うどんでペペロンチーネ

昼飯にパスタを作ろうと思いゴソゴソ調べたらパスタの麺を切らしていた。
なんという失態！

しかし気分はパスタ気分だったので更に捜索…

冷蔵庫に見覚えの無い袋が。

調べてみたらうどんの生麺。

そういえば家族が誰かから貰ったとかいってたのをすっかり忘れていた。
と、いうか誰か食べてしまったと思いこんでいた。

後は使うと晩御飯に差し障りがあるような食材しか出てこなかったのでうどんを茹でる事に。

しかし炒めた麺が食いたかったのと過度の醤油味やソース味が気分的に食べたくなかったしキャベツや肉類がないと寂しすぎる。

捜索のあとは創作。

うどんも太い生パスタだと考え直してこれでペペロンチーネを作る事に。

茹でたうどんを水でガッチリしめて用意

ニンニク・唐辛子・長葱の白い部分を細かく微塵に刻み少し多めのバターで炒めて香りを出す。

うどん投入。絡める。

その時に気がついたがうどんを水でしめているので水分が多く油とうどんについた水分が偶然上手くいって乳化の具合がいい。

乳化とは油と水が上手く混ざった状態だと思ってくれればいい。
これが上手くできれば水と油が混ざった旨味がトロリとして麺によく絡む。

味付けも塩にしようかと思ったがうどんは思ったより塩分を含んでいる。
だからうどんは茹でて塩出しして水で揉み洗い塩を出し小麦の味を残す。

今回は好みに薄めた麺つゆをかけまわして更に絡めて炒める。

うどんにはっきりとは色がつかない程度の麺つゆ。

それが味を引き締めてくれて思いの外、美味しい焼きうどんになった。
いやモノがうどんなのパスタ風味。
手打ちパスタで通じるかも。
味も悔しいがペペロンチーノにちゃんとなっている。
水でしめているので腰もある。

うどんを使うと味が乾麺のパスタより染みこみやすいように感じる。
そして表面がパスタほどツルリとしていないので味がよく絡み美味い。

非常にお腹も気分も満足できた。やってみるものですね。