親ばか パイレーツ!(一期一会/出逢いに感謝)

田原本町立平野小学校の少年野球チーム 平野パイレーツ応援日記、田原本中学校野球部応援日記、奈良県学童女子野球などetc。

秘話

2015-04-02 | 高校野球

第87回選抜高校野球大会で福井県勢初優勝を果たした敦賀気比の投打の柱、平沼翔太。1年生の時からスタメンに名を連ね、「このチームはピッチャーがいない」という酷評をバネに2年生から背番号「1」を背負い、日本一のチームのエースへと上り詰めた。抜群の制球力、ピンチにも動じない冷静さは努力のたまものだが、その才能を数年前にいち早く見抜いた人物がいた。プロ野球で通算139勝を挙げた阪神の大エース、故小林繁氏だ。

 2人が出会ったのは、小林氏が57歳で亡くなるまで総監督を務めていた中学硬式野球チーム「オールスター福井」の練習場だった。オールスター福井には県内の才能溢れる中学生球児が毎年集まるが、小林氏が体験入部に来た当時小学6年生の平沼の才能を見出すのに時間はかからなかった。一目見た瞬間にチームの首脳陣に駆け寄り「よくやった。よくこんな才能を見つけてきた。必ずプロ野球選手になる」と語ったという。

 小林氏の見立て通り、平沼はヤングリーグ台湾遠征や国際大会の中日本代表チームのメンバーに選ばれるなど才能が開花。2013年、甲子園の常連校・敦賀気比に進学すると、1年生ながら春の県大会でメンバー入り。同校初のセンバツ4強の原動力となった2年先輩の岸本淳希(現・中日)がチームを抜けた後、エース不在といわれる中で実力を伸ばしエースの座を射止めた。

 2014年夏の甲子園、大阪桐蔭戦の大量失点を機にさらなる成長を誓い、地元でプロ野球の元トレーナーから指導を受けるなどして、一回りも二回りも大きなエースになった。甲子園で優勝を決めたマウンド裁きに、小林氏も天国で目を細めていることだろう。

福井新聞ONLINE 4月1日(水)16時27分配信

 

小林さんが監督をしてたとは知らなかったです・・・

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