Lilac-Garden

写真で綴る日々の記録 & クラギ練習帳

時を越えて佇む「積善館」

2006年09月30日 | 日本の旅


「どこかへ行ってみたいわ」と母がぽつり。こんな時だけ反応の素早い私です。群馬県の四万温泉積善館に宿を取り、親孝行ついでにちゃっかり楽しもうと出かけました。落ち着いた佇まいの宿は心地よく過ごせましたのでちょっとご紹介。








この宿は元禄四年に創設された宿で、1階のアーチの窓の部分が大正時代の面影を残す元禄の湯です。入り口から段の高い階段を5〜6段下り、少し地下にめり込んだような床面から更にまた掘り下げられた四角い風呂が5つ。奥行きも広く、湯船の底から一気にそびえる天井、前方には一面のモダンアーチの明るい窓を眺めます。どっしりとした風情の忘れられないお風呂となりました。


中でも一番奥にあった天然蒸風呂は貴重な体験でしたね。高さ70cmほどの穴蔵に入る真っ暗な半畳ほどの空間です。入り口を閉じると暗闇が本当に怖いんですけど、じっとしてると妙に心が落ち着いてくるのです。母と二人かわりばんこで入ってなんだかんだと感想をね。本当に楽しい思い出となりました。





本館の建物は県指定重要文化財となっていて、左右に並んだ客間を見る事ができます。



また、館内は迷路のようで、風呂まで行く廊下にも、湧き水したたる狭いトンネルをくぐり抜けたりと探検気分で館内を巡りました。





宿の皆さんは始終にこやかな笑顔を絶やさず、てきぱきされるのが印象的でした。大変気持ちよく過ごす事ができ、また珍しい体験ができました。父を亡くしてから数年後、珍しく母の言った言葉で楽しい旅行ができました。母はとても気に入った様子。「もう一度来たいわね」と嬉しそうで何よりでした。

白い曼珠沙華

2006年09月29日 | 庭の花*花だより



旅行土産のお写真はちょっと休憩します。
なんてったって彼岸花の季節ですもの。終わってしまったらたーいへん!

旅行から戻ってくると早速tenkoさんからメールが入りました。
「おかえり~。白の彼岸花が咲いてるよー!」私の彼岸花好きを思ってのことです。
旅行写真の整理もまだついてないけど、、、ここはやっぱ彼岸花でしょう。
早速飛んで行きました。ほんのりピンクがすまし顔なのね。(笑)

白彼岸花は赤色曼珠沙華と黄色ショウキズイセン(鍾馗水仙)の交配種と教えてくれましたよ。
調べてくれたのですね。どうもありがとう!

だけど、、、どうして赤と黄???
植物辞典でショウキズイセンを調べてみたら、分かったような分からないような。。。


tenkoさんちも秋の花盛り!デュランタ・タカラズカもきれいでした。
Photo&Photo



梓川の子ガモと田代池

2006年09月28日 | 日本の旅


梓川や大正池にはたくさんのカモがいます。これは子ガモです。石で囲まれた流れのゆるやかな所を選んで入ってくるので、私のすぐそばまでやってきました。「よいしょ」っと方向転換の最中だったのかな。何をするにも好奇心でいっぱいの目をしています。お腹いっぱいの親ガモのすぐ傍で安心して遊んでいました。






田代池

上高地は何度か行きましたが、もっぱら大正池から河童橋までをゆっくりします。
ポイントごとに景色も変わり、雲が流れ、そこにいるだけで満足です。

昔はね。キャンプ道具を持って行ってコーヒーを沸かしたりしたんですけどね。
年でしょうか。今回は全て現地調達でした。
でも、やたらおいしいコーヒーが飲みたかったですよ。次回は絶対!

そうそう、河童橋で食べた普通の(?)カレーライスがとびっきりうまかったです。
たっぷり歩き、爽やかな空気を腹いっぱい吸い込むと、
こんな何でもない事に感激できるんですね。



爽やか晴れの上高地

2006年09月27日 | 日本の旅

穂高連峰

大正池から焼岳


梓川から河童橋
2006旅日記、少し話が前後しますが、まずは上高地から。
見てください!この素晴らしく良いお天気!湧き上がる白い雲もまた良かったですよ。
時には水辺に遊ぶカモを眺め、腰を下ろしてパンを齧り、好きな山と空を眺めてゆっくり過ごす…。
最高に贅沢な念願がやっと叶いました。実はここ2年ほどはお天気に恵まれずに断念していましたので、こんなお天気に恵まれると、また何度でも行きたいと思う私です。


Photo&Photoにも少しずつ気に入った写真をアップしますのでよかったらお越しくださいね。



瀬戸の夕陽

2006年09月14日 | 香川県


瀬戸の夕陽、詫間の紫雲出山で撮影しました。夕陽が沈むのを見た事がありますか?陽が落ちていくのを、言葉もなくじっと、ただただ見つめてしまいました。紫雲出山からの瀬戸の夕陽はとても素晴らしいですよ。でも、なかなかうまく撮れません。また行きたいです。



この後、太陽が山の後ろに沈んで…→Photo&Photo


飛騨古川の旅より

2006年09月12日 | 日本の旅


今日は昨年飛騨へ旅行した時の写真にしました。郡上八幡ってご存知ですか。2時間サスペンスの舞台になったりします。実は郡上八幡へ行こうとしていたのですが、まあ時間もゆっくりでしたので、古川へ。

町を飾るヘブンリーブルーの鉢植え、古い町並みと掘割を流れる透明な水、錦の鯉が色を添える、とてもシンプルで静かな町並みです。

ここはNHKの朝の連続ドラマ「さくら」の舞台となった和ろうそく屋さんだそうです。私はドラマを見ませんでしたが、知ってますか?郡上八幡?ええ、それがゆっくりしすぎてしまいましてね。また次の機会には行ってみたいです。

ヘブンリーブルーが咲き出しました。

2006年09月11日 | ヘブンリーブルーに挑戦!




気温が下がり、ヘブンリーブルーがたくさん咲き出しました。
素敵な青で飾ってくれています。

だけどねえ。
葉っぱを沢山落としてしまって。
敗因は夏の間の水遣りです。
ついおろそかになった日も。。。

あー「飛騨の花姿」になるのは
ちょっと無理かしら。
来年は地植えで頑張ります!






後姿もいいかしら…


Photo&Photo

夏の終わりに。

2006年09月10日 | 庭の花*花だより

夏もそろそろ終わりですね。青い空の下、いい思い出作れました?私はふらりと一人で出かけ、気ままに過ごすのも楽しいなあと思えるようになりました。写真は夏のはじめのムクゲです。この頃は梅雨明けで青い空が嬉しかったなあ。カメラと共に向かえた初めての夏が終わろとしています。やってくるのは実りの秋、いいのが撮れますよーに!

おみやげの赤いうちわ

2006年09月08日 | 香川県




いただいたコメントを見ていたら、なんとマル金のうちわ(昨日の記事)を買ったのかと書いてある。

いやあ、まさか。。。(笑)

マル金は金比羅の金かな?丸亀うちわのトレードマークのようです。

なーんか誤解されそーだなー。
とは思ったけど、やっぱり!

なので私が買ったうちわをご紹介。
見よ!この竹細工!
扇ぐというより飾りにいいです。
さんま焼くのに使ったらダメよ!

ついでに先週行ってきたつるぎ土産のふくろうも載せました。





水木しげるデザインのもありました。よく見れば、おもしろいんですよ。
アングルが悪い?はい。もうちょっと左だったわね。緑のは「さぬき提灯」だそうです。

丸亀の伝統工芸「うちわ」

2006年09月07日 | 香川県



うちわの季節もそろそろ終わりですね。少し前ですが、友人のデザインうちわが展示されていると聞き、丸亀にある「うちわの港ミュージアム」に行ってきました。「丸亀うちわ」の生産量は90%を占める全国一だそうです。竹・和紙・糊などを材料に伝統的な手作業。一本の竹を35~40本に割いて切り込み、うちわの骨となる部分が作られていきます。一本、一本手作りの味にはぬくもりがあって、プラスチックのうちわとは大違いですよね。おみやげに赤いきれいなうちわを一つ買って帰りました。




一宇峡「土釜」にて

2006年09月06日 | 徳島県


爆音と共に三段の釜に落ちる豪快な渦、巨大な岩。それは足がすくむようです。「これはすごい!」と撮影を始めた途端でした。ピカッゴロゴロドーン。轟いたのは「釜鳴り」ではなく雷鳴?山で雷?とーんでもありません。すたこらさっさと車に逃げ帰り、ほっと一息。ああ残念!肝心な所は全く撮れませんでした。

四国の山中、大観光地でもなければみやげもの屋もない、誰一人行き逢わぬような場所で、絶え間なく轟音を響かせているのですね。夜の土釜に思いを馳せると不思議な気がしてきました。また行ってきます!