夕陽丘

時事問題とロースクールの日常など

20100920 勉強記録

2010年09月20日 17時21分02秒 | 新司法試験日記
今日は、部屋の掃除をしながら、今年の択一の問題集を解いていました。

問題集は、先日、グッチ氏に教えてもらったLECの単年度版問題集です。辰巳の単年度版はサイズが大きすぎで使いづらく、通年度版を買い替えるのは無駄なので購入したものです。値段も手ごろでいいですよね。

平成22年新司法試験の結果

2010年09月10日 15時15分07秒 | 新司法試験日記
今年の新司法試験の結果が公表されましたね。

桐蔭法科はちょっと残念な結果でした。

自分は、今年受験できなかったので、本試験の大変さを実感するのは来年ということになります。といっても、試験日程は大きく変更になっているので、今年と来年では大変さの程度も違うかもしれません。なにせ、短答式が最終日というとんでもない日程となっているので、実際、体力が持つかなあと心配な面があります。

なかなか無理できない体なので、折り合いをつけながらではありますが、がんばらねばと思います。


平成22年新司法試験の結果について

富士山通信その2

2006年07月03日 17時02分00秒 | 新司法試験日記

【昨日の登山記録1】

午前3時半出発。中央道を通り,河口湖インターから富士スパルラインに入りました。途中,地上にてご来光を拝み,記念撮影。5時半に5合目到着。

今日は風が強いです。5合目は曇っているもののところどころに日が差していました。このままの天候で山頂までいければいいなと期待しつつ,山の方を見てそりゃあ無理だろうと思いながら靴を登山靴に履き替え,防寒用にフリースを着込み準備完了。

午前6時登山道へ。吉田口(河口湖口)は5回目なので道程は慣れたもの。途中デジカメで風景を撮りながらスキー用のストックを突き突き登っていきました。さすがに今日は人が少ないです。登山道の上のほうを見上げても登っている人を確認するのが難しかったです。まあ,山開きしたばかりだし,明日は平日だし,天候も悪いし,こんなものかな。

5合目から7合目まではのんびりしたものでした。気温もそれほど高くなく,もちろん雨も降っていない。下山される方と「おはようございます」「こんにちは」と挨拶を交わしながら上を目指していました。

でも,登るにつれてだんだんと天候は怪しくなっていきます。山頂の方から大きな雲がどんどんと降りてきて,遠くに見えていた緑の樹海や河口湖の町並みが見えなくなりました。そのうち,なにやら冷たい水滴が顔につくようになりました。雨です。とうとう来たか…

◆状況の変化

2006年03月23日 21時55分46秒 | 新司法試験日記
今日は突然の状況の変化に戸惑った一日だった。

この変化が何を意味するのか,事実関係がはっきりするまでうかつな動きはできないと思い,ディフェンシブな対応に終始してしまう。

そのことが良いか悪いか判断できないが,変化にすぐに乗っかるよりは妥当でしょう。きっと。おそらく。

で,夜。変化の原因と考えられる唯一の可能性を確かめるべく調査。案の定,そういうことだった。やはりねえ。


◆政治家の資質&山本一太参議院議員

2006年03月20日 22時40分12秒 | 新司法試験日記
最近,政治家の資質についてよく考える。もちろん,政治家とはこうあるべきだ,といった「政治家の条件」を云々しても意味はない。しかし,そうはいっても多額の税金を使い,私たちの代表として日本の将来を託すのだから,最低限備えていて欲しい資質というのは考える意味があると思う。

最も備えていて欲しい資質は,何かをするために政治家として活動しているということ。つまりは志だ。願わくば,日本を良くしたいという漠然とした志ではなく,より具体的な,リアルな目的を掲げられる程度の志を持っていて欲しい。

こう思うのは,単なる職業としての政治家が多いように思うからだ。

特段の政治的目標を持たないが支持する組織が出来上がっていて安易に当選する二世・三世の政治家。

市議・県議として長年政治を業として地元の支持を固め,最後の上がりとして国政に出てくる地方の実力者。

そんな政治家が与野党問わずかなり存在するように思う。そういう政治家は全国民の代表として国政を運営する資格があるのかな,などとつい考えてしまう。

もちろん,二世・三世だから,県議出身だから悪いと思っているわけではない。政治家として信頼できる二世政治家や県議出身の政治家も多くいる。

例えば,テレビでおなじみの山本一太参議院議員。

参議院議員だった父の死去を受けての政界入りだが,日本全体にとり何をなすべきかを自分の言葉で明確に語る。地位に恋々とすることがないように見えるし,そもそも政治家を業として考えていないと思える。

どんなに清廉で人格的に優れた人物であっても,長く公職にあると腐敗する可能性が出てくる。権力の魔力といってしまえばそれまでだが,その魔力に打ち勝つ素養がない政治家にはできれば退場して欲しいと思ったりする。

公職は一期,長くても三期というのが一般論としては妥当な期限だろう。志すものを実現したら,次に譲る。そういう気概を政治家は持っていて欲しい。

そういえば,この間,議員会館から党本部へ歩いていた山本一太議員と議員会館近くですれ違った。大した距離でもなく,雨も降っていないのに黒塗りの高級車で移動する国会議員の先生方が多い中,一太先生みたいな政治家はやはりポイントが高いと思う。



◆母校訪問

2006年03月19日 20時03分06秒 | 新司法試験日記
昨日,久しぶりに母校の大学を訪ねた。さすがに土曜日ということもあり,ほとんどの先生方はいらっしゃらなかったが,それでも4人の先生と個別にお話しする時間を得ることができた。

お世話になっていたある先生とは,懐かしさも手伝って様々な話をし,最近の研究論文を頂く事ができた。

ある先生からは,法科大学院の現状について教えていただいた。開校初年度の盛り上がりも収束し,大学にとっても学生にとってもなかなかにシビアな現実が出てきているようだ。

当初の法科大学院構想から二転三転,現在の制度も見切り発車の部分がかなりあることが露わになってきたということだろうか。

まあ,当初からいわれてきたことではあったけれど。

◆すし匠まさ

2006年03月10日 23時19分30秒 | 新司法試験日記
先日,西麻布にある「すし匠まさ」にて食事をした。四谷にある知る人ぞ知る名店「すし匠」で修行をした岡正勝氏が昨年10月にオープンした店だ。

カウンター7席オンリーの小さな店であるうえ,味も雰囲気も抜群ということで予約がなかなか取りにくいと評判の店。当初は土曜日に行く予定でいたが,案の定予約が取れず,日曜日の開店直後に何とか予約を確保した。

基本的にコースで1万5千円からという感じで,貧乏人としては,おいそれとは行けない店なのだが,一部でとても評判の店,チャレンジしてみた。

…つまみと握り,すべてが旨い。

満足。

30種から40種くらいが出されたが,一つ一つ,簡単に解説してくれた。別に自慢するでもなく,義務的にするでもなく。素材の良さ,腕の巧みさを通して味わうだけではなく,脳を刺激して知的にも味わえた。


◆草津ちょいなエアーカップ

2006年03月05日 18時15分36秒 | 新司法試験日記
さっきニュースで今日行われた「草津ちょいなエアーカップ」というイベントが紹介されていた。

草津スノーボード倶楽部というところが主催しているイベントで,面白いのが仮装部門があるところ。

とにかく目立てばよいらしく,レイザーラモンHGの格好をして滑ってジャンプしてる人がいたりする。

最近はスキー人口の減少が地域経済を冷え込ませているといわれているが,こういうイベントの存在を目にすると,消費者に提供する内容を大胆に変化させれば,スキー人口は増加に転じるんじゃないかなどと思ってしまう。

バブルの頃は,毎年道具やウエアーを買い換えたり,豪華なホテルに泊まったりするのがステータスで,そうでなくても,冬にスキーをすること自体が当たり前の年中行事になっていた。

でもバブルは崩壊,他人と違う自分の発見という個性・嗜好の多様化,生活のダウンサイズで高い金を払ってスキー場へ行く人は減って来た。

確かにスキーは高い。スキーだけをするにしては高い。

だったら,付加価値を加えて提供すれば,高いという印象は薄れるかも,などと考えてしまう。

◆ライブドアメール問題での民主党の迷走ぶり

2006年02月26日 00時55分08秒 | 新司法試験日記
民主党静岡県連の会合で,前原代表がメール問題について「強大な闇が広がっているという印象は微動だにしない」などと発言したという。

この発言自体に今回の問題における民主党のお粗末さが見て取れる。

結局,前原代表の認識としては疑惑があるのではないかという「印象」レベルの問題があるに過ぎず,疑惑の証明に足りる何かを認識していたわけではなかったということだろう。

これで二大政党の一方を務めているつもりなんだろうか?

伝統的野党路線に戻りつつある現状といい,改革が進んでいる自民党と比較するとあまりにもお粗末だ。


◆55年体制から05年体制へ。変化の内実は?

2006年01月19日 01時58分29秒 | 新司法試験日記
■ 55年体制から05年体制への変化は事実か

 昨年の衆院選の結果を受けて,政治は1955年体制から2005年体制へ変化したと一部でいわれている。自分なりに検討してみると,その概要は以下のようになる。

 55年体制下では,有権者である個々の国民は,所属する会社等の団体・組織の一員として政治的に行動しており,政治家は,団体・組織に集約された意見を最終的に調整する役割を負っていた。

 また,そこでの国民の関心事は,自らの職業や生活地域,経営者か労働者か,といった組織属性を通じた経済的利益だったといえる。

 したがって,55年体制下での政治問題は,究極的には税金として集まった富の再分配につきるのであり,政治家そして政党の役割は諸団体・組織の利害調整であったといってよいのではないか。

 自民党は,企業や都道府県あるいは宗教団体などの組織の利害を,それらを代表する政治家を通して調整することで政党としての基盤を整え,他方,社会党は,労働組合や市民運動団体などの組織の利害を調整することで基盤を整えた。

 そして,最終的には自民党と社会党の水面下の妥協と懸案の先送りで政治は進行していたといえる。

 このような政治体制が機能した理由は,冷戦下の地政学的メリットを日本が享受できたので,いわゆる軽武装路線を維持して経済発展に注力できたこと,そして,その結果としての右肩上がりの高度成長のおかげで,拡大する富を分配するだけで国内政治もまとまりをみせたことが挙げられる。

 しかし,時代は変化した。冷戦は終了し,日本経済は成熟を迎え,55年体制は維持できなくなった。したがって,政治的にも従来のような利害調整では有権者は満足しない。それが端的に現れたのが,無党派層が自民党に流れた昨年の衆院選ではないだろうか。

 05年体制では,従来のような組織間の利害調整で政治上の問題が解決できるわけではなく,無党派層の提起する政治的要求をどう取り込んでいくかという新しい枠組みが必要になる。当然,選挙を考える場合,従来のような組織戦では限界があるということにもなる。

 ただ,無党派層の要求が何なのか,本当に従来型の組織戦に変わりうるものなのか,まだ試行錯誤の段階なのだと思う。

■ 実利の時代から感性の時代へ

 05年体制を読み解くキーワードを私なりに考えてみた。

 ヒントになったのは,ジャン・ボードリヤールの消費社会の神話と構造という本の内容。つまり,時代は消費社会であるということ。消費社会では,モノやサービスだけでなく社会の森羅万象のすべて,例えばファッションから広告,健康への強迫観念といったものまでが消費の対象であるということ。そこでは当然,政治も消費の対象になる。

 従来,政治の世界は政治家と有権者との間に直接的な取引関係があったと考えられる。有権者は,特定の政治家に投票する代わりにある種の利益を享受する。投票の指標は,実利であったと考えられる。55年体制下では,有権者は明確な実利を要求していたといえるのではないだろうか。

 しかし,それは生産者が優位だったから起こったことと考えられる。考えて見れば,55年体制下での究極の利害衝突,財界と労働界はともに生産者側での内部対立であり消費者という視点での対立ではない。しかし,現在は生産者優位ではない,むしろ消費者優位の時代。

 消費者にとっては政治も消費の対象であるとして,消費者は何を指標として政治を消費するのだろうか。これが最も重要な問題だと思う。

 いや,それ以前に明らかにしなければならない問題があった。消費の対象を決定するのは集団か個人かという問題である。ただこれは,生産者から消費者へという文脈とは関係なく決定され,現在は主に個人であるといえる。ただし,大きな例外がある。宗教の存在だ。宗教は現状でもなお集団として把握するべきだろう。反対に,それ以外の理由はおおむね個人レベルでの決定がなされていると考えてよいと考えられる。

 話を戻す。ことが個人レベルでの決定であるとすると,個人的嗜好が大きくかかわるから,消費を決定する理由は無限に広がりうる。しかし,それを大づかみにまとめることが許されるとすれば,消費の理由は,その人の感性という言葉に集約できると思う。たとえ表面的な理由が明確な理論的根拠があるようにみえても,その背後にはその人の感性がメタ認知のような機能を果たしていると考えられる。言い換えれば,いくら理論的に正しいことを言おうと,感性に訴えるものがなければ消費対象とはならないということだ。

 消費対象の決定要因が感性であることの好例がある。小泉首相と杉村太蔵代議士だ。両者とも従来の政治家の常識としては望ましくない発言を平然としている。論理立てて説明することはほとんどないように思える(YKKでいえば,加藤代議士が論理的志向)。消費対象決定要因が理性にあるとすれば,両者は広汎な支持は得られない政治家ではないだろうか。実際,理論的な軽さの影響かマスメディアや政治的玄人筋から批判されてきた。しかし,両者とも一般的人気は抜群である。小泉首相に関してはコミュニケーションの天才との評価があり,杉村議員に関してもかなり高いコミュニケーション能力を有していると私見では考えている。コミュニケーションの巧さで支持が得られているとすれば,そこに介在している要因はまさに感性だといえるだろう。正しい理論を述べるからではなく応援したいと思えるからこそ消費対象として選ばれるのではないだろうか。



◆荒れる政局2006,序盤戦

2006年01月15日 23時03分55秒 | 新司法試験日記
 小泉劇場最終章。永田町はすでにヒートアップしているようだが,マスメディアが煽るおかげで一般国民も政治から目が離せない。昨年の熱を引きずって今年も一年,政治が暑そうである。

 ひとつの山はもちろん9月の自民党総裁選。

 これに埋没しまいと民主党が仕掛ける。ところが党内は自民党以上にガタガタ。ついに前原代表は,路線統一ができなければ次期代表戦には出馬しないと表明した。これに対し,横路副議長以下の左派は小沢氏を軸に対抗していく素振り。管グループも水面下で動く。

 この全体が計算された行動なら民主党も役者ぞろいだなあと感心するけれど,その可能性はないでしょ。


 さて,自民党。

 「自民新人有志が無派閥サロン結成へ」,というニュースが13日に出た。小野次郎氏,近江屋信広氏,中川泰宏氏,長島忠美氏,安井潤一郎氏ら5人が新人83人を対象に「無派閥新人サロン」なる情報交換会のようなものを作るという。

 報道によれば,国会日程や冠婚葬祭への対応などで情報交換をするという。20日に初会合,その後の方針を決めるようだ。派閥ではなく,すでに派閥入りした議員も対象とするという。

 既存の派閥が新人の勧誘合戦を繰り広げる中,現執行部が描く新しい自民党のためには派閥入りにブレーキをかける必要もあったのだろう。

 そんな中,今日もタイゾー議員はブログでタイゾー節に磨きをかけている。おいおい,そんな内容でいいのか,と外野で心配してしまうほど弾けている。

 いや本当に,彼は自民党にとって切れ味のいい諸刃の刃ですね。