92歳・老大娘の日記

晩年を生きる

「せんだん」

2021-02-10 13:57:46 | 言葉

2021年2月 冬木の栴檀

2021年2月 鳥は落ちた実は食べない? 

2020年5月新緑の栴檀

随分前「せんだん」の木が納屋橋河畔にあることを

nさんから教えて頂き、以来何度も写真撮ったり、見に行きました。

今度はkさんから「せんだん」は「楝」(おうち)と教えて頂きました

徒然草にも出てくる「楝」は古語で白檀の異称とも。

「栴檀は双葉より芳し」私は格言、成語、諺の類が好きなので

この格言は昔から知っていましたが、実物の栴檀は知らなかった。

nさんから教えて頂いた時はすぐに見に出かけて

大袈裟ですが感動ものでした。

 「妹が見し「楝」(あふち)の花は散りぬべし 

   わが泣く涙いまだ干なくに」

山上憶良が妻を亡くした大伴旅人におくった追悼歌。

三人行必有我師」みんなと交われば、必ず教えられる

事があると言う意味。フェ-クニュース、情報が多い昨今ですが

ブログは多くの情報、知識を与えてくれます。感謝!

栴檀は白檀の異称とも。

昔夫が出張先(東南アジアのどこかの国)で

お土産にいただき「白檀」と言われた由。↓

     

書棚の中に入れてあり、当時は高貴な?香りを放っていた。

今では全く香りなし。

本当の白檀だったとしても何十年も経っていますから

香らないのも「むべなるかな」でしょうか?