千葉県の県有施設である幕張メッセでは、これまで3回武器見本市が開催され、
今年3月15日から3日間「DSEI Japan2023」が開催されます。
DSEI Japanは「日本で開催される唯一の大規模な防衛イベント」と謳っていますが、
世界中の兵器産業、軍事関係省庁や政府関係者が集結して、兵器の宣伝、情報交換、
売買契約などが行われており、日本の防衛省や軍需企業などが軍事同盟や軍備増強の
必要をメディアや国民向けにアピール活動します。
千葉県へ要請書提出
市民ネットワーク千葉県は社民党、新社会党、緑の党と共同でこれまで2度、
千葉県へ武器見本市に幕張メッセを貸さないよう要請。1月26日再度話し合いましたが、
千葉県の回答は「展示物については防衛装備庁に確認し承認した。自治法、
並びに幕張メッセの設置管理条例に違反していない以上協力せざるを得ない。」とこれまで通りでした。
2019年の武器見本市を視察して
私は2019年「MAST Asia」「DSEI Japan」と2回視察しました。
https://blog.goo.ne.jp/lynmiu_2011/m/201911
6月「MAST Asia」では市民の反対活動もあり厳戒態勢の中、
有ろうことか大男のスタッフが女性市議の首に掛けた入館証を引きちぎる事件もあり、
騒然としていました。
11月「DSEI Japan」は参加国20以上、参加企業154社(うち日本61社)参加者10000人
と最大規模で行われました。
一番の人だかりはイスラエルのエルビット・システムズのブースでした。
(以下、解説は杉原浩司さんブログから)
小型無人機「Hermes」を吊り下げ、威力偵察用車両やレーザー警報システム等を展示。
また、軍需大手ラファエルは対戦車ミサイル「スパイク」を、
国営軍需企業IAIは、弾道ミサイル防衛用レーダーや航空機に搭載して相手のレーダーを妨害する電子戦装置などを展示。
IAIは自爆型ドローンの海外輸出にも力を入れています。
世界最大の軍需企業ロッキード・マーチンは、F35A・B戦闘機やKC130空中給油機の模型を。
米軍需大手ノースロップ・グラマンの機関銃や爆弾が堂々と展示され、
日本の軍需最大手の三菱重工は将来型双輪装甲車を展示していました。
武器で平和は作れない
防衛3法の改悪により、国の仕組みを軍事優先に作り直そうとしています。
防衛装備品を積極的に他国に移転できるようにして、防衛産業を推進する目論見です。
日本国憲法の平和主義、戦争放棄、武力に頼らず平和を追求する精神に反する行為が、
千葉県民の公共施設で開催されることに千葉県は、何ら問題意識を抱いていません。
引き続き幕張メッセでの武器見本市に反対の声を上げていきます。
情報紙「参加システム」寄稿原稿より
今年3月15日から3日間「DSEI Japan2023」が開催されます。
DSEI Japanは「日本で開催される唯一の大規模な防衛イベント」と謳っていますが、
世界中の兵器産業、軍事関係省庁や政府関係者が集結して、兵器の宣伝、情報交換、
売買契約などが行われており、日本の防衛省や軍需企業などが軍事同盟や軍備増強の
必要をメディアや国民向けにアピール活動します。
千葉県へ要請書提出
市民ネットワーク千葉県は社民党、新社会党、緑の党と共同でこれまで2度、
千葉県へ武器見本市に幕張メッセを貸さないよう要請。1月26日再度話し合いましたが、
千葉県の回答は「展示物については防衛装備庁に確認し承認した。自治法、
並びに幕張メッセの設置管理条例に違反していない以上協力せざるを得ない。」とこれまで通りでした。
2019年の武器見本市を視察して
私は2019年「MAST Asia」「DSEI Japan」と2回視察しました。
https://blog.goo.ne.jp/lynmiu_2011/m/201911
6月「MAST Asia」では市民の反対活動もあり厳戒態勢の中、
有ろうことか大男のスタッフが女性市議の首に掛けた入館証を引きちぎる事件もあり、
騒然としていました。
11月「DSEI Japan」は参加国20以上、参加企業154社(うち日本61社)参加者10000人
と最大規模で行われました。
一番の人だかりはイスラエルのエルビット・システムズのブースでした。
(以下、解説は杉原浩司さんブログから)
小型無人機「Hermes」を吊り下げ、威力偵察用車両やレーザー警報システム等を展示。
また、軍需大手ラファエルは対戦車ミサイル「スパイク」を、
国営軍需企業IAIは、弾道ミサイル防衛用レーダーや航空機に搭載して相手のレーダーを妨害する電子戦装置などを展示。
IAIは自爆型ドローンの海外輸出にも力を入れています。
世界最大の軍需企業ロッキード・マーチンは、F35A・B戦闘機やKC130空中給油機の模型を。
米軍需大手ノースロップ・グラマンの機関銃や爆弾が堂々と展示され、
日本の軍需最大手の三菱重工は将来型双輪装甲車を展示していました。
武器で平和は作れない
防衛3法の改悪により、国の仕組みを軍事優先に作り直そうとしています。
防衛装備品を積極的に他国に移転できるようにして、防衛産業を推進する目論見です。
日本国憲法の平和主義、戦争放棄、武力に頼らず平和を追求する精神に反する行為が、
千葉県民の公共施設で開催されることに千葉県は、何ら問題意識を抱いていません。
引き続き幕張メッセでの武器見本市に反対の声を上げていきます。
情報紙「参加システム」寄稿原稿より