92歳・老大娘の日記

晩年を生きる

「東海の文学風土記」

2016-04-14 18:34:32 | お出かけ
表記の講座が中日文化センターで始まりました。
講師は中部ペンクラブ会長の三田村博史氏です。
サインに応じる三田村先生

漁師小栗重吉野漂流記の著者です。
   
始まる前教室の窓から眺めた若葉がきれいでした。

教材の本
   
第一回の今日は江戸川乱歩の足跡と探偵小説軍団、月一回のスローペースの講座です。
江戸川乱歩は三重県に生まれましたが、生後間もなく名古屋へ移り多感な十代を過ごしました。
探偵小説に始まり、今ではミステリーと言われる分野発祥は名古屋とか・・・
白川小学校→五中(今の瑞陵高校)と住まいも名古屋人にはなじみの地名が出てきて親近感を覚えました。
また、頂いたプリントの一部貼雑帳などもあり乱歩の筆跡の美しい文字に感心しました。
几帳面な整理好きだったようです。

講義の途中で「処女作云々」と言うくだりで、慌てて初作はと言いなおされました
処女なる言葉がいけないらしい、
そこで少し脱線して差別用語についてユーモア交えてご苦労を話されました。
文学作品には許される面もあるようですが、
この風土記は新聞連載でもあったので厳しかったようです。

今年は乱歩没後五〇年で著作権保護の期間が切れ、
自由に読めるよなどとも話されました。
月一の90分ですから、私には丁度良い具合の講座です。次回は「芭蕉」です。

コメント (14)
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