Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

手塚治虫記念館

2009-08-13 | お出かけ
以前からずっと行きたかった、宝塚市にある「手塚治虫記念館」。
大阪に帰省したので、息子と行ってまいりました。
いや~、良かった!

1階の展示室に、小学生や中学生の治虫少年が描いたマンガやノートなどが
多数展示してあるのですけど、ここが圧巻。
入って速効、パンチくらってKOされました。
上の写真は中学生時代の昆虫スケッチ。写真か!?と見間違えるような精密さです。
小学生の時の漫画も、ありえないくらい完成度高いし。
小6の時に描いたマンガの中に、すでに「ヒョウタンツギ」の原型が描かれていたんですよ!



これは、中学生の時に描いていたマンガ(だと思う)。
同じく中学生の時の昆虫観察日誌にもね、
ノートにビシーっと昆虫の名前が書いてあって、その字が小さい!
そして、字が上手!印刷物みたいなんですよ、どれもこれも。
次から次へと来るお客さんが「わー!」とか「すげー!」とか
みんなそればっかし(笑)。

マンガに着手する前にまず物語を作るってんで、
SF探偵物のような文章が原稿用紙に書いてあるんですが、
これ本当に中学生が書いたの!?って文章です。


食い入るように見る息子。

2階は企画展とミュージアムショップ、そして手塚全作品が読み放題のスペース。
私が行った時の企画展は、「手塚治虫のストーリーマンガ」というもので、
ストーリーテラーとしての手塚にスポットを当てたものでした。
こちらでも、豊富な原画が展示されていて、見応えがありました。
1947年に手塚のマンガを読んだ読者が
「こんなマンガ見たことない。まるで映画をみているみたい」と言ったとか。
手塚マンガのコマ割りのテクニックや、スピードの変化、俯瞰の絵の効果的な使い方など、
映画表現との類似性を様々な角度から検証していて、とても興味深かったです。


ミュージアムショップでは、
水木プロとのコラボによるヒョウタンツギと目玉オヤジのクリアファイルと
アトムのクリアファイル、


そして、携帯ストラップと一筆箋を買いました。

他にも、いろいろありましたよぉ~。

仕上げは、手塚マンガ読み放題スペースで、親子で没頭。
私は「MW」を読破しました。すっごい面白いの、これ。
映画は原作と全然違うって、散々な批評でしたけど、
DVDになったら見ようかな。

とにかく、関西人でありながら、なぜ今まで行ってなかったのだ!と反省。
子供は100円という安さにも驚き。
しかし、何といっても「手塚治虫は天才だね」コレ、何回言ったかわかりません。
また、機会があれば行きたいです。
ちなみに写真は撮影OKの場所で撮りました。
企画展のみアウトでしたけど、他は至ってOKなのでした。
あー満足、満足。





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1 コメント

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おさむし (おさかな)
2010-06-25 19:18:22
「おさむし」と言う虫は居ましたか?
何でも聞いたところによると、この虫が好きで「治虫」と言うペンネームにしたとか。