「何か問題が起きたときには、何が正しいかを考える。普通、何か問題を起こすと損得を先に考える。損をしたくないから物を隠したり、いろんな手当てをするが、私は、何が正しいかを考えて、もし間違ったなら正しい道を行く。必ず損得はそのあとに考える。何が正しいかということが先であって、損得はそのあとにあるということを心掛ければ不祥事は起きないと思う。」
今週のカンブリア宮殿における鳥羽博道ドトール名誉会長の言葉である。
この言葉は、コンプライアンスを実践する際の心構えを端的に示したもののように思える。コンプライアンスといえば、法令を守ることととらえられがちではあるが、その実質は、企業行動を社会の要請に適合させることであろう。
そうすると、コンプライアンスは、実は、CSRやビジネスエシックスとも連関している概念であることになる。そして、それは究極的には、経営者個人の道徳や倫理に規定されるものになりうる。鳥羽会長の言葉には、そのことを端的にあらわしていると感じる。
今週のカンブリア宮殿における鳥羽博道ドトール名誉会長の言葉である。
この言葉は、コンプライアンスを実践する際の心構えを端的に示したもののように思える。コンプライアンスといえば、法令を守ることととらえられがちではあるが、その実質は、企業行動を社会の要請に適合させることであろう。
そうすると、コンプライアンスは、実は、CSRやビジネスエシックスとも連関している概念であることになる。そして、それは究極的には、経営者個人の道徳や倫理に規定されるものになりうる。鳥羽会長の言葉には、そのことを端的にあらわしていると感じる。