新刊の森

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思想的に深い意味を帯びた問い「不自然な宇宙 宇宙はひとつだけなのか?」

2019年01月17日 | 新刊書
不自然な宇宙 宇宙はひとつだけなのか? (ブルーバックス)
須藤 靖 (著)


哲学の世界には可能世界論というものがあって
複数の世界の可能性を考えるが
現代物理学的においても、複数の宇宙の可能性を考えている。
どちらもわたしたちの世界がこのようにしてあることの背後にある謎に取り組もうとする試みだ。
「わたし」がいまどうしてここに、この「わたし」として存在するのかというのは
わたしたち人間にとっての尽きない問いであり、物理学もまた
思想的な意味をおびたこの問いにつき動かされている。




新書: 240ページ
出版社: 講談社 (2019/1/17)
言語: 日本語
ISBN-10: 4065144655
ISBN-13: 978-4065144657
発売日: 2019/1/17
Kindle版 ¥ 1,080
新書 ¥ 1,080

この宇宙が「不自然なほど」よくできているのはなぜ?
その謎を解く鍵は「マルチバース(多数の宇宙)」だった!

 Q1 宇宙に果てはありますか
 Q2 宇宙には始まりがあったのですか
 Q3 宇宙はある場所が爆発して生まれたのですか
 Q4 宇宙人はいますか

これらの問いに宇宙論研究者が本気で答えます。


我々はどこまで世界を理解したのか?
現代物理学は、この宇宙が絶妙なバランスの上に成り立っていることを明らかにした。
なぜ、地球はこの場所にあるのか? なぜ、重力や電磁気力はこの強さなのか?
我々の宇宙は唯一の存在なのか、無数の宇宙の中の1つに過ぎないのか?
最新物理学の観測事実に基づいた「マルチバース」の理論と「人間原理」を徹底解説。


【目次】
第1章 この「宇宙」の外に別の「宇宙」はあるのか?
第2章 宇宙に果てはあるのか? 宇宙に始まりはあるのか?
第3章 我々の宇宙の外の世界
第4章 不自然な我々の宇宙と微調整
第5章 人間原理とマルチバース
終 章 マルチバースを考える意味


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