m o n o l o g u e

taddy // graphic designer / artist / poet

t r a g e d y

2005-07-22 | he, he, he (-_-)/


ついでなんで、自虐ネタ、もう一発かましときます。

僕の特技その2。
「♀と間違えられる」編。


■ 男はつらいよ・1

あれは数年前のボスニアの丘での出来事。

自然豊かな丘に登っていると、地元の兄弟姉妹らしき人たちがフレンドリーに声をかけてきました。しばし楽しくご歓談。が、話題が急に「結婚」の話に・・・。

妹:「結婚してるの?」
僕:「まだだよ。」
妹:「よく働いてやさしい人なんてタイプかしら?(といって兄を指す)」
僕:「へ?」
妹:「ほんとよく働くし、強いわよ。どう?」
僕:「へ?」
兄:「(ニコニコ)」

緊急事態発生!
どのように応戦すればいいかメチャクチャ混乱!
最初、冗談かと思ってたら、マジだし!

なんかバズーカ砲をくらった並みにショックで&こっぱずかしくて、「I am a boy」と言うことが出来ませんでした・・・。

小心モノです、はい(; _;)


■ 男はつらいよ・2

これもまたボスニアでの出来事。
勘違いしないでくださいね!ボスニアってものすごく素晴らしい国なんですよ、マジで!

僕がある村の教会前の広場に座ってぼーっとしてたときのこと。

めっちゃごっついニーチャンがニコニコしてやってきて、僕の横に座りました。

ヤツ:「ハーイ!」
僕:「はーい。(なんだよ、一人でいろいろ人生について考え事してたのに・・・)」
ヤツ:「どこから来たの?」
僕:「日本だよ。」
ヤツ:「ゆーあーそーぷりてぃー!」
僕:「へ?」

そしてヤツは勝手に僕の手を握ってっきやがりました!

タンマ~っっっっっ!!!!!!!!!!!
領海侵犯!
許可しとらんぞ!!!!!!!!!!!!!

ヤツ:「オレのガールフレンドにならない?オレ、海辺の町に住んでるんだ。きれいなとこだよ。」
僕:「キョーミございません。アナタ、タイプじゃありません。」

ってかなー、確かに女顔してるかもしれへん。しかもめっちゃ細いわな。
でも胸ないべ!
のどち○こもクッキリあるべ!

ここで冷静に分析・推論してみました。
クロアチア人やセルビア人は、みんなごっついです。全員がミルコ状態(中身はめっちゃやさ
しい人たちなんだけどね)。もともと「戦士」の民族で、中世のフランスでは衛兵として雇われ
ていたくらいですから、そのごつさも折り紙つき。そういう連中から見れば、華奢な僕ちゃんは
♀に見えるんだろうな・・・。はぁ(溜息)。


■ 男はつらいよ・3

しかし、悲劇に更なる悲劇はつきもの。
浪花節だよ人生は。

その推論も見事に打ち砕かれるときがやってきました。
あれはウィーンの空港で土産を物色してたときの話。

文化のかほり高いウィーンらしいお上品なオバサマ店員がよってきました。

「May I help you, madam?」


オバサマ、今、なんとおっしゃいまして??

「マ・ダ・ム」?

それってもしかして僕ちゃんのことかな~?

しばいたろか、ババぁー!
名誉毀損や!九州男児をなめんなや!

女性、しかも人生経験豊富なオバハンにも♀と見られるとは(トホホ・・・)
しかし、ここでヒッキーくんにならないのがtaddyちゃんのよいところ。物事、すべてポジティブにね♪世界は僕のまわりに回ってんやから。つまーり僕ちゃんがウィーン少年合唱団のようにあまりにも眩しい美少年だったから、目がくらんだオバサマ、そう思ってしまったんでしょー。しょーがないなぁ~。ははは(鬱)

こうしてアナキンは運命にもてあそばれながらダークサイドに堕ちていったとさ(コー。ホー。)

そもそも全ての悲劇の始まりは、小学校のセンセーのせい!
忘れもしない小学6年生の謝恩会。
横に座った滝○センセーがこうのたまわれました。

「taddyくんは女の子みないな顔してるから、大きくなったらぜったいモテモテになるよ。」

その言葉に人生の希望の光を見いだしたけなげな僕。
愚かでした。人生、甘くない。

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拝啓

滝○センセー、

僕は謝恩会の席でセンセーがおっしゃったことを座右の銘として胸に刻み、前進してきました。
あれから20年。
センセー、「大きくなったら」というのはいつ頃のことなのでしょうか?
それともセンセー、「女性」にではなく「男性」にモテると言いたかったのでしょうか?
「モテるよ」とおっしゃっても、「誰に」と限定されなかったのはそういうことでしょうか?

夢と希望に溢れた少年をかどわしやがって!
教育者のハジや!

敬具
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それでもグレないで雑草のように逞しく生きてきているのは、一重に僕の人格のなせるわざでございます m( _ )m

taddy