地元フリーペーパー ドミナ 9月号特集「わたしのブックレビュー」にコメントが載りました。(トップページ→SPECIALに進んでください)

『オリヴィア・ジュールズの華麗なる冒険』
ヘレン・フィールディング著 ヴィレッジブックス刊
たぶん出版社としては、同じ作家の書いた『ブリジット・ジョーンズ』シリーズの延長線上の、憎めない共感系ヒロインものとして売りたいのでしょう。でも、読み出すと前半でいきなり主人公が本物のテロに巻き込まれたりするから、『ブリジット』のような罪のないガーリーな世界を期待すると、ちょっとびっくりすると思います。9.11以降の世の中を生きるには、女の子もこのくらいタフで機転と行動力がなくては、という作者のメッセージかも知れません。
とは言え、緊迫した場面に挟まれるイギリス流のちょっとひねったユーモアの感覚は絶妙だし、世界を救う(?)合間にちゃっかりイケメンCIAと恋に落ちるようなロマコメ要素も盛り込まれるしで、最後までテンション上げてひたすら楽しく読めることだけは間違いないので、興味のある方はぜひどうぞ(^^)
やっぱり私は『ブリジット』よりこっちの方が好きだな~。どこか映画化してくれないかな。

『オリヴィア・ジュールズの華麗なる冒険』
ヘレン・フィールディング著 ヴィレッジブックス刊
たぶん出版社としては、同じ作家の書いた『ブリジット・ジョーンズ』シリーズの延長線上の、憎めない共感系ヒロインものとして売りたいのでしょう。でも、読み出すと前半でいきなり主人公が本物のテロに巻き込まれたりするから、『ブリジット』のような罪のないガーリーな世界を期待すると、ちょっとびっくりすると思います。9.11以降の世の中を生きるには、女の子もこのくらいタフで機転と行動力がなくては、という作者のメッセージかも知れません。
とは言え、緊迫した場面に挟まれるイギリス流のちょっとひねったユーモアの感覚は絶妙だし、世界を救う(?)合間にちゃっかりイケメンCIAと恋に落ちるようなロマコメ要素も盛り込まれるしで、最後までテンション上げてひたすら楽しく読めることだけは間違いないので、興味のある方はぜひどうぞ(^^)
やっぱり私は『ブリジット』よりこっちの方が好きだな~。どこか映画化してくれないかな。