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古沢塚山古墳(呉羽山丘陵古墳群)

2011-10-31 00:45:18 | 古墳(富山市)
 古沢塚山古墳は、富山県では珍しい前方後円墳であり、同時に呉羽山にある古墳群では最大規模であり、かつ富山県内でも41基が確認された最大規模の古墳群である呉羽山丘陵古墳群内で呉羽No.26古墳とともに珍しく西側に位置する古墳である。くわえて、呉羽丘陵古墳内で唯一道が整備され、説明板が設置されている古墳でもある。
 発掘は行われていないため、詳細は不明だが、前方後円墳であることから中期古墳とされている(呉羽No.26古墳は後期)。呉羽丘陵古墳群の東側に位置するものは前期古墳のため、古沢塚山古墳頃を境に西側に勢力が移ったとされている。もっとも、麓には更に古い西金屋長尾塚古墳があったりするが。

 撮影は、2010年5月と2011年10月。



 前方部から見た全景。 標高95mに位置し、全長40.95m。前方部16m、後円直径25m。県内にある前方後円墳では、実のところ、ここと若宮古墳の二つしか整備されている古墳がない。



 前方部から見た後円部。直径25m。



 前方部。16m。高さはそれほどない。実際、目が肥えていない頃に最初に行ったときは登って振り向くまで円墳だと思った。



 北陸道を挟んで杉谷古墳群と向かい合う場所は公園として整備されており、そこに説明板がある。呉羽山丘陵古墳群自体を見るための道は整備されていない。

 この辺りに、おそらく四隅突出型墳丘墓が3基ある。

 鷲見から見た杉谷古墳群。

 古沢塚山古墳からの道にある墳丘らしき場所。



より大きな地図で 古沢塚山古墳 を表示
 麓に駐車場がある。呉羽丘陵古墳群の説明は公園の方にあり、車で行くことは一応可能。ここから、陸橋で杉谷古墳群に行くことが可能。なお、呉羽山丘陵古墳群は北は白鳥城近辺から続いており、古沢塚山古墳は南部に位置する。