新刊の森

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老いと記憶の不思議な関係「老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの」

2018年12月19日 | 新刊書
老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの (中公新書)
増本 康平 (著)



人間の記憶というテーマは、さまざまな観点から考察できるものですが
この書物は老いと記憶という視点から考察するものです。
老年になると、若いころの記憶力は失われてしまうもののようですが
逆に、それまですっかり忘れていた幼いころの記憶が
まざまざと想起されることもあるようです。
このような老いと記憶の不思議な関係について考察するのは楽しいことでしょう。




新書: 216ページ
出版社: 中央公論新社 (2018/12/19)
言語: 日本語
ISBN-10: 4121025210
ISBN-13: 978-4121025210
発売日: 2018/12/19

内容紹介
屈指の高齢社会である日本では、老化への関心も高い。加齢に伴って人間の記憶や認知はどう変わるのか、それらを司る脳にどのような変化が生まれているのか、そして、変化する記憶機能といかに向き合うべきか。加齢をネガティブにばかり捉えず、正しい知識で向き合うための一冊。

著者について
増本康平
1977年生まれ.神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授.大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了(人間科学).日本学術振興会特別研究員,大阪大学大学院人間科学研究科助教,島根大学法文学部講師を経て,神戸大学に着任.スタンフォード大学長寿センター客員研究員.専門分野は,高齢者心理学,認知心理学,神経心理学. 著書『エピソード記憶と行為の認知神経心理学』(ナカニシヤ出版,2009年)


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