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恭子先生の教室日誌

=考える子に 挑戦する子に=

教室の会費を、先生が自由に決めてもいいと言われたら・・・。

2009-03-19 11:56:08 | 日記
世界40カ国、420万人の子どもたちが公文式を学習している。

アメリカでの公文式教室は教室によって会費が違う。

中国やアジアからの移民の多い所と、大都市の物価には大きな差がある。
地域によっては、家賃や保険が高いので、やっていけないという。
そこで公文の会費(月謝)は、その教室の先生の自由裁量制となった。


自由価格では地域の教室の先生が相談して同じ値段にすることは禁じられている。
偶然同じになるのは構わない。
保護者はお安い教室を探すから、それだけの学習の成果をあげなくてはならない。
とはいっても教室と教室の間が3キロはあろうという国の話である。

国土が日本の25倍はあろうかという国のことを私は 即 理解できた。
アメリカ公文の先生たちはプロ意識があり、ビジネス感覚にも長けていて、
収入の不安定な日本の公文の先生を思って会費裁量制を勧めてくれている。

日本でこれをするとしたらと想像してみた。
本部への納入金額が決まっていて、会費を自由に決めていいと言われたら・・だ。


コジマへパソコンを買いに行ったら「他の店で当店より安い価格で売っていたら
その値段まで値下げします」という張り紙があったのを思い出した

私は、会費をいくらにするだろうか。
私は、生徒を伸ばしている自分の力と手間に対していまの会費は安すぎると感じて
いたので、きっと値上げする気がする。

少なくとも、数学5学年先になったら公文本天沼教室の月謝は1万円は欲しいところだ。
だからといって保護者が安い近隣の教室に移動するとも思えない。
3学年先学習者を表彰する進度上位者のつどいには、今年数学だけでも84人
参加という大家族で繰り出す優秀教室を自負している。

それと1歳2歳の幼児の能力をぐんぐん伸ばしている時期の私の指導も1万円以上
の価値はある。遠慮しても8500円だ。


しかし、私はこの会費裁量制を望まない。

近隣の教室とは、300mしか離れていない、自転車で5分とかからない日本の教室。
会費の差によるサービス過剰が教室間に軋みを生むのは必定。

公文式は自由主義経済市場の波間に浮かんだ教育法ではない


「公文式は、すべての子どもの学び易さを求めてできた学習法」である。

創始者公文公会長が、
「公文教室は 風呂屋の数ほどあるといい・・・・。
 子どもたちが遠くまで通わなくてもすむように・・・・
 どの子にも学び易いちょうどの学習が保証されるように・・・・」
と言ったから


しかしアメリカの公文の先生には男性も多い。
プロ意識には、学ばなければいけない。

会費裁量制ではなく、保護者からの負託を受けてお預かりした会費を、もっと
教室の指導に生かすことに十分使えるように変えていかなくてないけない。




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すばらしいです! (まっすぐ)
2009-03-21 00:51:04
ヤフーブログ→公文で先生のことを知りました。アメリカでの自由裁量制は、公文50周年の場で知りました。

数学だけで84人…チョー優秀教室ですね。開設15年の私など、生徒の絶対数すらその数に届いたことがなく、表彰生も年2・3人です。

11月頃「達成可能者」をピックアップし、今年はようやく6・7人になりそうです。
返信する
進度上位者は、自然には生まれない (恭子)
2009-03-24 09:46:11
まっすぐさんへ

この「達成可能者」をピックアップすることが大事ですね。

次にピックアップしたら、それを本人と保護者に知らせることです。

3月末に向けて三位一体の頑張りがスタートします。

これを、教室では突貫工事と呼んでいます。
突貫工事を経験した子どもは、大きく成長します。
幼児優秀児認定テスト合格後、100%の子どもが1年以内に中学基礎課程テストに合格しています。

進度上位者一桁を狙う(狙ってるのは先生と親)年少まりんちゃんは、E教材の分数が楽しそう。

同じく年長れおくんも、進度上位一桁(たぶんJ△△教材)を目指している。しかし、一桁というのは、どこまで進めば達成できるのか不明なところが厳しい戦いなので、少しでも進度を上げておきたいれおくんは昨日は、数学18枚やった。淡々とやるところが頼もしい。
小5の秀爾くんに「君 完全平方解るの?」と聞かれ、「はい 解ります」とこれにも淡々と答えていたれおくんでした。

2月3月の教室が好きな恭子先生です。
返信する
いいかげんに15年… (まっすぐ)
2009-03-24 23:15:36
恭子先生、コメント感激です。

指導者になったのが44歳の後発組です。先生とちょうど10歳差です。

弱小教室、しかもいいかげん指導者なのに、自力で頑張った子どもたちは本当に偉い!

でもふと、昨秋思ったのです、近いのならあの子にもこの子にも是非表彰を経験させたい、と。

現在11月に初めて英語に触れた六年生に表彰を期待し、今日も「表彰もそうだけれど、中学課程テストの受験が可能になるよ。切符は自腹だけれど、ご飯はご馳走するから、5月に函館へ行こう!」と言ったら、結構乗り気ですし…

とにかく近いうちに課程テスト通過者として、彼女の写真も掲示できそうです。
返信する

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