京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

■「京都で一番好きなお寺」其の二 ♪

2007-02-16 22:32:49 | まち歩き

《大徳寺(塔頭)-「聚光院」(特別公開)》

前回に引き続いて「大徳寺-「聚光院」」を紹介します。

真珠庵」とは比べものにならないくらい魅力的なお寺

でした。 その訳は、……。

  • 説明は熟年のおじさんとおばさん-自分の言葉で気持ちをこめて。
  • 写真撮影はもちろん禁止-でも立派なパンフレット付いてます。
  • 庭の手入れも怠りなく-特別公開の環境は申し分無し。
  • 観るものが盛りだくさん-特別公開のタイミングも良し。

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「聚光院」
表門
撮影可

「聚光院」で特筆すべきは、方丈襖絵 です。

国宝  狩野永徳筆 「花鳥図」

「水くぐりの梅」とも称して梅の枝が流れに沈み

川の流れが勢い良く、その流れが方丈の前の

枯山水につながる情景である。

以下の写真は「絵葉書」より。

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「方丈庭園」-枯山水の平庭 は「百積庭」とも称し

襖絵を描いた狩野永徳と千利休の合作といわれ、

庭の下絵を狩野永徳が描き、千利休が整えたと

伝えられる。

方丈の内と外で一体的な「場」を完成させた「千利休」

「狩野永徳」のコラボレーション。

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この襖絵は今回が最後だそうです。

特別公開後、京都国立博物館への

寄託が決まっており、国宝 桃山時代

の最高傑作は大事に保管されるの

です。

「襖絵」と「庭」が同じ意図のもとに造ら

れたものの片方がなくなる。

残念です…。

「聚光院」は千利休居士のゆかりのある

お寺です。

利休の父母、三千家(表千家、裏千家、

武者小路千家)の菩提所として今日に

至る。寺内には、利休好みの三畳の茶

室 「閑隠席」も公開されている。

千利休居士之墓もあり、毎月二十八日

には三千家交代で利休忌法要が営ま

れる。ちなみに 1/27、28 2/27、28 3/7、8

は拝観不可。

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次回は「瑞峯院」と「大仙院」を紹介します。

主に「瑞峯院」です。

今回のお寺のはしごで、それぞれのお寺の有様がこんなにも

異なるものかを痛感しました。

「もてなしの心」の違いがこんなに異なるものかと…。

次回お楽しみに!


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