夕陽丘

時事問題とロースクールの日常など

◆サブプライムと貸し渋り

2008年04月16日 23時51分42秒 | 企業法務学習日記
いつかどこかで見た覚えのある光景だ。

経済環境の急速な悪化により、銀行の体力が弱くなり、銀行は、それまででは考えられなかったような厳しい対応を融資先にとり始める。

バブル経済の崩壊がもたらした失われた時間。アメリカも日本と同じ道を歩むことになるのであろうか?

WBSの特集を見ていると、それが現実になりつつあるように思える。

しかし、仮に同じ道を歩むことになるとしても、大きく異なる事情があるのが気になる。アメリカは、バブル経済当時の日本とは比較にならないほど、現在の世界経済を支えている。アメリカの不況は、世界に伝播してしまう。

そういえば、以前は、アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪を引くなどといわれた。これを現在の状況にあてはめると、そら恐ろしい。

ヨーロッパ、中国、ロシア。政治の軸は、明らかに多極化しつつある。しかし、経済の軸は多様なものになるだろうか?

経済のグローバル化は様々な面で世界に恩恵を与えた。反面、世界は多様性を喪失し、よく言って一蓮托生の状態になっているように見える。

日本経済はどのような影響を受けるのだろうか。

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