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11月17日(水)イトカワの微粒子

2010-11-17 12:03:27 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)

2003年5月に打ち上げられ20億キロの彼方にある小惑星「イトカワ」に到達、着陸し今年6月に地球へ帰還した探査機「はやぶさ」のカプセルが持ち帰った物質が「イトカワ」の物質であることが確認できた。昨日の宇宙航空開発機構の発表によるとカプセルのサンプルキャッチャーA室から回収された約1,500個の微粒子はすべて地球外物質で「イトカワ」由来であることが分かった。

同機構がそう判断した根拠は、回収された微粒子の鉱物種(かんらん石、輝石、硫化鉄など)の成分比率が隕石の特徴と一致し、地球上の岩石と合致しないこと、「はやぶさ」に搭載されていたリモートセンシング機器で推定した「イトカワ」表面物質のデータと整合することだった。

微粒子は今後さらに詳細に分析されるが、太陽系宇宙の誕生に迫る研究の糸口にもつながる貴重な物質だという。謎だらけの宇宙を解明する材料を持ち帰った「はやぶさ」はその奇跡的な地球帰還とともに長く記憶にとどめられる歴史的な快挙を成し遂げたのだ。

「はやぶさ」計画を指揮してきた宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授は記者会見で「はやぶさが帰ってきただけでも夢のようなのに、夢を超えたものはどう表現していいのか」と満面の笑みを浮かべたのも無理はない。次は「はやぶさ2」で有機物が多いタイプの小惑星を狙うと言う。生命の起源に迫ろうと言う考えである。

次期計画には148億円の開発費用がかかるそうだ。これも事業仕分けの俎上に乗せられることになるだろうが、計画自体が頓挫することがないように願いたいものである。


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