Lilac-Garden

写真で綴る日々の記録 & クラギ練習帳

「駄菓子屋世代のストーリー」…番外

2007年04月05日 | 駄菓子屋世代のストーリー





少し前、「一夜限りのライブ」と題し、坂崎幸之助さん、南こうせつさん、谷村新司さん出演の番組がありました。ここでも懐かしいお話で盛り上がっていましたが、ご覧になった方もいらっしゃるでしょうか。

年間300ステージをたった3万円の月給でこなしていたという谷村さん。例の関西イントネーションで淡々と話します。食えない時代はひどく貧乏で、それでも夜ごと、共に夢を語り合う熱い青春だったとか。「いつかきっと…」と夢を貫き通した“ほんの一握りの男たち”なんでしょうね。どっしりと力強く、深みのある歌声には、彼らの大きな自信が加わっているようにも思えました。



ふと気付くと、谷村新司さんも南こうせつさんもまた、団塊の世代です。この世代の方たちは迫力がありました。「一人では闘えないから、皆で一緒にガンバロウ!」というのがキャッチフレーズだったでしょうか。急成長の時代に後押しされて、集団で大きな風を巻き起こしたような印象があります。

そして、絶えず後に控える「ちびっ子」を引っ張って来たのもこの世代でした。私にとって、この方々の影響力はとてつもなく大きく、いつまでも力強く、そして憧れたものです。大勢で、ドシンドシン踏み固めてくれた道筋を、いつも追いかけて歩きました。それは、反戦フォークやジーンズファッション、時には労組の紛争だったり、そしてまた、あの偉大なるビートルズだったり。

もう消えかけていたこの道、「リスタート」という言葉で、ひょっとしたら新しい風を起こすのかもしれません。また、大きな夢を追いかけてほしいです。


Lilac-garden 「駄菓子屋世代のストーリー」より番外(写真はみろく公園・水仙)