向野塚墳墓

　王塚・千坊山遺跡群巡り。
　富山市遺跡探訪にあるPDFを見ていて、「前方後方墳」と思っていたら、「前方後方型墳丘墓」だった向野塚墳墓は、弥生時代終末期に作られた千坊山遺跡群内唯一の前方後方型墳丘墓で県内でも最古の部類。
　全長25.2m。後方部長さ15.2m、幅16.5m。前方部長さ10.2m、幅8.1m。くびれ部5.1m。周囲には周溝が巡っていたのが発見され、後方部で見つかった墓坑（長さ3.5m以上、幅1.7m）からは弥生式土器が発見された。ただ、出土量が少ないために既に削られた可能性があるとのこと。

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　説明板。六治古塚墳墓の説明板も同様だが、平成22年10月と書いてあるので、最近、更新された模様。説明板が消失していた若王子塚古墳と押上遺跡も更新されているかもしれない。

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　説明板のある下の通りから見た後方部。

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　六治古塚墳墓の向かい側にある空き地から。墳丘自体は、後方部が僅かに残るだけで、前方部は畑になっている。

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　少し違う角度から。

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　大体、こんな感じに存在した。発掘調査時の写真を見ると、この畑の持ち主。畑を一時的にせよ、潰すことに同意している。

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　六治古塚墳墓にほど近い場所にある。向野塚墳墓のある通り自体は細い。敷地自体は周囲が農地。

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