夕陽丘

時事問題とロースクールの日常など

4月22日 ドキュメントナウ 小児科医療

2008年04月22日 02時19分59秒 | ロースクール日記
ドキュメントナウを見ていました。

小児科医療の難しさは、新聞や雑誌、ニュースなどで度々取り上げられていますから、もちろん知っていましたし、そこにある問題点もそれなりに理解しているつもりでした。

それでも、こうしたドキュメンタリー番組でなければ理解できないものがあるのだと再認識しました。

新聞やニュースの特集などは、特定のテーマや問題点があり、それに対する解答を出すというプロセスの中に「現場」が映像として取り上げられ、編集されるという側面が強いように思えます。

あるべき結論に対する理由としての「現場」という感じでしょうか。

もちろん程度の差ということもいえるのでしょうが、今回見たようなドキュメンタリー番組は、「現場」を伝えることで特定のテーマや問題点の存在を認識させるというプロセスがあるように感じます。そこでは、予定された答えはないのでしょう。

そうであるからこそ、「現場」を伝える映像はニュース特集などよりも強いリアリティを有しているような気がします。

見ていてふと思ったのは、中央官庁の役人の力量や先見性といったものが相当低下しているのではないかということです。果たして、彼らは現場を知っているのか?

書面の情報だけを頼りにして政策を策定してはいないだろうか?

その他いろいろと考えさせられる番組でした。

ではおやすみなさい。

4月20日 ナレッジマネジメントとアイデアプロセッサ

2008年04月20日 23時31分36秒 | ロースクール日記
先日、ナレッジマネジメントのことを書きましたが、個人レベルでのナレッジマネジメントにおいても、ITないしICTは、強力な武器になります。

法律という分野の特性を考えると、ロジックツリーを手軽に構築できるアウトラインプロセッサは重宝します。自分は、ワードのアウトライン機能が使いづらいと感じていたので、いくつかのフリーソフトを利用しているのですが、オススメはNanaTreeというツリー型メモ帳ソフトです。このところは、iEditという強力な対抗馬も出現しているようです。こちらは、アイデアプロセッサの要素も加わっているので、そのうちこちらも利用してみようと思っています。

ところで、最近、あらたに「よい」ソフトを発見しました。

ここ数年はマインドマップが流行りで、それに対応したソフトもありますが、ある意味、それを超越するすごいソフトだと思います。

このすごいソフトの他にも、ワードとの連携が可能な別の「よい」ソフトがあるのですが、それはシェアウエアなもので、まあまあすごいソフトという位置づけにしてあります。

ただ、そうしてコンピュータ環境での作業が進んでくると、シングルディスプレイ環境に、何か物足りなさを感じてくるのです。

そろそろマルチディスプレイ環境を導入しようかなと真剣に考えております。

手軽なのは、海連の「サインはVGA」というUSB利用のビデオカードです。最大3台まで拡張可能だったと記憶してます。シャレの聞いた名前ですが、バレーボール好きな社長の一声で決まったらしいです。

本格的にやるならグラフィックボードを買わないといけない訳ですが、やはり多少高いですよね。

◆サブプライムと貸し渋り

2008年04月16日 23時51分42秒 | 企業法務学習日記
いつかどこかで見た覚えのある光景だ。

経済環境の急速な悪化により、銀行の体力が弱くなり、銀行は、それまででは考えられなかったような厳しい対応を融資先にとり始める。

バブル経済の崩壊がもたらした失われた時間。アメリカも日本と同じ道を歩むことになるのであろうか?

WBSの特集を見ていると、それが現実になりつつあるように思える。

しかし、仮に同じ道を歩むことになるとしても、大きく異なる事情があるのが気になる。アメリカは、バブル経済当時の日本とは比較にならないほど、現在の世界経済を支えている。アメリカの不況は、世界に伝播してしまう。

そういえば、以前は、アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪を引くなどといわれた。これを現在の状況にあてはめると、そら恐ろしい。

ヨーロッパ、中国、ロシア。政治の軸は、明らかに多極化しつつある。しかし、経済の軸は多様なものになるだろうか?

経済のグローバル化は様々な面で世界に恩恵を与えた。反面、世界は多様性を喪失し、よく言って一蓮托生の状態になっているように見える。

日本経済はどのような影響を受けるのだろうか。

4月14日 ナレッジマネジメント

2008年04月15日 01時46分24秒 | ロースクール日記
こんばんわ。

今日は、教授の方々との意見交換会、そして、医療と法、電子商取引と法という流れでした。

意見交換会で述べさせていただいた意見は、おおむね前回と同様なのですが、今回の方がより詳細ではあったと思います。

結局、今回も言いたかったことは、個々の講座における単発の情報発信ではなく、総合的なナレッジマネジメントがなされると、知識や技術の習得過程がより効率的なものになり、院生相互の学習面におけるシナジーがより望めるようになるのではないか、ということだったのですが、言葉足らずのようです。

それにしても、このように自由に意見を伝えられる機会を与えてもらえるということは、とてもありがたいことです。M先生のお人柄だなあとあらためて実感しました。

知の習得過程をどう管理していくかというのは、3年間という限られた期間の中で成果を出さなければならない法科大学院にとっては、極めて重要で、そこに身を投じた院生にしてみれば、さらに切実です。

何を知り、何を理解し、何を覚え、どう考え、どう使い、どう結果を出すか。

個々に分断された「知」というものを、いくつかの目的や指針のもとで有機的にリンクさせ、ネットワーク化させて、全体としてひとつの構造体を構築し、それに自由にアクセスできるようにする。

そうすれば、まさにあとは本人のやる気と努力の問題ということができると思うのです。

とにかく、時間は限られているのだと思います。個人的にもがんばっていきたいです。

4月11日 課題の仕上げ

2008年04月11日 10時31分23秒 | ロースクール日記
おはようございます。

昨日は、要件事実の第1回でしたが、予習課題をかなり間違えており、まだまだ要件事実のセンスがないなあと反省しました。

契約成立、とくに代金額については、おおむね正しかったのだと思うのですが、その余の点については、検討が不十分でした。

A山先生は、裁判実務を長年にわたり務められているので、そんなに難しくないとおっしゃられていましたが、要件事実初学者には、やはり難しい。

もちろん、全体の構造を把握してしまえばなんてことはないのかもしれませんが、そこまでは大変ですね。

今日は、公法総合演習の発表資料を完成させます。

しかし図書自習室は誰もいない…

4月9日 フルセットコンプライアンス

2008年04月09日 23時59分05秒 | ロースクール日記
こんばんは。

今日は、実務的な科目が2つ。企業法務と企業における法令順守です。

コンプライアンスの方は、G原先生がおそらく今年限りで退任されてしまうので、G原コンプライアンスを学べる最後の機会となってしまいました。

新聞や朝生などでコンプライアンスを熱く語る姿を何度も目にしていますが、やはり生講義は違いますね。

とくに、対処療法的なコンプライアンス対応ではなく、理念あるいは精神としてのコンプライアンスとは何かを追及される点は、コンプライアンスの学問的意義を強く認識させられました。

「法令遵守が日本を滅ぼす」や「コンプライアンス革命」などでフルセットコンプライアンスのことを知ってはいましたが、今日実際に講義を聴いて、その意味するところをようやく理解し始めることができた気がします。

実は自分がこのロースクールに入ったひとつの理由がG原先生の存在だったものですから、先生がいなくなられるのはさびしいものです。

4月1日 資料準備

2008年04月01日 19時52分20秒 | ロースクール日記
こんばんわ。

新年度がスタートし、3年コースの2年目となりました。

今日は、各種資料の印刷と読み込みで終わった感じがします。

ロースクールは忙しいですね。といっても、六本木は働きながらの方が過半数ですので、有職者の方のバイタリティを見習ってがんばりたいものです。