住宅の耐久年数

前にこのブログでも触れたような気がしますが、日本の住宅の耐久年数の少なさは他外国に比べ異常な短さです。

のように歴然としています。
あるハウスメーカーの試算だとイニシャルコストを２０％増加させて、耐久年数７０年の住宅を建てると７０年間のライフサイクルコストは約２３％も削減できるというデータがあります。

日々、ハウスメーカー、建売各社の研究のお陰で住宅の質は日進月歩で良くなっていますが、中古住宅の価値が現在の日本の不動産流通市場の仕組みの中では必要以上に下がってしまうというのが、本来の原因かと思います。メンテナンスをすれば３０年以上持つのですが、余りにも償却割合が大き過ぎます。
今、国交省が中心になり「１００年住宅」というプロジェクトをやっているそうですが、造って壊しての流通には確かに限界がありそうです。