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6月14日(木)キュウリのこと

2012-06-14 15:40:30 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
6月14日(木)キュウリのこと

苗を買ってきて植えたキュウリに実がつき始めた。先端に黄色い花をつけたちっぽけなキュウリがかわいい。キュウリは日本で古くから栽培されてきた野菜の一つである。生まれ故郷はインドのヒマラヤ山系で、日本に入ってきたのは10世紀以前と考えられている。平城宮跡からタネが出土しているので奈良時代には食べられていたことが分かっている。

日本には二つのルートを通じて伝播した。一つはインドから東南アジアに広まったものが、中国経由で伝わった華南型、もう一つはインドからシルクロードを経て中国に入った華北型である。前者が先に伝わりいろいろな品種に分化した。華北型が導入されたのは明治時代になってからである。最近では華北型が優勢になっているという。

キュウリは現在、未熟のうちに収穫されて生食や漬物、炒め物など多様な使い方をされているが、古い時代から16、7世紀ころまでは完熟して黄色になったものを食べていたようである。そのことを16世中葉に来日したL・フロイスが驚きをもって紹介している。

実は小生も完熟したキュウリが好きである。太くて40cmほどもある完熟キュウリは一本でも食べ応えがある。ワタを取り除き、皮を厚めに剥いて汁の具にしたり、酢の物にして食べるが、青いキュウリとは違った確かな食感がある。この完熟キュウリを食べたいばかりに毎年キュウリを植えているようなものだ。

ところでキュウリは栄養学的に見ればどうなのだろうか。専門家の分析によれば、大部分は水で若干のビタミンAとCを含む以外は栄養的には重視されるものは無いようである。しかし典型的な夏野菜でからだを冷やす働きがあるから、省エネの夏には持って来いの野菜である。

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