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5月22日(日)トマトあれこれ

2011-05-22 11:20:22 | ★②見たい映画・ビデオ&DVD
5月22日(日)トマトあれこれ

菜園の空きスペースにトマト苗を4本植えた。品種は「モモタロウ」だというから中ぐらいの先がとがった実がなるはずである。トマトやナスのようなナス科植物は連作を嫌うので、数年トマトを植えていないところを選んだ。

まだ幼苗で30cmほどだが、脇芽をかいて1本立ちさせると1.5mほどになり、7段ほど花房ができたら摘心する。うまく行けば150個ぐらい収穫できるから夫婦で消化するには十分である。

こどものころトマトは嫌いな野菜の一つだった。独得の青臭さが苦手だったのである。母は好き嫌いをなくそうといろいろ工夫したらしい。種の部分を除いて賽の目に切ったものに砂糖と牛乳をかけたものはうまいと思った。その当時のトマトに比べると現在のトマトはたいそう味がよくなった。同時に青臭い匂いもなくなったようである。

トマトはアンデス山脈西斜面が原産地で、熱帯地方では多年生である。古くから食用として栽培され、インディアンの移住とともに中央アメリカやメキシコに栽培範囲を広げた。しかし、16世紀初めにイタリアに導入されるまでヨーロッパ人はトマトを知らなかった。しかも最初は赤い実を観賞するためだった。

ヨーロッパで食用栽培が始まったのは18世紀中ごろからである。北アメリカは原産地に近いにも拘らず18世紀後半になってヨーロッパ経由で伝わるまでトマト栽培はなかった。日本へは18世紀初めまでには伝わったらしいがそのルートははっきりしない。これも当初はアカナスと呼ばれ観賞用で、食用として栽培されるようになったのは明治になってからである。しかし青臭さと酸味が一般の嗜好に合わず栽培は遅々として進まなかった。

食用、加工用として需要が増えだしたのは昭和に入ってからだった。そのはしりのころ小生は砂糖と牛乳をかけて食べていたわけだ。ちなみに現在の世界的トマト生産国はアメリカとイタリアである。