ムサシヤより発売されたメロディ・シンクレアのレビューです。
とは言っても、このキャラクターご存知でしょうか?
出典は悠久幻想曲という10年前のゲーム。
内容は友情をテーマとしたギャルゲーと言えばいいんでしょうか。
比較的息の長いシリーズだったのですが、その1作目に登場するヒロインの一人。
天真爛漫なネコ娘で、C.Vは西原久美子さんと言えば大体の方向性は掴めるでしょうか。
キット版の発売が1998年春頃、コールドキャスト完成品が2000年秋頃なので、かなり昔のフィギュアとなります。
ずーーーーーーーーっと探してたのですが、ムサシヤからあっさりと在庫で出てきました。
原型は業生潮氏。
ムサシヤのルリマイスターです。
なんでもこのメロディは氏の初完成品だとか。
定価は¥14,800と、1/6コールドキャスト完成品としては安め。
ま、それでも結構な値段なんですけどね。
以下詳細です。
パッケージ。
ちなみに商品名は「メロディ」。
何でフルネームじゃないの?
内箱。
尻尾とポニテは後ハメ。
天真爛漫ネコ娘という、キャラクター性が一発でわかる造形。
moo氏(キャラデザ)のイラストのもつ柔らかさをうまく再現できているのではないでしょうか。
しかし残念ながら、塗装精度や仕上げの面ではまだこれからといった感じです。
肌が少し黄色めなのがかなりマイナスポイント。
クルリと1周。
ちょっと跳ねる感じが足りないかも。
塗装は基本的にベタ塗りなので、スケール感があまり無いのが残念。
せめて服にシャドウくらいは欲しかったところ。
幼い顔のわりに体は意外とグラマー。
あと、肌の黄色さがどうしても気になってしまいます。
アップで見ると少しキツイかも。
髪の処理は甘め、目の塗装も心なしかヘロヘロです。
moo氏の独特の透明感のある瞳は流石に再現が難しいのでしょうね。
耳はモコモコした質感が再現されています。
後頭部アッサリ過ぎ。
服も本来はもう少し薄いベージュなんですが、やたら黄色が強いです。
意外と大きな胸。
鈴の塗りがテキトー過ぎて泣ける。
腕細め&拳デカ過ぎなのでちょっとアンバランスかも。
手首も耳同様のモコモコ感。
尻尾は後ハメ式。
この尻尾もモコモコしてます。
下はレオタードでしょうか。
何とも不思議なコスチューム。
太もも。
業生氏にしては控えめな感じ。
裾の塗装精度は低め。
片足立ちですが、コールドキャストなので強度面では何ら問題無し。
足首もモコモコです。
ポニテ無し。
コレはコレでアリ。
寸法比較。
全高は26.5cm。
なかなかに大きいサイズです。
ここ最近レビューした業生氏のフィギュア。
メロディの肌の色がおかしいのは一目瞭然かと。
メロディ → ルリ → 趙雲と完成度は確実に上昇しています。
満足度:★★★★☆
思い入れ補正を除くと☆3つかな。
これが出た当初ならまた違った評価なのでしょうが、最近のムサシヤのクオリティを鑑みるとやはり厳しいものがあります。
ベタ塗りの塗装、黄色い肌など、塗装面でかなり損をしてしまっているように思います。
でも造形的な面では大きな不満はないので、ある程度は目をつぶれるかな。
しかし、それらは些細なこと。
このフィギュアは入手できたことに大きな意義があります。
なんたって入手できたのは奇跡に近いんじゃないかって思うくらいですから。
悠久関連はまだシーラ、マリア、ローラ、メイドメロディといった感じで出ていたはず。
アレ?意外と多いかも。
いつか、他のキャラにも巡り合えると信じて・・・。
以上、メロディでした。
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んートリーシャだったら間違いなく買ったんですがね。メロディーは当時あまり思い入れがなかったというのもあるし。
まあいいんじゃないかなこういうお金の使い方も。フィギュアとは別の路線で私も思いっきり無駄遣い計画中ですし。(おい