倍に増えたそうです。
最多は1校で957もありました。
杉並区教育委員会は7月5日、校庭でくぎを使わないよう各校に通知しました。
地表に露出する部分が「逆U字」のペグは危険性が少ないとして認めるが、事前に数量を記録し、使用後に取り除くよう徹底させる。
毎月の施設点検の確認事項にも、校庭の「危険物の有無」を追記した、と報道されています。
文科省は5月と9月に「安全点検」を指示し、これを受けて県教育委員会も2度通知を出しています。
佐倉市では5月に安全点検の調査を各学校に依頼して、目視で危険物やブロック塀等の安全点検を行っていますが、毎月行っている安全点検の一環としてであり、都内の学校のような危機感は薄かったようです。
さくらネットに、8月、ある学校の学校開放管理指導員の方から相談が寄せられました。
学校開放管理指導員とは、土日の校庭開放日に利用者が安全に校庭を利用できるよう管理するのが役目です。
その土日勤務の時、校庭の地表から釘の頭が出ていたものを引き抜いたのが、50m走のコース内で305本も見つかったというものです。
杉並区のように一斉に金属探知機を使って、点検しないと地中に沢山釘が残っているのでは、と心配してのものでした。
特に危険なのは錆びた太い釘で、たくさん見つかっています。
その場所は保育園の運動会にも使われていて、園児たちが裸足でダンスを披露していたという事でした。それまでも、教頭先生や指導員の方が安全点検を行って危険物を取り除いてきたのですが、実は、その日も釘は見つかっていた、とのことでした。
指導員の方が、まだ地中にはたくさんの釘が残っているはずだからと、杉並区のように金属探知機で探すことを提案し、教育委員会も1台購入したということでした。
ところが、なんと、とんでもないものが見つかりました。
11月18日に発見されたものです。
強風が吹いた翌日、地面から目印のヒゲのようなものが飛び出していたため、
たどったらこのような逆U字ペグが長いロープにつながって出てきました。何に使われたのかは不明ですが、まだ錆びていない長い逆U字ペグが22本もついていました。
議会質問で、せっかくの金属探知機はどのように使われているのか、聞いたところ、なんとその学校でしか使っていないという答弁で、驚きました。
他の学校では、この釘問題はあまり問題視されていないようです。
杉並と同じ事故が起こったら、知らなかったでは済まないはず、と議会では声を大きくして、訴えました。
提案事項
〇 安全対策(マニュアル)を策定する。
釘の使用を禁止する。
行事が終わったらペグやグラウンドマークを撤去する。
毎月行う学校施設点検の際に、釘、ガラス等が無いか、ペグやグラウンドマーク等の状態の確 認を行う。
できるだけペグを使わずに校庭管理ができるような見直しを検討することで、地中にペグを残すことがないようにすべき。
〇 千葉県に、外部委託による除去費用や金属探知機の購入費などの予算的措置を要望する。
議場配布資料