さわだ和代

写真付きで活動報告・日々のできごとやおもいを綴ります。

自治体学校での2日目の学び

2018-07-22 22:31:00 | 日々の活動
第60回自治体学校in福岡の2日目は分科会でした。
10分科会、2講座、3現地分科会とそれぞれに自分の勉強したい所に分散しました。

私は第6分科会の「被災者の健康.生活実態と自治体の役割-熊本地震二年の経験から」に参加しました。
9時半から夕方5時までみっちり全国の災害地からの報告と被災者救済は国の責任であり、生業の保障は個人の資産形成のため公金は入れられないという理屈は間違えているなどそれぞれの方がおっしゃってました。
京都市からは耐震改修の保障金や被災者生活支援についての先進的な報告がされました。詳細は京都市HPに。
「みなし仮設住宅」はプレハブではなく、空き家になっている民間住宅を借りて家賃は公的負担と本人一部負担です。これが大変問題となっていること。
障害者、障害児、介護の必要な高齢者、喘息など持病がある方などプレハブ住宅建設まで待てない重篤な人たちが、コミュニティから離れ、他県へも移動する事で、支援情報や、支援物資支給などの範疇から外れてしまうこと。
孤立感が増し、孤独死にも繋がっていくこと全く知らない実態を聞くことができました。
点在してしまった被災者の方のデータは個人情報保護の観点から民医連医療班や、ボランティアなどには知らされないため、手の施しようがない。との事。

もっと柔軟に困っている人を真ん中に置いて、みんなが支え、支えられる仕組みづくりが必要。

ソフト面、ハード面から課題が山盛りです。