《大徳寺(塔頭)-「聚光院」(特別公開)》
前回に引き続いて「大徳寺-「聚光院」」を紹介します。
「真珠庵」とは比べものにならないくらい魅力的なお寺
でした。 その訳は、……。
- 説明は熟年のおじさんとおばさん-自分の言葉で気持ちをこめて。
- 写真撮影はもちろん禁止-でも立派なパンフレット付いてます。
- 庭の手入れも怠りなく-特別公開の環境は申し分無し。
- 観るものが盛りだくさん-特別公開のタイミングも良し。
「聚光院」
表門
撮影可
「聚光院」で特筆すべきは、方丈襖絵 です。
国宝 狩野永徳筆 「花鳥図」
「水くぐりの梅」とも称して梅の枝が流れに沈み
川の流れが勢い良く、その流れが方丈の前の
枯山水につながる情景である。
以下の写真は「絵葉書」より。
「方丈庭園」-枯山水の平庭 は「百積庭」とも称し
襖絵を描いた狩野永徳と千利休の合作といわれ、
庭の下絵を狩野永徳が描き、千利休が整えたと
伝えられる。
方丈の内と外で一体的な「場」を完成させた「千利休」
「狩野永徳」のコラボレーション。
この襖絵は今回が最後だそうです。
特別公開後、京都国立博物館への
寄託が決まっており、国宝 桃山時代
の最高傑作は大事に保管されるの
です。
「襖絵」と「庭」が同じ意図のもとに造ら
れたものの片方がなくなる。
残念です…。
「聚光院」は千利休居士のゆかりのある
お寺です。
利休の父母、三千家(表千家、裏千家、
武者小路千家)の菩提所として今日に
至る。寺内には、利休好みの三畳の茶
室 「閑隠席」も公開されている。
千利休居士之墓もあり、毎月二十八日
には三千家交代で利休忌法要が営ま
れる。ちなみに 1/27、28 2/27、28 3/7、8
は拝観不可。
次回は「瑞峯院」と「大仙院」を紹介します。
主に「瑞峯院」です。
今回のお寺のはしごで、それぞれのお寺の有様がこんなにも
異なるものかを痛感しました。
「もてなしの心」の違いがこんなに異なるものかと…。
次回お楽しみに!
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