音と心のセレナーデ

現実だけでおかしい!本当かどうか分からない!表と裏!暴露から皮肉まで

石油業界が隠している事実

2008年06月16日 | Weblog
日本もアメリカも共にガソリンや軽油などの燃料は高騰している。これは他の石油を輸入している国では同じことが起こっている(アメリカは石油をもっているのだが・・・・)。しかし、唯一異なるのが、日本ではガソリンより軽油のほうが安くアメリカはその逆である。それを書く前に一つ言っておかなければならないのは、石油を精製してガソリンやその他燃料を抽出するときに生成物の比率は同じであることである。よほど特殊な技術でも使わない限りはそれは同じである。では、日本とアメリカでなぜ、ガソリンと軽油の価格が異なるのか?まず、国土の広さを考えてみよう。アメリカは自国内でも時差があるほど広大である。物資を大量に輸送するための手段として、大型トレーラー(コンボイという言葉を聞いた方も多いかと思う)やディーゼル機関車などが主流である。日本でも地方に行けばディーゼル機関車が走っているくらいだ。電化するコストを考えるとそのほうが良いからである。又、世界的に見ても日本の車のエコ技術は進んでいる。低燃費車では日本の技術はご存知のようにトップである。元々日本は資源が少ないためその様な技術が発達したと考えるのが自然とも思える。元来、アメリカの大地には、石油が眠っているばかりでなく多くの油田の利権を握っている企業が存在する。日本はアメリカに及ばない。では、なぜ、ガソリンと軽油価格がアメリカと日本で逆転しているのだろう。価格差はどちらの国も約20%である。これはどういうことだろうか。

日本は実は、石油の輸入大国であるにもかかわらず、ガソリンの輸出大国でもある。国土が狭い分、生成される燃料の比率から考えて、ガソリンが余ってしまう時代が長かったせいもある。政治的な取り決めが大きいと考えるのがおおきいだろう。メインの輸出先はアメリカである。からくりは、こうである。日本のガソリンは今1リットル約180円である。アメリカは約90円である。倍違うのである。皆さんも最近のガソリンに含まれる税金が大きくもめたニュースを見てご存知かと思われるが、日本は税金が極度に高い。更に2重課税もされている。ガソリンに含まれている税金に対して更に消費税を課税されていrのだ。今回暫定税率の問題でマスメディアは連日テレビ、新聞、雑誌でこの税率の行方を報道したが、2重課税のことは一切報道しなかった。これは、前回の「マスメディアは偽装工作をしている」でも書いたことと同じ現象である。日本は、課税前のガソリンを輸出しているのである。ちなみにお隣韓国のガソリンは日本より高い。しかし、タクシー代は日本の半額以下である。アメリカは、すべてのガソリンを日本から輸入しているとは言わないが、かなりの量を輸入していると考えられる。ところで、アメリカの高速道路は私が知る限る無料のはずだが日本は殆んど有料である。この違いは何であろうか。
話を元に戻すが、ガソリンを安く売れないのは税金ばかりでなく、今回の石油価格高騰に間接的に関わっていると考えるのが妥当ではないか。世界の石油関連企業(通称セブンシスターズ:現在では8グループとも言われているが)の筆頭株主、又は、オーナーが今回のシナリオを描いているではなかろうか。

石油価格が高騰しているのだからさぞかしアラブ系の石油会社は儲かっていることであろう。彼らは、最近国営ファンドたるものを設立して、石油高騰から得られた潤沢なオイルマネーで更なる投資を行っている。しかしこれは、リーディングのなせる業が必要となってくるため、優秀なヘッジファンドディーラーが手を貸しているのである。サブプライム問題のときも影で資金を資金を動かしているのは彼らである。このことに関してはころあいをみて記載したいと思う。

ちなみにゴールドマンサックスはサブプライム問題の事を事前に知っていた。というより彼らが仕掛けたと思ったほうがいい。膨らみすぎた風船はいつか破裂する。仕掛けたほうは儲かる。更に言うとゴールドマンサックスを儲けさした人間がいるということである。

(追伸)現在、石油、穀物は枯渇してはいない。潤沢にある。1ヶ月ほど前、村上龍さんのテレビに悪戯っぽく穀物に関して放映されているシーンがあった。「森を見て木を見ず」でなくて「木を見て森を見ず」という感じであった。


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