良寛の書は実物を見るまでは、その良さが理解できなかった。世間では彼の書が評価されているのに私にはその理由が分からなかった。異様に痩せた線、まるで硬筆で書かれている用に感じ、筆の線が持つ、ふくよかな線が一本も無い事を受け入れらずにいた。
そんな思いを持ちながらも、新潟の木村家を訪ねた。そこで、何枚もの良寛の真筆を目の当りにして今までの思いは一変する。細い線ではあるが、肉があり、筋があるのだ。細いが痩せてはいないのだ。アスリートの体という感じであろうか。目から鱗が落ちた。そして、実物を見なければ書は分からないと感じた。
それ後は、本からでも良寛の書が楽しめるようになった。良寛の書は素晴らしい。しかし、その書を越えて、私は良寛の歌が好きだ。
そんな思いを持ちながらも、新潟の木村家を訪ねた。そこで、何枚もの良寛の真筆を目の当りにして今までの思いは一変する。細い線ではあるが、肉があり、筋があるのだ。細いが痩せてはいないのだ。アスリートの体という感じであろうか。目から鱗が落ちた。そして、実物を見なければ書は分からないと感じた。
それ後は、本からでも良寛の書が楽しめるようになった。良寛の書は素晴らしい。しかし、その書を越えて、私は良寛の歌が好きだ。