深く深く落ち込む時〜真夜中の訪問者”その６７”

　GW中もGW明けも､不思議と深く落ち込んだままだった。
　何をしても詰まらなく､落ち込みっ放しだった。美味しい夢を見ようと思っても全然駄目だった。よくて､中堅のAV女優が夢に出てきたくらいだ(”その66”)。
　中古のヨーグルトメーカーを買い､自作ヨーグルトを作ったまでは良かったが､逆に便秘が酷くなったのも一因ではあろうか。
　とにかく､精神的にも肉体的にもすぐれないのだ。全く､腐った脳に腐った腸に腐った精神状態である。
　こういう時は気晴らし系のブログでも書けば､気分だけはリラックスできるかもしれないが､気晴らしのネタすらない。あるのは､何日も溜まった腐った便だけだ。

トイレに行けない！

　そんな最悪のここ数日は､同じ様な夢を見た。
　舞台は､昔の私の自宅である。
　リフォームや新築する前の家だから､とても懐かしくはあった。ただ1つだけ最悪なのが､昔の旧式のトイレが壊れてて､全く使えないのだ。
　夢なのに臭くてたまらない。
　外に出て､コンビニのトイレを借りようと車に向かうも､周囲には違法駐車が一杯で､車庫から車を出す事すら出来ない。
　歩いていける距離じゃないし､途方に暮れてると､夢から覚めた。

　自粛生活を打ち破って､思い切って夜の街にでも派手に繰り出そうと思う時もある。
　しかし､久留米の繁華街なんて”汚物の寄せ集め所”みたいで､今になって思うと､よくあんな汚い所で遊んでたなって､つくづく嫌になる。
　AV女優が夢に出てきたのも腐ったトイレの夢も､今の自分の腐りきった状況を暗示してるのだろうか？
　全てを新型コロナや政治家のせいにすべきでもないが､何かに八つ当たりしたくもなる。

　こんな腐った状況の中､長崎県や佐賀県では堂々と聖火リレーが行われ､五輪のテスト大会も行われている。
　今更オリンピックを開催した所で､腐ったトイレで用を足すのと同じで､汚いだけの腐った東京五輪で終わるのは目に見えている。

最後に〜東京五輪よりも大谷翔平

　そんな中､メジャーの大谷だけが光り輝いている。”勇気を与える”とすれば､東京五輪よりも大谷の活躍だろう(”されど大谷”)。
　かつてベーブルースが､1927年のアメリカをニューヨークを変えた様に､今の大谷にはあの頃のルースの躍動の臭いがプンプンする。　
　地球の裏側にまで届きそうな､地響きする程の鼓動はどこから来るのだろうか？あの異次元の咆哮は彼だけのものか？
　超高給取りのロートルを1人クビにしただけで､あそこまでチームは明るく躍動するのか？
　だったら､永田町や歌舞伎町を潰せば､東京都は眩いばかりの輝きを取り戻すのか？

　”老兵は死なず､ただ消えゆくのみ”というマッカーサー元帥が残した有名な言葉がある。
　ニクソン元大統領は､この言葉を引用した後､”老政治家は大抵死ぬが､決して消え去る事はない”と語った。
　しかし､政治家は大抵は消え去るが､腐敗だけは消え去る事はない。
　大谷のバットで腐った政治をスィープしてくれれば､これ程の都合のいいイベントもない。
　今年の夏はオリンピックではなく､大谷劇場で盛り上がるとしよう。