ミモザのリース その後、です。
今はもう、完全にドライになって、色も茶色くなっていますが、
ドアの色合いと、この色褪せたリースの感じが私は好きで、
玄関のドアから今もはずせずにいます。
人によっては、枯れている、と思われて仕方がない状態。
でも、なんだか好きなんです、この雰囲気が。
大きめのガラスのボウルの中に、
夏らしく涼しげなグリーンとちょっとかっこいい色合いのカラーでアレンジを作りました。
器いっぱいにお花を使うと、お花メインの雰囲気になりますが、
こういう感じに器とお花の間に空間をあけると、器自体も「見せる」感じになります。
特に夏、涼しげなガラスを少し主張するには素敵かも。
●花材●
ブラックスター(カラー)
コサージュグリーン(リシアンサス)
カーネーション グリーン
SPマム グリーン
紫陽花 グリーン
スカビオサ
ドラセナ
メインのお花には、リシアンサスを選び、カラーは敢えて副材に。
カラーの色合いを活かし、葉っぱのように使用しています。
カラー、使い方が難しいな、とちょっと苦手意識があったのですが、
なんだか使うのが好きになりそうな予感です。
PuaLaniさんのレッスンにて。
プリザーブドフラワーで作ったミニラウンドブーケです。
プリザーブドの特徴には、生花のように一瞬の命ではなく、長く飾れることがありますが、
それ以外にも、生花にはない色があることも魅力なのかもしれません。
自由に花材を選ぶ一会さんのレッスンだったのですが、
プリザならのものにしたくて、ブルー、そしてグリーン系のバラをブーケにしてみました。
(花材)
バラ 4種類
紫陽花 2種類
白のウェディングドレスにあわせると、爽やかな感じに。
トップ画像は濃い紫の光沢のあるドレスにあわせた時の雰囲気。
ちょっとかっこいい感じの色合わせです。
ドレスの雰囲気によって、ブーケの雰囲気も随分変わります。
ペルーで驚いたことは、都市に住む人たちは、私達と変わらない服装ですが、
都市を少しはなれ、田舎町のようなところになると、
農作業をしている人たちが、皆、民族衣装と同じようなものを今も着て、作業をしていることです。
今もなお、そういう服装は息づいている。
貧富の差が激しく、町は結構危険なことが多いようです。
(クスコの街)
(プーノの街)
貧富の差が激しいペルー。
そこでは、子供でも働かざるを得ない。
食べていくためのひとつの手段として、都会の子供達は
民族衣装を身にまとい、可愛い動物を腕に抱き、
「一緒に写真を撮って」と、可愛らしい笑顔で近づいてきます。
そして、写真を撮ったら、手を出して、「お金をちょうだい」と。
彼女達は、商業的な笑顔を身につけていて、
もちろんとっても愛らしいのですが、なんだか見ていて切なくなるのも事実です。
ティティカカ湖のウロス島の子供達は、無邪気な笑顔でした。
確かに、豊かでないのかもしれませんが、子供らしい笑顔。
なんだか、そういう笑顔を見つけると、ほっとします。
日本は、本当に豊かな国なんだな、そう感じる瞬間でした。
その後バスに乗り換えて山頂へ。
下からは全く見えません。
周囲をマチュピチュ山(標高2940m)、ワイナピチュ(標高2690m)などの神聖なる高い山に囲まれ、標高約2400mの尾根に突如現れる都市。
ひとつの国として栄え、滅びたわけではなく、時代の流れとして使用されなくなった都市。
だからこそ、破壊もされず、その時のままの姿を残している都市。
市街地への入り口、
石で美しい曲線を描いた、「太陽の神殿」、
「3つの窓の神殿」、
人々が農作業に励んだ広大な段々畑、
そして、遺跡の中を優雅に歩くリャマ。
どちらも、テレビなどでよく取り上げられるため、映像として見たことはありました。
それでも、やはり、実際に見ると、その場所の力に圧倒される想いがあります。
守らなければこの先残していくのが難しい場所です。
ナスカの地上絵は、そのうちのいくつかは、ハイウェイを通した時に消えてしまったといいます。
今もなお、毎年少しずつ消えていっています。
マチュピチュは、周囲を山に囲まれているため、雨などが降った時の水の量の調整を人間が行うのが難しく、
今もそれが課題で、遺跡に影響を与えているとのこと。
いつまでも形をとどめていて欲しいものです。
人によって、何に時間とお金をかけたいと思うか、
その優先順位は随分異なると思います。
私の場合・・・美味しい食事を我慢できます。
服や靴を買うのを我慢できます。
旅に出かけるためなら。
それぐらい、旅が好きです。
新しい土地に行くこと、
お気に入りの場所に何度も出かけること、
新しい人たちと触れ合うこと、
刺激を受けること。
旅先は、国内でも海外でも構わないのですが。
今回、いろんな偶然が重なって出かけたのは、南米のペルーでした。
そこで私が感じたもの、何日かに分けてご紹介できたらな、と思います。
ペルーにはいろんな遺跡があります。
プレ・インカ時代のもの、インカ時代のもの、そしてスペインが征服した後のもの。
プレ・インカ時代、小さな石が積み上げられているのが特徴。
mother earth崇拝のプレ・インカ時代を経て、太陽崇拝のインカ時代に移ります。
インカ時代は黄金がたくさんあるきらびやかな時代でもあります。
トップ画像は、クスコ市街で訪れた遺跡のひとつ、サクサイワマン。
インカ時代の遺跡です。
とっても大きな(5mとか)石を積み上げられて作られているのが特徴。
カミソリの刃も通さない、と形容される程重厚な石組みがインカの特徴です。
スペイン人と戦う為に築かれましたが、
夜は戦わないインカ兵があっさりと破れてしまった場所。
そして、こちらはクスコ市内の遺跡、サント・ドミンゴ教会。
インカ時代の石組み(もともとは、太陽の神殿(コリカンチャ)がありました)の上に、スペイン時代のチュリゲレス様式の教会が建てられているのが特徴です。
スペイン人が破壊したくても出来なかった頑丈な石組みだったために、クスコでは、インカとスペインの建築の不思議なコントラストが見られます。
(なんと!大地震でスペインの建物は倒れたが、インカの石組みはびくともしなかったという程、頑丈)
今回、英語ガイドツアーだったため、全てを理解することは当然できませんでしたが、
それでも、やはり、歴史や思想感を学びながら見る遺跡には、何らかの感慨を覚えました。