甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

母とバザーとブドウ、ナシ

2017年10月08日 18時58分32秒 | 父母のこと、あれこれ

 母と3日間濃密に過ごしました。そのつもりでいましたが、ただ母に甘えていただけなのだと、家に帰ってきて妻に指摘され、図星をさされてションボリになりました。

 そうか、私はやはり役に立っていなかったのだな。あれこれ母の話を聞いてあげたと自分では満足していたけれど、ただ母が私の相手をしてあげただけで、母としては頼りない長男とのボテボテの時間だったのかもしれません。

 まあ、仕方がない。いくら実家へ帰っても、そういうパターンでしか過ごせません。

 金曜日、クルマで大阪へ出てみました。途中のお店で、三重県のみかんとナシを買いました。けれど、父へのお供えとしてはイマイチだから、伊賀地方に入ったら名産のブドウを買おうと思ったのです。クリも大きいのがあったら買おうと思っていました。

 農協のAコープに入り、伊賀地方の名張でとれた巨峰とピオーネを買いました。お供えのおまんじゅうも買いました。ついでにいちじくも最後の1パックを買いました。

 もう果物だらけのクルマで実家について、すべて下ろして、お供えしようとしたら、果物は明日の朝にしよう。とりあえずおまんじゅうだけ供えておいてということなので、母の言うとおりにしました。

 さあそれから、ずっと母の膝が不調であること、正座もできないこと、お風呂の湯船の中では正座ができること、お風呂での正座によって腰の負担が軽減され、腰痛はなくなったこと、何度も聞かされ、あなたもお風呂の中で正座をしなさい。私がこんなことで痛い痛いというなんて、考えても見なかった。私も年を取ったなあなど。

 いろんな話を聞かされました。自分からは何も話さず、ただ聞いてただけでした。

 私からの話題はなかったのか?

 ザンネンながら、仕事のことも、家族のことも、旅のこともあまり話せず、また話すこともなく、ただぼんやりしていた。そんなことだから、どんどんアタマが薄くなるのだとは思うものの、自分からガンガンと母に伝えることがなくて、ずっと母に言われっぱなしでした。



 ブログもそうだけれど、ただあるものを、あるように書こうと努力することはできます。そこから何か教訓を導き出すことはできないし、あるものを見ているだけで、そこに少しだけ楽しみは見つけることがありますが、たいていはつまらない楽しみなので、それを人に話すことはせず、ぼんやりしている。

 風景でもそうです。きれいな風景が車窓を流れていっても、それをつかまえることはできないし、うれしいのはほんの一瞬で、それをいつまでも残るカタチにすることはへたくそです。わがままで自分本意の写真と俳句しかつくれないのです。



 ジタバタしても、それが私の限界なのかもしれません。

 とりあえず、母が行きたいというバザーというのか、フリーマーケットというのか、母たちの世界の中では、バスと環状線で行く弁天町のフリーマーケット、ここは楽しみのひとつらしい。母はずっと行きたいと思いつつ行けなかったそうで、連れて行ってというので、今日、母と一緒に出かけました。

 私も、母に負けずに何か買おうとしたんですけど、タオルも、ウルトラマン人形も、ミニカーも、どれも手は出したけれど、買わずに帰ってきました。母は親戚にあげる服とか、自分で加工する端切れとか、そういうものを買ったようで、とうとう念願を果たしたということで満足しているようでした。

 10月は、地元でもいろいろなおまつりやイベントがあって、そこでもフリーマーケットやバザーが実施されて、お買い物が好きな母は、自分は使わないけれど、だれかが喜ぶだろうというものをたくさん買い込むみたいです。

 その景気づけが今日だったのかな。

 それから私は、たくさん母からお土産をもらい、帰ってきました。

 名阪国道を上野東インターで降りて、そこからずっと伊賀市を通って青山峠越えで帰ってきました。伊賀鉄道には会えなかったけれど、三重県ののんびりしたみどりの中を走っていると落ち着いてきました。

 ああ、わたしは三重県のいなかもので、都会で息しているよりも、こちらの方が落ち着くようになってきました。これからどうなるのか。それは不明だけれど、とにかく今は、大阪よりも三重県が気持ちが楽です。

 母も連れてきてあげたかったけれど、母は今晩、弟たち家族にごちそうを食べさせてあげるので忙しいようでした。それはそれでいいのかな。それに、母は三重県に来ると、母らしくなくなってしまいますからね。これが困った問題です。父がいたら、そういうことはなかったのかもしれないけど……。


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