夕陽丘

時事問題とロースクールの日常など

◆永田町という場所の風景

2005年12月22日 22時18分12秒 | 日記・書評
 永田町という場所は不思議な場所だ。

 政治の中枢,権力の中心,あるいはヌエの住む場所…

 あらためて周囲の地理を観察すると,永田町は小高い丘になっていることに気づく。国会議事堂や議員会館が丘の頂点にあり,霞ヶ関に下ると官庁街が広がっている。

 何かで見聞きしたのだが,あのあたりは地盤が固く大きな地震が来ても問題ないのだそうだ。なるほど,権力の中心だけのことはある。

 今年は小泉純一郎という稀代の政治家が大立ち回りの一人舞台を演じ,そして暮れようとしている。このまま行けば,来年は総裁任期満了により退陣,後継総理総裁は安倍晋三氏ということになるだろう。

 さて,そのころの永田町の風景はどうなっているのだろうか。

◆大和の日

2005年12月18日 23時07分43秒 | 日記・書評

 今日(17日)は,映画「男たちの大和」公開日。勝手ながら今日一日を大和の日とさせていただきます。
 朝,7時の新幹線にて尾道へ向かう。目的はもちろんロケセット見学。
 昼,ロケセット到着。巨大さに圧倒される。「よくここまでデカいもの作ったなあ」と感嘆する。しかし,やはり艦橋上部がないのが,なにやらさびしい感じ。
 夜,東京に戻り,映画を見る。ワーナーでレイトショーを見る予定だったが,約30分間に合わず,検索の結果,渋谷にてオールナイトをやっていることを知り直ちに渋谷へ。帰宅は翌朝。
 忙しい一日でした。

 でも満足!




 尾道周辺に多数存在していたスペシャルな自販機。黒一色の自販機というのは,何だか重厚感があって強そう…


◆理想の組織とは その1

2005年12月10日 23時27分36秒 | 企業法務学習日記
 最近,組織のあり方について考えさせられることがあった。

 テーマは,ワンマン経営者がリーダーを務める中小企業において,全従業員のモチベーションを高め,効率的な経営をするにはどうしたらいいのか,みたいなところだ。

 付け加えれば,そのワンマン経営者は営業分野で優秀な成績を収めており,個人としての営業手腕はピカイチ。従って,自己の営業手法について強い自信を抱いており,部下には自己の手法の遵守を強制している。そのため,時折特定の従業員と衝突することがある。経営者と衝突する従業員もまた優秀な営業成績を上げており,その人柄や営業手法に同調する従業員が多数いる。

 従業員は大きく分けて3つのグループに分類できる。1つは経営者に従順なグループで成績は中程度。もう1つは経営者のワンマン経営に反発を強めているグループで成績は一番いい。最後は経営者の手法は合理的ではないと思いつつ表立った反発はしないグループで成績は中程度。

 さて,あなたが経営者だとして,できるだけ多くの従業員のモチベーションを高め,最大の営業成績を上げるにはどういう組織管理をしたらよいのでしょうか。

 パッと見て思いつく方法は2つ。1つは,表立って反発するグループを切り捨てて,その他2つのグループをまとめる方法。もう1つは,表立って反発するグループの意見を取り入れて全体の調和を図っていく方法。

 2つ並べると後者の方法のほうが良さそうに思えるけれど,不確定要素は多数あって,単純に後者がベターとも思えない。

 例えば,①意見を取り入れたとして反発が収まるか不確定,②意見を取り入れることで今まで従順だったグループが経営者の指導力に疑問を感じる可能性も考えられる,③何より,そうすることで全体の営業成績が向上するかわからない,ナドナド。

 難しいっすね。