刀削雲呑

刀削麺（ダオシャンミェン）という小麦料理がある

中国では小麦の料理は麺に分類されていて刀削麺はその名前の通り金属の刃で小麦を練ったものを削り麺にして食べるもの

普通の家では作れないし熟練もいるので一昔前は幻の麺とも言われていました。

実際には麺と言うか長い厚めのワンタンのような食感なのですがなんとか家で食べたいなと。

でも道具も腕も無いので自分なりに「モドキ」にしてみました。

小麦粉をうどんより固めにこねあげて踏みこみ一晩、冷蔵庫に寝かせる
小麦粉と塩ひとつまみだけで練る
冷蔵庫で冷やすとぎゅっと固くなり削りやすい。
水分がでるので布巾やキッチンペーパーに巻いて袋に入れておくといい

湯をぐらぐら沸かしていよいよ作業開始

家で作るので長くは出来ないが２０センチくらいの長さの固まりにはしたい。
それを鍋の上で手に持ってピーラー（野菜皮むき器）でどんどん削っていく。

湯気に当たると生地がだれてくるので少し高い位置から落とすようにやるといい

きしめんより薄くぴらぴらした麺が出来ていく

多少短くても味には変わりが無い

薄いのですぐに茹るので食べる量を削り終わったらすぐに網ですくう。
小鍋で作る人はすぐに笊にあけてしまうといい。

湯を切って好みの味付けで食べると美味しい。

肉味噌とチキンスープでもいいしキムチスープ、あんかけ、和風だしでも美味しい。

あんかけはどっしりトロミがついているのではなくあんかけスープな方が麺にからんで美味しい。

自分は細く切った人参・白菜・筍・海老・豚肉をあんにしたあんかけで食べている。

豆板醤・甜面醤、胡椒・ラー油の肉味噌も良い。

めんどくさい人は麻婆豆腐の豆腐抜きにいれて食べてもいいとおもう。

細くなって削りにくくなった部分はそのまま餃子の皮にできる

おろし大根とキャベツ・人参すりおろしから水分を取ってチーズをいれた揚げ餃子なんかは皮が多少厚くてもピロシキみたいで美味しい。