* le petit bonheur ** ~ル・プティ・ボヌール~

フランス語で、「小さな幸せ」と言う意味です。
お花に関すること、日常の中でのささやかな楽しみを、つれづれなるままに。

ミモザのリース その後

2007-07-31 06:14:33 | アレンジ(生花)
春、ミモザの時期に、ミモザのリースを作って、玄関に飾ったという記事をアップしました。
ミモザのリース その後、です。

今はもう、完全にドライになって、色も茶色くなっていますが、
ドアの色合いと、この色褪せたリースの感じが私は好きで、
玄関のドアから今もはずせずにいます。

人によっては、枯れている、と思われて仕方がない状態。
でも、なんだか好きなんです、この雰囲気が。

可憐な青い花

2007-07-30 06:06:19 | 料理・ベランダ菜園
ばたばたとしていたため、ブログの更新を随分サボってしまいました。

週末に、やっと少し落ち着いたので、
家中の掃除をし、ベランダの水遣りもゆったりとした気持ちでしていたら・・・
ローズマリーに花が咲いているのを発見しました。

小さな青い花。

今年は何故か、ベランダ菜園の全てのものの成長が悪いので、
こうやって咲いている花を見ると、とっても嬉しい気分になります。

ガラス(器)を見せるあしらい

2007-07-20 07:29:13 | アレンジ(生花)

大きめのガラスのボウルの中に、
夏らしく涼しげなグリーンとちょっとかっこいい色合いのカラーでアレンジを作りました。

器いっぱいにお花を使うと、お花メインの雰囲気になりますが、
こういう感じに器とお花の間に空間をあけると、器自体も「見せる」感じになります。

特に夏、涼しげなガラスを少し主張するには素敵かも。

●花材●
ブラックスター(カラー)
コサージュグリーン(リシアンサス)
カーネーション グリーン
SPマム グリーン
紫陽花 グリーン
スカビオサ
ドラセナ

メインのお花には、リシアンサスを選び、カラーは敢えて副材に。
カラーの色合いを活かし、葉っぱのように使用しています。

カラー、使い方が難しいな、とちょっと苦手意識があったのですが、
なんだか使うのが好きになりそうな予感です。

PuaLaniさんのレッスンにて。


青のラウンドブーケ

2007-07-18 06:17:14 | ブーケ(プリザーブドフラワー)

プリザーブドフラワーで作ったミニラウンドブーケです。

プリザーブドの特徴には、生花のように一瞬の命ではなく、長く飾れることがありますが、
それ以外にも、生花にはない色があることも魅力なのかもしれません。

自由に花材を選ぶ一会さんのレッスンだったのですが、
プリザならのものにしたくて、ブルー、そしてグリーン系のバラをブーケにしてみました。

(花材)
バラ 4種類
紫陽花 2種類

 
白のウェディングドレスにあわせると、爽やかな感じに。

トップ画像は濃い紫の光沢のあるドレスにあわせた時の雰囲気。
ちょっとかっこいい感じの色合わせです。

ドレスの雰囲気によって、ブーケの雰囲気も随分変わります。


ペルーに住む人々・その暮らし(ペルー⑤)

2007-07-17 06:10:22 | 旅・おでかけ(国内)

ペルーで驚いたことは、都市に住む人たちは、私達と変わらない服装ですが、
都市を少しはなれ、田舎町のようなところになると、
農作業をしている人たちが、皆、民族衣装と同じようなものを今も着て、作業をしていることです。

今もなお、そういう服装は息づいている。

貧富の差が激しく、町は結構危険なことが多いようです。
(クスコの街)

(プーノの街)

着いてすぐに、ガイドさんに偽札、偽コインの見分け方を教えられました。
いっぱい出回っていて、偽札をおつりでもらっても、現地人は気づくから、使えないと。
車に座る時は、車の窓ガラスを割って社内のかばんをとられることもあるから、かばんは見えない位置に、だとか。

中心街を外れると、建てかけ途中の家がたくさんあり、
それらは税金を払わないでいるために、わざと途中でやめて、そういう状態で住んでいるようです。

でも、少し町からはずれると、とってものどかな風景が広がっています。
電車やバスの移動の途中で見かけた風景。

高地のため、軽い高山病になり、頭痛がしたり、足がだるかったり、動悸が激しかったり、そういうこともありました。
飛行機やバスの出発予定時間が遅れることもしょっちゅう。
予定通りには進まない旅でしたが、行ってよかったなあ、肉眼でいろんなものが見れてよかったなあ、と思った旅でした。

次回から、日常のブログに戻ります。

ペルーの子供達(ペルー④)

2007-07-14 14:28:23 | 海外への旅

貧富の差が激しいペルー。

そこでは、子供でも働かざるを得ない。
食べていくためのひとつの手段として、都会の子供達は
民族衣装を身にまとい、可愛い動物を腕に抱き、
「一緒に写真を撮って」と、可愛らしい笑顔で近づいてきます。
そして、写真を撮ったら、手を出して、「お金をちょうだい」と。

彼女達は、商業的な笑顔を身につけていて、
もちろんとっても愛らしいのですが、なんだか見ていて切なくなるのも事実です。

ティティカカ湖のウロス島の子供達は、無邪気な笑顔でした。


確かに、豊かでないのかもしれませんが、子供らしい笑顔。

なんだか、そういう笑顔を見つけると、ほっとします。

日本は、本当に豊かな国なんだな、そう感じる瞬間でした。


ウロス島浮島に住む民族(ペルー③)

2007-07-13 07:10:36 | 海外への旅
海抜3890m、汽船の蛇行する湖では世界で最も高地にあるティティカカ湖。
ペルーとボリビアの国境に位置する湖。
その湖に浮かぶ浮き島のひとつ、ウロス島を訪れました。

ウロス島までは、プーノからボートで葦の中をすすみ、30分程。

ティティカカ湖の空のように青い湖。
その上に浮かぶ、トトラと呼ばれる葦を積み重ねた浮き島。

トトラを切って3m程積み重ねただけの浮き島は、流されないようにいかりのような役割をする棒で地面につなぎとめられている島。
バルサと呼ばれる船もトトラで作ります。

乗ってみたのですが、とっても居心地よくて、寝っころがって、ぼ~っとしてしまいました。
トトラは、島を作ったり、家を作ったり、皮をむいて白い部分は食用になったり、歯磨きに使用したり、火をたいて料理をしたり、様々な用途に使用されています。

そこには、かつてスペイン人によって追いやられた先住民(ケチュア族)が、今も暮らしています。
男性が漁に出て取ってきた魚や、女性が編んだタペストリーなどを島に行って物々交換しながら。
お金が貯まったら、ソーラーシステムを取り入れている家もあるのですが、基本的には素朴でエコな暮らし。
学校も病院も浮き島にあるのです。
はだしで生活している人も多くって。 

帰る時に、「また来年来てね」と言われました。
ガイドさんの説明によると、彼女たちは、世界の大きさや広さ、どういう場所があるのか知らなくて、またすぐに来れる距離なんだ、と思っているんですよ、とのこと。

なぜ、プーノなどの町に住まずに今もここに住み続けるのか?
その魅力はなんなのだろうか?
気になった島でした。

謎に満ちた場所(ペルー②)

2007-07-12 07:14:18 | 海外への旅
なぜ、誰が、どうやって、いろんなことがまだまだ謎に包まれたままの場所。
ナスカの地上絵、そして、空中都市・マチュピチュ

ナスカの地上絵は、リマから飛行機でイカまで飛び、12人乗りのセスナから見ました。
紀元前後に発展した砂漠の中のナスカ文化。

広大な大平原に描かれる様々な模様。
その模様は、大平原の黒い土や砂をどけ、白っぽい地面を出すことによって描かれています。
宇宙人や、

コンドルや、

ハチドリや。

随分上から見ているはずなのに、それでも大きく見える模様。
そのくっきりとした姿には、びっくりしました。

セスナから見た山々。

このような山々に囲まれた平原に、地上絵はあります。

そして、もうひとつはマチュピチュ
早朝、クスコから電車・ビスタドーム(車両の上部がガラス張りになっている電車)で3時間半の移動。

その後バスに乗り換えて山頂へ。
下からは全く見えません。

周囲をマチュピチュ山(標高2940m)、ワイナピチュ(標高2690m)などの神聖なる高い山に囲まれ、標高約2400mの尾根に突如現れる都市。
ひとつの国として栄え、滅びたわけではなく、時代の流れとして使用されなくなった都市。
だからこそ、破壊もされず、その時のままの姿を残している都市。

市街地への入り口、

石で美しい曲線を描いた、「太陽の神殿」、

3つの窓の神殿」、

人々が農作業に励んだ広大な段々畑、

そして、遺跡の中を優雅に歩くリャマ。

どちらも、テレビなどでよく取り上げられるため、映像として見たことはありました。
それでも、やはり、実際に見ると、その場所の力に圧倒される想いがあります。

守らなければこの先残していくのが難しい場所です。
ナスカの地上絵は、そのうちのいくつかは、ハイウェイを通した時に消えてしまったといいます。
今もなお、毎年少しずつ消えていっています。
マチュピチュは、周囲を山に囲まれているため、雨などが降った時の水の量の調整を人間が行うのが難しく、
今もそれが課題で、遺跡に影響を与えているとのこと。

いつまでも形をとどめていて欲しいものです。


旅の価値(ペルー①)

2007-07-11 07:31:02 | 海外への旅

人によって、何に時間とお金をかけたいと思うか、
その優先順位は随分異なると思います。

私の場合・・・美味しい食事を我慢できます。
服や靴を買うのを我慢できます。
旅に出かけるためなら。

それぐらい、旅が好きです。

新しい土地に行くこと、
お気に入りの場所に何度も出かけること、
新しい人たちと触れ合うこと、
刺激を受けること。

旅先は、国内でも海外でも構わないのですが。

今回、いろんな偶然が重なって出かけたのは、南米のペルーでした。
そこで私が感じたもの、何日かに分けてご紹介できたらな、と思います。

ペルーにはいろんな遺跡があります。
プレ・インカ時代のもの、インカ時代のもの、そしてスペインが征服した後のもの。

プレ・インカ時代、小さな石が積み上げられているのが特徴。


mother earth崇拝のプレ・インカ時代を経て、太陽崇拝のインカ時代に移ります。
インカ時代は黄金がたくさんあるきらびやかな時代でもあります。

トップ画像は、クスコ市街で訪れた遺跡のひとつ、サクサイワマン。
インカ時代の遺跡です。
とっても大きな(5mとか)石を積み上げられて作られているのが特徴。
カミソリの刃も通さない、と形容される程重厚な石組みがインカの特徴です。

スペイン人と戦う為に築かれましたが、
夜は戦わないインカ兵があっさりと破れてしまった場所。

そして、こちらはクスコ市内の遺跡、サント・ドミンゴ教会
インカ時代の石組み(もともとは、太陽の神殿(コリカンチャ)がありました)の上に、スペイン時代のチュリゲレス様式の教会が建てられているのが特徴です。
スペイン人が破壊したくても出来なかった頑丈な石組みだったために、クスコでは、インカとスペインの建築の不思議なコントラストが見られます。
(なんと!大地震でスペインの建物は倒れたが、インカの石組みはびくともしなかったという程、頑丈)

今回、英語ガイドツアーだったため、全てを理解することは当然できませんでしたが、
それでも、やはり、歴史や思想感を学びながら見る遺跡には、何らかの感慨を覚えました。