長い間、野球界に貢献した山本功児氏、私の先輩でもある。法政大学時代、夏になれば必ず母校の教えを、ホント、懐かしいですね。よくしごかれました。夏の暑い日、練習の一環で、野手を全員、外野のレフトの守備位置につけと、一瞬、これは楽だなと思いきや、いきなりライト方向へ、後ろのネットに着くまでボールを追いかける事を義務付けられ、何十本も、炎天下の中、ホント、全員がフラフラになり、必死になってボールを追いかけた。何の練習や、単なるシゴキやと心に思いながら、何度も何度も追っかけた、でも、あの時、微妙なボールを打っていたんですよね。取れるか取れないかあきらめない気持ちを我々に教えてくれたと後から思うようになったんだけど。その時は、ただただ夏の炎天下、そんな事思わなかったですけどね。卒業し、皆であって、あの時の山本功児氏シゴキの話題。今から思うと良い思い出ですよね。守備のコーチも私達、受けました。見本を見せられた時、不思議な体験、身体はデカイのに、グローブさばき、その時、亜麻仁油の付いた硬いミット。使いにくいミットと皆知っていたので、それでも、ボールが吸い付く様に綺麗に入って行く。唖然とした事を今でも鮮明に覚えている。プロで守備は一流と言われたのもうなずける。入った頃、一塁には世界の王選手。中々、出番はなかったけど、結構、応援していた頃を思い出す。それにしても、昨年、息子さんが甲子園に出て、２本の本塁打、流石、山本功児氏の息子と喜んだもの、今は横浜に育成選手として今年から入っている。そんな事を思うと早い死に残念でならない。今回の訃報。ただただ、ご冥福を祈るしかない。
神戸森林植物園にて
