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茜空日記 goo版

映画と本をこよなく愛するラルゴです。
自然と美味しい食べ物に恵まれた福岡からあれこれ脈絡なく綴ります。

『ゴールデンスランバー』

2010-02-19 00:52:04 | 日本の映画
天神東宝



若者を中心に不動の人気作家・伊坂幸太郎。でも私はちょっと苦手・・・という話を去年『重力ピエロ』の感想にも書きましたが、今度のは割合ストレートに楽しめて、2時間半近くの上映時間があっという間でした。とは言え、濱田岳のキャラクターに集約されるような、善悪の垣根をあっさり乗り越える伊坂ワールドは、脳みその作りの単純な私には理解不能な闇を感じられて、やっぱりコワイんですけどね。

青柳(堺雅人)は全編ほぼずーーーっと逃げっぱなしで大変だろうなぁと思ったけど^_^; どこにでもいる無害で平凡な男の中に潜むどたんばの底力を感じられて良かったです。彼が一見絶望的な逃走劇の中で、信じてくれる人たちの助けを少しずつ借りて一発逆転を図る姿には拍手を送りたくなりました。冒頭にちょっとだけ登場する吉岡秀隆も、泣き笑いのようなあの表情が妙に印象に残りました。


どうでもいいけどこの写真の堺雅人、何度見ても一瞬ジャッキーチェンに見えるのは私だけですか(笑)?


『ゴールデンスランバー』公式サイト

『真幸くあらば』

2010-02-13 01:10:45 | 日本の映画
KBCシネマ



中盤少し寝オチしてしまって、目が覚めたら主人公の2人が相思相愛になっていて、物静かだった薫(小野真千子)が人が変わったように積極的になるので、それまでの2人の心の動きがよく・・・・・?(スミマセン) 満月の夜のあのシーンは美しくもかなり衝撃的でしたが、私はむしろ淳(久保田将至)が獄中で描いていた薫の絵の方が官能的に思えました。好きな相手に触れられない代わりに、想像で描くという行為は何だかエロいですよね。それにしても、ボールペン1本であそこまで表現できるなんてすごいです。私ももっと見習ってデッサンを精進しなくては・・・(何のこっちゃ)。

死刑囚役の久保田将至は正直、演技が上手いのか下手なのかよくわかりませんでしたが、モデル出身だけあってすごくきれいな(男性に「きれいな」は違うかも知れんけど)人でした。プロフィールを見たら、何と美大出身で美術の教員免許をお持ちだとか。えー、じゃあ、あのデッサンはこの人が直筆で?と一瞬思ったけど、公式サイトにはそれらしいことは何も載ってなかったのでたぶん違うでしょう。でも描こうと思えば描けるくらいの腕前はお持ちかもな~・・・。


『真幸くあらば』公式サイト


追記
クライマックスシーンで音楽監督もしている森山直太郎の歌が流れるのですが、彼の声はインパクトが強すぎて画面より歌声に注意がいきそうになるので、映画の主題歌や挿入歌にはあんまり向かないような気がします。

『食堂かたつむり』

2010-02-13 00:14:48 | 日本の映画
天神東宝



カラフルなCGやイラストをふんだんに盛り込んだポップでガーリーな雰囲気が、ちょっとほろ苦い物語を程よく甘く味付けしてイイ感じです。「すべての男の心の中には少年がいる」とは良く言いますが、年齢に関係なくすべての女の心の底にもガールが住み着いているんだなぁーと、こういう映画を観るとあらためて思いますね。

料理を作ることを通して、命をいただく行為とまじめに向き合っているところも好感が持てました。


それにしても、ルリコ(余貴美子)のあのフェロモンはいたい何なんだ。娘の倫子(柴咲コウ)がわざと色気ないそっけない雰囲気を作ってるのもあるけど、年齢2倍で色気も2倍くらいあったぞ(笑) 初恋の人(三浦友和)の前で少女のようになるのが可愛かったです。周囲を振り回しながらも自分の思う通りに生きて、忘れがたい強烈なインパクトを残して、風のように去っていった人でしたね・・・・・。


『食堂かたつむり』公式サイト

『今度は愛妻家』(完全ネタバレ)

2010-01-28 00:25:52 | 日本の映画
*100%ネタバレしてます。観るつもりのない人と、もう観た人以外はご注意を*

ユナイテッドシネマ・キャナルシティ



普通ならこんな仕掛けにはだいたい気がつくし、後で聞いたら「途中でわかった」という人がほとんどだったのに、今度に限って私は見事にひっかかりました。お決まりの(と言うたらいかんけど)「さくらが不治の病で死ぬ話」だろうと思い込んでいて「さくらの死んだ後の話」だとは1mmも予想してなかったもので・・・。文ちゃんと蘭子の会話など、あれ?おかしいなぁ、と思わせる伏線はいくらでもあったのにねぇ。でも、たぶん行定監督の「こう観てほしい」という狙いにいちばん近い形で観られたかも知れない・・・と思うことにします。前半の北見とさくらの夫婦漫才のようなやり取りも(ホントに夫婦だけど)、妻の死を受け入れられない北見の作り出した、想像上のさくらとの会話だったのかと、後から思い出すと胸が詰まるような・・・。どこか浮世離れして可愛い薬師丸ひろ子に、フェロモン全開のチョイ悪系の豊川悦司はいっけんミスマッチなのに、なぜかしっくりくる似合いの夫婦ぶりでしたね。

文ちゃんがさくらの実父なのも、完全に予想外だったけど、確かに北見のことをあそこまで親身になるのは、文字どおり(義理でも)親だったからか・・・。 毒舌だけど心の優しいオカマの文ちゃん(石橋蓮司)は、『非・バランス』の菊ちゃん(小日向文世)以来の魅力的なナイスオカマでした。勝気で野心満々だけどどこか憎めない蘭子(水川あさみ)に、気弱な助手の誠(濱田岳)と、文ちゃん以外の脇キャラクターも良かったです。二人の若い不器用な恋が、やるせないドラマのささやかな救いになってますね。中高年には簡単に乗り越えられないカベを、えいやっと若さで乗り越えていく姿がまぶしいなぁ・・・。

北見のさくらへの断ち切れない執着をあらわす小道具としての、人参茶の使い方は秀逸でした。・・・それにしても皆が即、吐き出すあのお茶、どんだけまずいんだろう^_^;


『今度は愛妻家』公式サイト

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』

2010-01-16 00:40:35 | 日本の映画
これもずーーっと前に録画したのを今頃になってやっと観ました。
・・・もっと早く観なきゃ_| ̄|○



1970年代の落ち着きなくて騒がしいけど、今から思えばどことなくのんびりした雰囲気が何だか懐かしくて良かったです。原作は続きがあるらしいので、読んでみようかな~。

市原隼人たちワルガキ集団の、どんどんエスカレートしていく身体を張ったイタズラもすごかったけど(とびきり臭い雑巾の作り方サイコー)、 彼らと互角に張り合う佐々木蔵之介の、こちらも身体を張った演技もまたすごかったです(笑) しかし石田卓也は最近こんな目つきの悪いコワそうな役ばっかりですね。 『夜のピクニック』の頃は普通に可愛かったのにどうしちゃったんでしょう。